2022年2月28日月曜日

他者を慮ること

コロナ禍が終息した後について書かれた記事を読みました。

一気に世の中が元に戻ると不安を覚える人もいる。
人と距離を置いて生活している現状で気持ちが安定している人もいる。
少しペースを落として生活する今の生活で体調が良くなったと感じている人もいる。

コロナ前の状況に戻ることが当たり前で、ひたすらにそれを待ち望んでいる私はこの記事を読んでハッとしました。世の中には様々な考え方があり、それぞれの事情で感じるところも皆違うのだということを改めて思い知りました。

他者の考え方を尊重し、立場や状況が違ってもそれを想像してみる。
他者を慮ることは大切だと思いました。


ところで、立場や状況が違う人を慮るということでいつも考えさせられるのが
「選択的夫婦別姓」の問題です。

何の疑問も持たずに夫の姓を名乗っている自分には、別姓の主張を理解することが初めは難しかったのですが、声を上げている人の話を聞き、それぞれの事情を知るうちにその状況を想像することができるようになりました。
仕事上の不便、不利益。アイデンティティの保持。家制度への反発。
改姓したくないという理由は様々ですが、それぞれの人が困っているということが今はよくわかります。改姓の問題で「事実婚」を選択される方も多いと知りました。


行政書士 田村通彦事務所 ℡03-3458-3508 では
事実婚についてのウェブページを作成しております。
事実婚を選ばれた方に「事実婚契約書」の作成をご提案しておりますので

一度ご覧になってみてください。

http://jijitsukon.admini-s.com/

                                                 (担当 I)

2022年2月27日日曜日

認知症になる前に

認知症になった時は、法律上「意思能力がない」と捉えられています。ですから、意思能力のない中で行った遺言書作成や生前贈与などは、法的効力はないと考えられています。

 認知症といっても、明らかに意思能力がない場合と、認知症の症状があるのではという状態があります。遺言書作成を考えた時に、「認知症の症状なし」を太鼓判を押されるのが一番法的効果はあります。


 しかし、身内でも認知症の診断を受けることを進める事は難しいですね。なので元気なうちに相続対策をご自分で進めておくことが大切です。

    終活は元気なうちに出来ることから(担当 M)



2022年2月21日月曜日

2月は通帳の確認を

2月の第3日曜日は普通預金の利息が振り込まれる金融機関が多いです。(信用金庫や信用組合は2月の第4日曜日というところもあります)低金利時代でもあり、残高が少ないと利息すら付いておらず、わざわざ記帳で並んだのに・・とちょっとガッカリしてしまいます。



 ここ数年、通帳にまつわる手数料や、硬貨に関する手数料の話題を耳にします。2月の通帳記帳と一緒に、ご自身の取引銀行を確認してみましょう。眠っている口座はありませんか?動きのない通帳はありませんか?

  通帳残高が少ないからほっておいても大したことないと思っていても、すべての手続きをご自身で出来るわけではありません。勿論、通帳1つも持たずに現金で持っているからという方は別ですが、年金受け取りの口座は必ずあると思います。ご自身が一人で動きづらくなった時、手続き出来るのは第三者になります。亡くなった時だけでなく、病気やけがで入院する場合もあるでしょう。お世話になる人にお願いしやすいように、ご自身の資金の把握はしっかりしておきましょう。

   終活は元気なうちに出来ることから。
(担当 M)

2022年2月18日金曜日

実家の片付けのはなし

先日から「実家の片付けの手伝い方」について書かれた本を読んでいます。

「実家の片付け」というと‘’将来残された者が困らないように‘’という視点でしかこれまで捉えていなかったのですが、

身体の衰えやライフスタイルの変化に合わせて、この先暮らしやすい家に整える

という視点で進めていく、手伝いをするということが大切なのだと気付かされました。

探し物をしなくても、必要な物がすぐに手に取れるように整理する
物を片付けて「動線」を確保し、転倒やケガをしないようにする
処分に手間のかかる物の手配を請負う

何に困っているのか、どういう不自由があるのかを相手の目線で考えることが必要でした。
無理に処分を勧めるなどもってのほかで、捨てられない・・という気持ちも汲みつつ進めていかなければならないと知りました。


実家で何年も放置されている「ゴルフセット」を処分すればと勧めたとき、
父に「防犯用(護身)に置いておきたい」と拒絶されました。

「そんなもの相手に奪われたら逆に凶器になるよ」と冷たく返答してしまいましたが、もう少し言い方があったなと、この本を読みながら反省しました。
危険があることを説明し、安全で有効な防犯グッズを探す、提案する・・が正解だったと思います。

拒絶されたら勧めない。捨てたくない物のエリアには踏み込まない。
当たり前のことではありますが気付かされることが多く、読んで良かったと思う1冊でした。


(担当I)

2022年2月14日月曜日

服用薬

 スポーツの大会があるたびに、ドーピングの話題が出てきます。報道によると、年々禁止の薬も増えているそうで、選手もサポートする方々も大変だそうです。


 スポーツ選手でなくても、薬の服用は気をつけなければいけません。


まず、処方薬を常時飲まれている方

  医師から指示のある用法・用量をしっかり守っていきましょう。毎回同じ薬の処方かと思いますが、お薬手帳は忘れずにお持ちください。


たまに市販薬を飲まれる方

  服用方法は必ず守るようにしましょう。服用していて不安に思ったときは、専門家に聞いてみましょう。市販薬の問い合わせ先が一番安心しますが、最近ではドラッグストアにも登録販売員が常駐しているお店が増えています。相談してみましょう。また、できれば自分が服用した市販薬の履歴は残しておきましょう。


用量・用法を正しく守るのは当たり前のことですが、一番注意しなければならないのは、気軽に手を伸ばしがちな、漢方やサプリメントです。簡単に手に入り【薬】の意識もありません。しかしごくまれに、常備薬・市販薬の飲み合わせが悪いことがあります。気になる症状に合わせて服用するのですから、【薬】+【漢方やサプリ】によって、過剰摂取になる場合もあります。反対に、薬に含まれている成分を打ち消してしまう場合もあります。


 自分自身の体のためにも、自己分析による薬の併用はくれぐれもお控えください。

 (担当 M)

2022年2月9日水曜日

成人年齢18歳

 早く大人にならなくてもよいのにと思いながら、今年の4月から成人年齢は18歳に引き下げられますなります。シニア世代にとっては関係ない話題かと思っていたら、贈与や相続での対象年齢が変わってくるようです。


  贈与や相続には税金が安くなる特例があり、対象となる年齢は成人つまり、4月からは18歳からが対象になります。成人を対象とする相続・贈与税の主な特例は


 ● 事業承継税制

 ● 相続時精算課税制度

 ● 結婚・子育て資金の非課税

 ● 贈与の特例税率


贈与は親族間で気軽に行えますが、契約の成立時期が難しいようです。4月以降の贈与に適用できるかは、専門家に相談してみるのも大事です。(担当 M)


2022年2月7日月曜日

終活のはなし~重要書類の保管先を共有~

コロナ禍がやや落ち着いていた昨年末に、久し振りの帰省を果たした方もいらっしゃると思います。
2年振りという話もよく耳にしました。やむを得ないこととは言え、長く様子を見られなかったご家族との再会には様々な思いがあったと思います。


私も2年振りに実家に帰省しました。

大掃除、遠方への買い物、実家に置いていた荷物の処分、保険会社から届いていた書類の返送などを大急ぎで片付けた後に、気掛かりであったことをついに口にしてみました。

「大事な物や書類ってどこかにまとめてある?後で困るかもしれないからおしえて。情報共有ね。」
・・・そして意外にもあっさりと場所を案内されました。


むやみに聞いてはいけないことのような気がしてなかなか口にできなかったことなのに、拍子抜けするくらい簡単に成し遂げました。

帰宅してから自分の備忘録に実家の情報も加えておきました。聞いておいて忘れてはどうしようもありませんので・・・

少しずつ少しずつ、心配事を片付けていくのが「終活」なのだなと改めて思いました。
                                (担当 I)



2022年2月4日金曜日

確定申告

 年末調整が終わったと思ったら、もう確定申告の時期に突入します。医療費の計算はしましたか?相続で受けついた資産はありませんか?投資の損益はありませんか?


 毎年ぎりぎりの提出だったのですが、今年はなんとか早めに取り掛かることが出来ました。

  所得税などは3月15日まで、個人事業主の消費税などは3月31日までです。国税庁のHPも動画を交えながらわかりやすく説明してあります。自分で電卓をたたいてみると、どの分野にどれだけ支出入があるか実感できます。還付・追納を気にしながらも、1年の収支を把握するいい機会かもしれません。


 申告はお早めに。(担当 M)

2022年2月1日火曜日

1日は写真整理の日

 写真整理をする時によく使っているのが、【おもいでばこ】という写真や動画を取り込み保存ができる機材です。手のひろげたぐらいの大きさでコンパクトなものです。

            

  取り込んだ写真を年・月に振り分けられカレンダー表示にまとめたり、イベントごとのフォルダやお気に入りのフォルダに分類しやすくてとても便利です。スライド表示も可能です。


 取り込みや分類のしやすさはもとより、一番のお薦めポイントはテレビ画面に映し出すことが出来ることです。PCで読み込んだものを見る場合は、見る人数でPC画面をのぞき込まなくてはなりません。しかし、テレビ画面に映す場合は、みんながゆったりと写真を見ることができるので、思い出話も想像以上に盛り上がるようです。(個人の感想ですが)


 写真は思い出を詰めたものであり、何度も見返せることが大切です。綺麗にデコレーションしたアルバムも、棚や押し入れに入れっぱなしではなく見返す機会を増やしていきたですね。

 (担当 M)

ご実家では終活の話を

  今週末から、大型連休が始まります。旅行や買い物など、楽しい計画は進んでいますか?  ご実家に帰られる方。是非、ご家族での会話の中で、「終活」についてお話ください。確かに持ち出しにくい話題の一つです。しかし、万が一のことを考えた場合、苦労されるのはご自身です。  会話の糸口とし...