2023年4月28日金曜日

50年後の日本

 先日2070年まで50年間の将来推計人口が公表されました。

50年後 
・人口は8700万人(現在に比べ3割減少)
・高齢化率は4割(2040年代にはすでに4割を超え高止まり)
・全人口の1割が外国人
・出生率は微増するが日本人女性に限った出生率は上がらず、外国人女性の出産による影響が大きい

これまでも伝えられてきた情報であまり驚かなかったのですが「高齢化率4割」はやはりなかなかの数字だと思いました。現在の高齢化率は29%ほどです。社会保障給付費がますます増え、若年世代の負担が大きくなります。消費税ももちろん上げなければならないでしょうが、今の年金制度は維持できなくなり「老後資金は自分でなんとかする」というのが当たり前になることと思います。「自助努力」と聞くとなんとも突き放されたような気分にもなりますが、国や誰かに頼らずともなんとか生活できるように少しづつ備えをしていくしかないと思います。

人生100年を生きるお金がない・・・とお金の心配ばかりしながら生活するのはなんとも風情のないことだと感じますが、人生設計なくこのまま漫然と過ごすことはもっと不安です。少しずつでも現実に向き合おうと思いました。         (担当 I)


2023年4月26日水曜日

空き家問題

「空き家対策特別措置法改正案」という言葉を、ニュースや特集記事などで目にするようになりました。

 空き家対策を強化するために、除去や有効活用・適切な管理を促すための法案です。「特定空き家」「管理不全空き家」の認定を市区町村から指定うけると、指定を受けた所有者は、改善指導・勧告に従わなければ、税軽減特例の対象から外れ、固定資産税額が増える仕組みだそうです。

 託された(遺された)側の人は、認定を受けないためにも、放置せずこまめな手入れや修繕をしなければなりません。空き家となった家の固定資産税・お手入れするための交通費代は勿論の事、掃除の為の水道光熱費などの支出は考えなければなりません。些細な金額かもしれませんが、住んでいない家の為に時間・体力・費用はかなり大きいものとなります。

 誰もいない家の管理をするより、住居人がいるうちにこまめに訪れ、今後の事を話していく機会を増やしていくのも一つの方法です。こまめに訪問するうちに、愛着が増え、私に任せてと言えるようになったら、もう少し空き家の数は減っていくかも知れませんね。

 終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)

2023年4月25日火曜日

まだまだ若いのですが(笑)思い出をまとめて

写真整理協会のアドバイザーになってから、手始めに自分の写真を整理しだした頃のお話です。

               

 フィルム時代の写真は、撮り直し出来ないので、【おすまし顔】&【ここぞ!のベストシーン】が多く、だからこそ思い出が深く語れる写真が多かった気がします。 デジタルカメラに変わって、気軽に撮れるようになり、パラパラ漫画のようなコマ写真だったり、携帯電話のカメラ機能が充実してくると、なんでこの写真を撮ったのだろうと首をかしげる枚数が多々ありました。 取り直しがきかない状況下では、思い出を残す為に、気軽に撮れる環境では情報の共有の為と、写真を撮る目的が違ってきているように思われます。

 エンディングノートと一緒に、自身の想い出写真を数枚保管しています。最近の思い出もよりも、フィルム時代の写真の比重が多いのですが、自分の歩み・楽しかった思い出をコンパクトなアルバムにしてみました。楽しかった気持ちに戻れるように、こんな人生楽しかったなと実感できるように、なにかあった時に持ち出せるように。

 人生100年時代、まだまだ先は長いのですが、写真整理も終活の一つだと思っています。 終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)


 弊社では、ご自身の歩みやペットの記憶として、写真と映像で想いを残すサービスを提供しております。ご興味・ご関心のある方は、こちらへどうぞ(画像をクリックするとHPに移動します)


2023年4月21日金曜日

AIとの付き合い方


新年度になり「チャットGPT」に関するニュースを耳にする機会が多くなりました。
チャットGPTは生成AI、対話型AIともいわれ、人間の質問や指示に応じて自然な文章で回答する人工知能だそうです。

中央省庁や自治体などもチャットGPTを業務に導入することを決めたとか、大学がチャットGPTとの関わり方について見解を発表したとか、日々色々な話題を耳にします。反面、機密情報の漏洩、著作権の問題など課題も多いようで、規制の動きも同時進行しているようです。

詳しいことはよくわかりませんが、子供がチャットGPTを使って作文の宿題をしたりしては困るなと思いました。「作文を小学生風に・・」のようなリクエストができると聞いて唖然としました。


AIと聞くと「将来仕事を奪われる」など若干負のイメージもあります。しかし労働力が不足するという未来に、なくてはならないものになっていくであろうことは間違いありません。

介護の現場でもAIロボットが活躍しているというニュースを耳にしたことがあります。AIロボットが入所者の会話の相手をしたり、AIロボットに合わせて体操をしたりするそうです。体操を嫌がるお年寄りもAIロボットとならできるとか、AIロボットの指示なら腹を立てずに聞けるとか興味深い話もありました。

高齢世帯にかかってきた特殊詐欺の電話を、電話機に設置されていたAIが検知し犯人逮捕につながったというニュースもありました。

AIとうまく付き合うことができればこの先様々なシーンで助けてもらえそうです。柔軟に受け入れることも大切だと思いました。  (担当 I)

2023年4月19日水曜日

コミュニケーションはいつも大事!

 おひとりで住まわれている高齢女性の方がいらっしゃいます。最近、ヘルパーさんが別の方に変わったそうです。とても、テキパキされていて、前任者同様、とても助かっているそうです。

 ある時、年金の受取通帳の記帳をしたいと思ったそうで、高齢女性の方は、「通帳がなくなったから(繰越をしにいきたい)」とヘルパーさんに伝えたところ、ヘルパーさんは【通帳を紛失した】と受け取り、ひと騒動あったそうです。


 人と話す・会話をするという事は、自分・他人の考えをお互いが理解しあう動作です。人に伝えたからといっても、例にあげた高齢女性のように、自分の中で経緯を消化し、結論だけ相手に話しても、相手は100%理解をしてくれない場合がほとんどです。年齢を重ねていくと、思い込み・固定観念や経験上での根底の考えが強くなっていきます。聞く方も自身の経験・固定観念にとらわれず、とことん聞いてみる事です。

 若い方は、『陰キャだから』『人見知りだから』と、他人との間に、シャッターを降ろしてしまいがちです。心が柔軟な時だからこそ、自分の気持ちに向きあうため・他人の気持ちを理解するための一つの練習だと思ってください。          


 人生を重ねていくと、「わかっているよね」「こうだよね」という固定観念を取り外して伝え受け取る行為が難しい時が来ると思います。その期間を少しでも短くするために、元気で若いうちから、コミュニケーションの時間を大切にしていきたいものです。

 終活は元気なうちに少しずつ (担当 M)

2023年4月17日月曜日

重要な暗証番号

キャッシュカード・クレジットカードの暗証番号、ネットバンクの暗証番号、パソコンやスマートホンを起動させるための暗証番号、マイナンバーカードの暗証番号・・・・。

 どれだけ、覚えていれば良いのでしょうか。そして、いつまで覚えていられるのでしょうか。 以前、私の父が、パソコンに諸々の暗証番号を、ロック機能も付けて保存をしていましたが、そのフォルダをあけるパスワードを忘れてしまったと家族で大騒ぎをした記憶があります。大騒ぎをした記憶はありますが、結果どうだったかは残念ながら覚えていません。。。


 人は忘れるものです。ですが、暗証番号・パスワードなどは覚えておきたいものです。そのためには、、、

  

 ①パスワードや暗証番号が必要な種類を絞り込んでおく。  

   利用頻度の少ない金融機関を整理       

 ②パスワードをデジタル化にする。

   メモに書いたものをデジタル写真に残して、「写真を見る!」などの指示書きを。

  (スマートフォンなど、ネットに接続できるものは流出を考えて避ける事)

 ③メモした文字を目隠しシールなどで隠す

   剝がしても別のシールを貼れば済んでしまう。個人的にあまりお勧めはしません。


思いつくのは3つ程しかありませんが、まず①を行う事が大前提です。

一番よい方法が出てきたら、ご報告したいと思います。

終活は元気なうちに少しづつ (担当 M)

2023年4月13日木曜日

黄砂にご注意を


 東京で黄砂が確認されるのは2年ぶりということです。
・外出時に不織布マスクや眼鏡をかける
・洗濯物は部屋干しで
とニュースでもしきりに注意を呼び掛けていました。

そもそも黄砂とは中国大陸の砂漠の砂が巻き上げられたもので、それ自体がものすごく有害、というわけではないそうですが、砂が工業地帯の上空を通過する際に大気汚染物質を吸着し、日本に降下してくる頃には汚染物質になっているそうです。

視界が悪くなり交通に支障が出たり、車や洗濯物を汚すのも困りものですが、何よりも人体への影響が気になります。
・アレルギー(目のかゆみ、結膜炎、くしゃみや鼻水)
・循環器疾患(脳梗塞、心筋梗塞)
・呼吸器疾患(ぜんそく、咳)

そういえば昨日、近くにいた方が激しく咳き込んでいました。主症状はアレルギーだと思いこんでいましたが、命に関わる疾患に関連があるとは怖い事実です。

便利な世の中、「黄砂レーダー」なるものを見つけました。リアルタイムで黄砂の量がわかるようです。こちらをチェックしながら注意して過ごそうと思います。   (担当 I)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

2023年4月12日水曜日

自分で見学してみよう、老人ホーム

自宅から離れずに一生を終えたいと思われている方も多い事でしょう。ただ、今後の体力・体調・サポート体制を考えると、最期まで自宅で過ごす事が出来るでしょうか。

 民間の有料老人ホームは、見学ができるようです。出来れば、動けなくなって他人に選んでもらうよりは、自身の感覚・体験から自身の意志で決めていきたいものです。後期高齢者になる75歳頃までに、ご自身で決められたらより安心ですね。

 その際は、費用(入居時・月費用・追加費用・費用の対象項目)、提携医療体制、食事、退去の条件などをチェックしていくのが良いと思います。特に退去の条件は、どの程度まで介護サポートをしてくれるのか、また、過去の退去者の理由を具体的にお聞きできれば、なお、施設に対する理解が深くなります。

 若い頃の新居や引っ越しと同じように、今後お世話になる場所は自分で納得のいく環境を選択していきたいものです。未来の姿が具体的に想像できると、生きる強さにもつながります。


 終活は 元気なうちに 少しずつ(担当 M)

2023年4月10日月曜日

所有者不明の土地対策

 前回のブログ【「相続登記申請義務化」まであと1年】(2023.4/7)でも述べておりますが、4月から国が本腰を入れています。①遺産分割協議に10年の期限②相続した土地・建物の登記義務化③相続する土地を国が引き取ってもらう、相続土地国庫帰属制度 の3つです。

 空き家が犯罪に使われたり、それに伴い居住環境を乱されたり、持ち主が分からない土地は勝手に手を付けられないなど、有効活用が出来ない土地の解消となります。以前、司法行政に携わっていた時、遺産分割の合意がなかなか出来ず、何年話し合いが行われているのだろうと年数を数えてしまいたくなる事もありました。全員の合意もさることながら、日程調整も大変だったと思います。

  

 土地・家の相続は、早めに行動した方が良いですね。不動産関係のご相談は、法務省や司法書士が相談窓口になると思います。

  終活は元気なうちに少しずづ (担当 M)

2023年4月7日金曜日

「相続登記申請義務化」まであと1年


相続した不動産について、これまでは登記をしなくてもペナルティはありませんでしたが、2024年(令和6年)4月から義務化されることになりました。

相続登記されないまま放置された土地が増加し、空き家や所有者不明土地等が土地の有効利用を妨げる点などが社会問題化し、その解消のために民法が改正されるそうです。

亡くなった方名義の土地・建物を、3年以内に相続登記(名義変更)しなければなりません。気を付けたいのは過去の相続についても対象になるということです。過去に相続され、これまで名義変更されないままである不動産も対象になります。ただし相続から3年経過していたら、2027年4月1日までに登記を行えば良い・・と多少の猶予はあります。

「過去の相続についても対象」というのはかなり大変なことだと思います。これまで放置してきたことを行うには相当な労力が必要です。登記(名義変更)をしないまま何年も経過していれば相続人の数も増え複雑になっていたり、相続人が高齢化しているケースも多いはずです。

私の知人もこの問題の当事者です。相続した土地は故人の名義のまま。どうしてよいのかわからないまま民法の改正は迫っています。私ならば・・と考えるとやはり専門家に相談することを勧めたいと思います。                   (担当 I)


行政書士 田村通彦事務所 ℡03-3458-3508 では
相続のエキスパートがご相談に応じます。司法書士の先生とも提携しておりますので
一度お問い合わせいただくことをお勧めします。

2023年4月5日水曜日

特養ホーム利用に際して

 特別養護老人ホーム(特養ホーム)は、公的な施設。65歳以上が対象・要介護3以上の方が利用できるようです。公的施設なので、費用がお安めかと思っていたが、意外と高いと感じる人が多いと、以前、新聞記事にありました。


  減額制度が利用でき、【特定入所者介護サービス費】という補助になります。保有する預貯金・金融資産と年金収入などで4段階に分かれて補足給付が決まるようです。補助を受ける時は、毎年決められた書類を自治体に提出し【介護保険負担限度額認定証】の交付を受ける流れになります。

  ただ、金融資産も加味されるために、入所後に相続・家の売買などで収入が増えたら対象外になる事となり、基準判定も厳しそうです。 

   申請の対象範囲など、詳しくはHP【厚生労働省 介護事業所・生活関連情報】などでご確認ください。

  終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)

2023年4月3日月曜日

新年度

 朝の通勤電車内の顔ぶれも、今までと少し違うような気がしました。新生活が始まった皆様、楽しみながら1日1日を大切に過ごしてください。


また、年度が変わっても何も変わらない大多数の社会人の方々。マンネリ化せずに毎日が新生活のスタートです。お互い若者に負けずに楽しんで一日と向き合っていきましょう。(担当M)

ご実家では終活の話を

  今週末から、大型連休が始まります。旅行や買い物など、楽しい計画は進んでいますか?  ご実家に帰られる方。是非、ご家族での会話の中で、「終活」についてお話ください。確かに持ち出しにくい話題の一つです。しかし、万が一のことを考えた場合、苦労されるのはご自身です。  会話の糸口とし...