2022年10月25日火曜日

たかがポイントカード

 お財布の中に、クレジットカードやポイントカードがありませんか?お買い物ポイントがつくカードは何種類もあるという事はありませんか?キャッシュレスで小銭が少なくなり、お財布の重さが気にならなくなりましたが、その分カードの保有数が多くなっていませんか?

  一度、カードの利用頻度を検証してみると、スリム化すると思います。            

 先日、殆ど使わなくなったポイントカードを破棄しようと思いました。ポイントを貯める目的の利用だったので、カードを破棄するだけと思っていましたが、数年前、親会社が変わったようで、頻繁に届くダイレクトメール。公式HPで確認してみると、やはりその登録も削除申請をしていかないといけなくないそうです。(アドレスなどを変えれば届かなくなるとは思いますが)


 会員番号・パスワードでログインし、解約手続きをしていくのですが、ここで更に問題発生。個人情報が何度やってもエラーとなり、よくよく記憶をたどれば、数十年前に子供の買い物用に作ったポイントカード。連絡先以外は子供情報、しかも引っ越し前の固定電話という事もあり、ポイントを貯めるだけのカード解約に思わぬ時間と労力を費やしました。


 こんなことなら、使わなくなった段階ですぐに手続きをしておけばよかったと、後悔しております。人生の片付けも、元気で気力のあるうちに行わなければなりませんね。

  終活は 元気なうちに少しずつ (担当 M) 

2022年10月18日火曜日

人生終盤の再婚と事実婚


いわゆる「熟年」と言われる年代で再婚する方が増えているそうです。人生100年時代、これからは珍しいことではなくなるのかもしれません。

この年代での再婚の場合、既に独立した子供がいたり、築いてきた財産があったりします。入籍にメリットを感じなかったり、相続などのトラブルを避けるために「事実婚」を選ばれることもあると思います。

事実婚の場合、パートナーに相続権はありません。もしものことがあった時、支え合ってきたパートナーがお金や住まいのことで路頭に迷うことのないよう備えが必要です。

事実婚パートナーに財産を渡すには
・遺言書を作成し相続できるようにする
・生前に贈与しておく
・生命保険の受取人にしておく
など方法がいくつかあります。

ただし、相続するにも、贈与を受けるにも、家を受け継ぎ名義を変えるにも、事実婚パートナーには、法律婚の配偶者に比べ高い税金が課されるのです。税の優遇が全くないのがデメリットです。

事実婚パートナーには、納める税金分を考慮した金額を(多めに)残していただきたいと思います。

詳しくは専門家にご相談ください。               (担当 I)

行政書士 田村通彦事務所 ℡03-3458-3508 では

事実婚、相続、後見契約についてのご相談を承っております。 

2022年10月17日月曜日

会話をしましょう。

後期高齢者世代のお一人暮らしの友人がおります。お話をするようになったのは10年以上前でしょうか。通っていた飲食店で顔見知りとなり、お話をするようになりました。その方のお孫さんのお話や趣味の話などで、親しくさせていただいております。
 ここ、数年、直接お会いできることがなかったのですが、今年の夏ごろから、常連同士・いつものお店で、また、お目にかかる事も多くなりました。

 そして、最近、その友人との会話の中で違和感を感じるようになりました。話しと思考が一致していない事がしばしば感じられ、少し心配になっております。近くにお身内の方が住んでいらっしゃるので、安心をしておりますが、友として、ご本人がお話をする・他人の話を聞くという行動が、脳への刺激を少しでも与えられたらと思っています。

 言葉を声にする事・人の話に耳を傾ける事は、神経・体力を使います。人と会話をする時間を削られていたこの数年。なんとか友人の助けになれればと思っています。(担当 M)

2022年10月13日木曜日

江戸時代にも遺言書があった!

 遺言書を作成する場合、本人の自書・自署であったり、作成した日付を記入や財産目録の作成など、遺された方々の争いを起こさないためにも、民法で決められた最低限の必要事項があります。遺言書を作成していても、法の下で認められなければ、争いの要因にもなりかねません。 ご自身で作成される方は、ご注意ください。ご心配な場合は、行政書士などの士業や公証役場などでご相談されるのがよいでしょう。

  さて、この遺言書というものは江戸時代にはすでに存在していたようです。

  税務大学校税務情報センターには、江戸時代に残された【書残】というものがあるそうです。この時代の【書残】の内容は、財産分与についても書かれているそうですが、家訓的な内容を記してあるのが特徴だそうです。

 

  家を継ぐものとして、長男や男子に残していく財産や家訓。家督相続の時代から、現在のように女性でも財産分与が出来るようになったのはもう少し後になります。

  想いを残したいのはいつの時代でも同じですね。皆様の想いを引き継ぐ準備はしていますか?

  終活は元気なうちに少しずつ。(担当 M)


   


2022年10月12日水曜日

趣味のものはどうするか・・・。

 この一年は、少しずつですが、家の中の物の数を少なくしていこうと心がけています。タンスやクローゼットの中・食器棚は、地道に『使う?使わない?』を繰り返しているので、ある程度物が増えても、衣替えの時期や気が向いた時に少しずづ対応していたので、結構スッキリしてきました。私の【気が向いた時】というのは、【探す時間が多くなり、心情的にイライラが募り、気力・体力が充分な時】と決めているので、年に数回程度ですが・・・。探す時間が多くなると、『片づけねば』と思い、気力・体力を調整しつつ行いますが、これが天候にも左右されるので、あまり大きい声では言えないのが現実です。

 最近、私の頭を悩ませているのが、趣味の物です。家族が増える度に、潔く手放した物も多いので残っている趣味もたいしてないのですが、残っている(?)趣味の中で特に手芸関係が我が家の空間スペースを占拠しています。何かに没頭したい・頭の中を空にしたい・反対にじっくり心の整理をしたい時など、現実逃避のように細かい作業をよくしていました。 

 老眼も進み、細かい作業に向き合える気力もなくなり、まったく手に取らなくなって7~8年は確実に経っています。今後も使わないと分かっているのですが、苦労を共にしてきたせいか、なかなか手離せず。完成品を写真などに収めておく習慣もなかったので、脳内記憶にしか残っていない現実。

 身内で譲れる人もなし。もう触れることもないだろうし、家のスペース取っているし、処分するしかないのは分かっているのですが・・・・先延ばし期限は今年の年末にしようと決意しブログに綴らせていただきました。結果報告は年内にでも(笑)

 終活は元気なうちに少しずつ、ご一緒に (担当 M)


 

2022年10月7日金曜日

ペット信託

先日実家のペットが亡くなりました。小動物ですが長く生きました。世話は大変でも日課であり、家族同然であったと思います。

新しいペットを迎え入れることを考えた時に、終生飼養ということを考えると高齢の方がペットの飼育を断念することもあると思います。最後までお世話できないかもしれないと心配し諦めてしまう。ペットがもたらす心や身体への良い影響を思うと残念なことだと思います。望むならばペットを迎え入れる。何かあったときのために備えをしておく。これが理想だと思います。

自分で世話をするのが難しくなったとき、
・家族・友人・知人に託す
・ペットと一緒に入居できる施設を探す
・老犬ホームなどを探す
などの選択肢もありますが、「ペット信託」という方法があることをお伝えしたいと思います。


ペット信託】
信頼できる第三者と信託契約を結び、信託専用口座を開設して、あらかじめ財産の一部を託します。自分が飼うことができなくなったら、その財産をもとにペットの世話をしてもらうという仕組みです。亡くなった場合だけでなく、入院やペット禁止の施設に入居するときにも利用できます。


詳しいことは行政書士にお問い合わせください
行政書士 田村通彦事務所 ℡03-3458-3508           (担当 I)





2022年10月5日水曜日

デジタル遺品 その1

今、お使いのデジタル機器は何台お持ちですか?スマホ・携帯・パソコン・iPad・・・さて、これらの機器が≪突然≫使えなくなる、もしくは、自分以外の第三者に≪突然≫使われることになったらどうしますか? この≪突然≫に備えるのが終活の1つのデジタル遺品対策です。何回かに分けてお話を進めていきます。

 まず、デジタル遺品とは、【デジタル機器に保存されているデータやインターネットのアカウント】を一般的にさすようです。まだ、法的な定義はまだないようです。もう少し具体的な表現でいえば、インターネットに繋げて使用するのかしないのか、の違いになります。

 ①インターネットに繋がらなくても使用できる
   これは、デジタル機器本体に保存されているデータになります。インターネットに繋がっていなくても使用できる、写真・データ・ダウンロード済のデータなどになります。


 ②インターネットに繋げないと使用できない
   ネットサービスのアカウントやネット銀行・証券のアカウント、SNS・クラウドサービスのアカウント・・・といった契約の上になりたつものになります。


 さて、最初の質問。≪突然≫デジタル機器が使えなくなったらどうしますか?今、目の前のデジタル機器を、手も足も口も出せず、目の前で第三者が触ることになったら・・・。

 【遺品】という言葉をつけると、若い人には関係ないと思われるかも知れませんが、終活の人にも現役世代の若者にも、このデジタル機器に対する危機について一緒に向き合っていきましょう。
  
   終活は元気なうちに少しずつ。デジタル機器は皆さんで(担当 M)

2022年10月3日月曜日

訃報に触れると・・

 身近な人でも、著名人でも、訃報に触れると多かれ少なかれ精神的なダメージを受けると思います。

 身近な方の訃報では、こんな事が出来たのではないのだろうか、こうしてあげれば良かった・もっと会ってこんな事をしていれば・・、と楽しい思い出よりも先に後悔の感情が流れ出してくると思います。 どんなに尽しても後悔の気持ちは出てくるそうです。後悔よりも良い思い出で自分の心を満たしていくように気持ちの切り替えが大事だと思います。すぐに切り替えは出来ませんが、無理をせずに少しづつ前を向いていきましょう。

 著名人の訃報も直接的な繋がりがなくても、一つの時代が終わったなぁとしんみりしてしまいます。

 故人を思い出すことで心の中で生き続けるとよく言われます。たくさんの故人との思い出と共に、次の一歩を踏み出していきましょう。


(担当 M)

               


 

手離すタイミング

 十年以上前に没頭していたビーズ細工用品は思い入れが強く捨てきれずにいました。  当時、家の近くに適した大きさの材料がなく、電車に乗って道具を揃えてました。自分の体力のある限り、家族が寝静まった静かなリビングで没頭していた日々でした。細かい作業の為、何も考えずにいられたことが、日...