2022年4月29日金曜日

ご実家に帰られる際は

 大型連休が始まります。何年かぶりにご実家に帰られる方もいらっしゃるでしょう。


つもる話もたくさんありますよね。たくさん会話をしてみてください。ご家庭によっては、家の中でもマスクで会話をする場合もあると思います。年代を問わず、久しぶりにお会いする方との会話は話す速度に違和感を感じることもあるでしょう。マスクで話しにくいかも知れませんが、マナーを守りつつ、はっきりとした言葉で話すことを心がけたいものです。

 そして、ご実家に帰られたその時には、荷物が床に置いたままになっていないか、高いところに贈答品が積んでないか、自分たちが残していったもので倉庫状態になっていないかをいま一度確認をしてください。


 その場で「片づけて」「捨てて」などのワードを使うと楽しい時間に水を差す事になるパターンが多く見受けられます。今回は心に留めて、少しずつ、住みやすく安全な場所を確保するお手伝いをしていきましょう。

 楽しい連休をお過ごしください。


  終活は周りの協力・思いやりも大切です。(担当 M)

2022年4月27日水曜日

自分史を作ってみる

 エンディングノートには、必ず、生い立ちからの出来事・ライフステージを記入する箇所があります。平々凡々と過ごしてきた私にとっては、何の面白味も感動を呼ぶような話もなく、わざわざ残さなくても・・・としばらくそのページは空欄のままでした。


 自分の写真を整理していると、何故か自分の足跡を残してみようかなと思っていくのが不思議です。有名人ではないので、人に見せる・自分の偉業(?)を伝える目的ではないのですが、悲しいことも嬉しいことも全てが今の自分の礎となっている事を再認識する手助けになりました。


 写真を見ながら人生を振り返ると、悲しかったり辛かったことも時間が解決している事に気づきます。楽しかったり嬉しかった事は、より鮮明に思い出されます。文章にすれば誇示した自分になりそうなので、エンディングノートには箇条書きで書き始めました。


 書き始めると、あれもこれもと記入欄が足りなくなる現象が・・・・。不思議なものです。自分の人生を振り返り、自分自身を褒め・認めると、自然に今後も頑張れると思えてきました。これから先、何があっても何とかなる、私は大丈夫と自信につながっていく気がします。 


 【終活】の為というよりも、自分を再認識するために、エンディングノートを書いていきませんか?

  終活も出来る事を出来るうちに  (担当 M)

    


 

2022年4月25日月曜日

姿勢をまっすぐ

日常に追われ、時間に振り回されている時に、ふと、ショーウィンドウや鏡に映った自分の姿にショックを受けることがありませんか?猫背の姿をみて、「あぁ、年取ったなぁ」とつくづく嫌になります。

 年齢を重ねていくことに抵抗はないのですが、いつまでも颯爽とした姿でいたいと心掛けるようにしています。しかし、脳内の自分は20代の頃の姿。現実とはかけ離れすぎており、ショックを受けるのも無理はないと納得。

 だからといって、若さを取り戻そうなどという意欲はありませんが、少なくとも、姿勢は綺麗にとあがいています。常に心掛けていることは結構難しいので、せめて自分の全身を見た時には背筋を伸ばし姿勢をただして過ごそうと心がけ始めたばかりです。小さなこだわりから習慣に変わっていけばよいかなと、自分に甘く目標を設定しています。
    

 年齢を重ねていくと、諦めのほうが多くなってしまいますが、何か一つ【こだわり】をもって日々を過ごすのも良いかもしれません。

 (担当 M)

2022年4月21日木曜日

事実婚カップルが子供を持つこと(子の氏【姓】について)


選択的夫婦別姓裁判がニュースになると、世論は賛成か反対かという話題になります。賛成意見は徐々に増えているようです。

今後裁判がどういう方向に向かうかはわかりませんが、夫婦別姓も、近年増えていると言われる事実婚も「子の氏」に大きな関わりを持ちます。
子の意思を置き去りにして議論すべきでないという意見もあります。

夫婦別姓は「親子別姓」になるということです。
事実婚で出産すると、子は母親の戸籍に入り母親の氏になります。父親が認知し家庭裁判所で手続をすることで父親の氏になることもできますが、子供が生まれると、母親の氏にするか父親の氏にするかを決めなければなりません。兄弟姉妹が生まれた場合も氏をどうするか、それぞれの選択となります。

受け止め方は人それぞれなので、当人にとって些細なことであるのならそれで良いと思います。集団に属する年齢になっても不利益を被ることは特にないかもしれません。学校なども配慮してくれるはずです。ただ、子の意思は尊重されて然りだとは思います。


少しケースは違いますが、小学生の頃2つ年上だった友人は、当時両親とも妹とも異なる名字でした。祖父母の家を継ぐ(相続)というような事情でしたが、「どうして?」と誰かに聞かれてもはっきりと明確に説明をしていたことを覚えています。

利発でしっかりとした人でした。当時珍しかった「親子別姓」であるのに、誰にも何も言わせなかったのは、その聡明さや堂々とした佇まいのせいだったのかな・・・と今になって思います。                             (担当 I)

2022年4月20日水曜日

家系図を見てみる


 相続を考えたり、手続きを開始するときには、必ず戸籍を取って家系図を作ります。これは相続人を特定するためです。親戚などの交流がある方は、たやすく家系図が完成できるとお思いでしょう。


 しかし、それは【今】の時代の考えかもしれません。【血筋】を大切にしていた時代の方々が高齢者でいらっしゃいます。

 

 今では差別だといわれるかも知れませんが、かつて男子が産まれなかったご家庭・歴史のある家系に育った方が、親戚の男子を養子として籍を入れていたというケースがありました。手続きをしていた親はすでに他界し、戸籍上養子の男児も今は高齢者。本人は養子であることも知らなかったため、遠い親戚の訃報と共に自分が養子であり相続人である事を初めて知ったということでした。この場合も、相続のために戸籍を調べない限り、誰も知らない事実だったそうです。

 ちなみに、養子は特別養子縁組と普通養子縁組があり、特別養子縁組は、親子関係は養親のみであり、普通養子縁組は実親と養親との両方に親子関係が成立します。


 小説やドラマの中でありがちな血筋問題。実際・現代で初め聞いた話ですが、もしかしたら誰でも可能性はあるかも知れません。自分の資産・想いを遺したい人に託せるように、一度家系図を確認するのもよいかと思います。


 終活は元気なうちに出来ることから。相続を争族にしないために。(担当 M)

2022年4月15日金曜日

高齢化と自治会(町内会)について思うこと


地方に住む高齢の親族が、今年度「町内会班長」を引き受けることになりました。
輪番制で何年か振りに担うことになったため、少々戸惑っている様子ではありましたが、拒否をする健康上の理由も無いので引き受けるようです。

「何歳までできるのだろう・・」話を聞いた時、私も咄嗟に思いましたが、社会との関わりにもなるので一年間無事に役目を終えてほしいと思いました。

自治会・町内会によっては
高齢者の免除規定
申告による拒否権

があるところもあるようですが、高齢者世帯が多い昨今では高齢の方を年齢で除いてしまうとそれ以外の世帯の負担が大きくなりすぎるため、特にきまりを設けていないところが多いようです。


単身世帯も増え、若い世代の世帯であっても個別の事情を抱えていたりします。
非正規雇用で休みを取ることが死活問題なのに、自治会・町内会の仕事などできない・・というような意見はもっともであるし、負担は全世代での共通課題だと思います。

かと言って、出来る人だけで担うというのも公平ではないし、我慢する人・負担を負う人で回っていく世の中の仕組みはおかしいと思います。

「任せる人、担う人」、そのあいだに報酬が発生して良いと思うし、何よりも必要なのは役務を大幅にカットして負担を減らしていくことだと思います。自治会も町内会も(ついでにPTAも)変わるのは必然だと思っています(持論です)。                                 (担当 I)

2022年4月13日水曜日

実家の片づけ

自宅の片づけより気力を使うのが、実家の片づけだと思います。

子供であった自分達が巣立っていったあと、人数が減った家には、当然、空間が増えてきます。そして、いつのまにか子供である私達の「今は使わない」物が集められていきます。思い出の物もあれば、捨てる事を先延ばしにしているものが実家に蓄積されていくのです。

 しかし、実家は物置や倉庫ではありません。自分よりも年配者が住んでいるのです。自分のものではない物に囲まれて生活していかなくてはなりません。親心から、「○○が使っていたもの、懐かしいな」「○○の部屋は狭いだろうし」と、子供たちの事を思って物を引き受けをしていきます。

 では、子供は親の気持ちを考えることはあるでしょうか。この場合、親の気持ちよりも親の体力を考えてみましょう。私自身も親の好意に甘えてきた立場ですが、何の心配もいらない親の体力だとしても、【もしも】のリスクは少なくとも自分より高いのです。

 物より思い出を増やしていくことを子供としては考えてあげたいものです。 (担当 M)

2022年4月12日火曜日

写真を見る時はどんなとき?

ご自身や家族の写真を見る時はどんな時ですか?

 幼少期に、壁や目につくところに写真があると、自己肯定感を育てるといわれるようになってから、部屋に飾るご家庭も多いかと思います。お子様が学校に通っている時期は、イベントごと・毎年の誕生日や、帰省時に祖父母の見せる事もあるでしょう。 大人になって、仲間やパートナーとの楽しい思い出を写したものを飾っているご家庭もいるでしょう。

 現在、飾っている写真以外は、どんな時に目にするのでしょう。せっかくの思い出の一コマをずっと見ていないというのは勿体ないように思います。

 たまには、アルバムを広げて楽しかった時を思い出すことをお薦めします。(担当M)

2022年4月8日金曜日

成人年齢引き下げのはなし


2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられました。各国の成人年齢は多くが18歳であり、日本も世界標準になったわけですが、子を持つ大人からすれば心配なことも多いのではないでしょうか。

自身の経験からみても、社会のことや契約について理解できるようになったのは就職する年齢になった頃であった気がします。学生の間は世間を知る機会も少なかったように思います。令和3年度学校基本調査(文部科学省)によると高卒の進学率は83.8%で過去最高を更新しています。18歳は多くが学生です。

詐欺に遭わないだろうか、取り返しのつかない契約に巻き込まれないだろうか等々心配はつきません。18歳になると親が「未成年取消権」を行使できなくなり、正直怖い気がします。

個人的にはまだまだ頭が追いついていきません。


18歳(成年)になったらできること
・親の同意なしの契約(携帯電話・ローン・部屋を借りる・クレジットカードを作るなど)
・10年有効のパスポート取得
・公認会計士、司法書士、医師免許などなどの国家資格の取得
・女性の結婚可能年齢、18歳に引き上げ
など

20歳にならないとできないこと(これまでと変わらないこと)
・飲酒
・喫煙
・ギャンブル
など                      (政府広報オンラインから抜粋)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      

                                 (担当 I)  

2022年4月6日水曜日

相続人不存在

誰が相続人であるのかは、民法で決められれています。配偶者と①子②父母・祖父母③兄弟姉妹という順番で相続人になります。 ただ、相続人となる人が誰もいない場合も多く見受けられます。 戸籍をたどっても、配偶者や子などの相続人へつながりがない場合は、「相続人不存在」として推定されます。

  この場合、相続財産はどうなってしまうのでしょうか。

手順は大まかに次の通り。

 検察官や利害関係のある人が家庭裁判所に相続財産管理人選任の申し立て
         ↓
 家庭裁判所からの相続財産管理人の選任・公告 相続人捜索の公告
         ↓
 相続人不存在の確定
         ↓
 特別縁故者からの相続財産分与の申し立て
         ↓
 家庭裁判所による相続財産分与
         ↓
 残った相続財産の国庫帰属と引き渡し
          

最後は、国庫になってしまいます。お一人様が当たり前になってくる時代。節税を考えるのと同じぐらい、残すべき財産を一度考えてみてもいいかもしれません。
  終活は元気なうちに出来ることから  (担当 M)

 

2022年4月5日火曜日

会話をするということ

日中、BGMで流れているラジオから、「しばらくお休みをいただいて、ずっと一人だったのでしゃべれるかどうか心配」というような話が聞こえてきました。そういえば、一人暮らしの年配者の方から、「一人だから何をするわけもなく、ぼーっとしているから人と話さなくなった。たまに来るヘルパーさんと話していても言葉が出てこなくて・・」という悩みをよく聞きます。ラジオで話されている方はまだ20代ぐらいの方だと思いますが、同じことかしら?とふと思います。


  ここ数年の人との接触を避ける行動・黙ったままの行動のお陰で、雑談すら少なくなった実感があります。そして、会話という言葉のキャッチボールというより、一方通行の伝達になりつつあります。会話をする事は、相手の話を聞き理解する・自分の気持ちを伝えることの繰り返しです。相手の事を考え言葉を選ぶこともあるでしょう。より理解してもらいたいために言葉を探す事もあるでしょう。相槌で相手の気持ちがわかる時もあるでしょう。たわいのない会話でも、いろんな言葉を探し・発し・理解し・表情を読み取るといった様々な機能を駆使していると思われます。


  何気ない会話でもよいのです。脳に刺激を与えるためにも、言葉のキャッチボールを心がけてみましょう。


  元気な今から終活を  (担当 M)

  

 

2022年4月1日金曜日

2周年を迎えました

 ~思い出の写真を集めて自分史作り~

本日2周年を迎えました。

行政書士がお勧めする終活の第一歩!

写真と映像で綴るあなたの人生の大切な記録を
DVD/ブルーレイに残しませんか。写真整理アドバイザー上級の資格を持つスタッフがお手伝いします。

終活のひとつとして、想いを残すお手伝いをいたします。

   (担当 I / M)

ライフヒストリー「私の軌跡」厳選した記録を映像化 (admini-s.com)



ロボットは高齢者を救う?!

 かつてロボットと言えば、鉄腕アトムを筆頭に、鉄人28号・ロボコン・奇天烈くんなど、アニメや特撮だけの活躍でした。技術と企業の熱意によって、アイボやペッパーなど、人を癒す系のロボットの進化が止まりません。そして、それらロボットは、高齢社会の中でも活躍しているようです。      ...