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2025年8月20日水曜日

実家での話題

  お盆休みはありましたか?行楽や自分探しに行かれた方もいるでしょう。ご実家に帰られた方はどのぐらいいらっしゃるでしょうか?

  一人暮らしの人が、今年帰省する(予定含む)人は、約3割というアンケート結果が出ているそうです。また、既婚者対象に実施した別のアンケートでも、約3割の方が、帰省する(どちらかのご実家のみも含む)予定だそうです。

              

  ご実家に帰られて、ゆっくり出来る事もあるかもしれませんが、繰り返される他愛のない話題や思い出話、いつの時代だとツッコミを入れたくなるぐらいのお小言など、耳の痛い経験はすると思います。だから実家に帰りたくないと思うのは仕方のない事ですが、親からすれば、目の前にいる子供はどんなに年取っていようとも、子供は子供のままなのです。離れている時の状況・環境が分からないので、どうでもいい事が心配になってしまうものです。子供からすれば、同じことを言われるのも・状況を説明するのも・理解してもらうのも面倒になり、足が遠のくのも無理はないかと思います。

 親としては、子供や孫の心配して何が悪い!という気持ちもわかりますが、ここは、子供や孫の心配事もほどほどにして、自身の未来像を子供に話してみるのはいかがでしょうか。

  〇〇をやってみたい(やり始めた)

  最近〇〇が不調だからどうしたら解決できるか

  〇〇に興味があるのだけど・・

などなど、、、これからの事・やりたい事を親の口から聞くと、多少はホッとします。今後の生活していく明るい目標があるということは、前向きに生きているなと安心するものです。

 やりたい事がない、何も興味がないという方もいらっしゃると思いますが、テレビを見ていて、本や新聞・広告を読んでいて、少しでも気になる事があったら、そのことを話題に話してみましょう。いつも話を聞き流している子や孫かもしれませんが、ネットに詳しい世代からの多方面の情報が得られ、実際に一歩踏み出すきっかけになるかもしれません。

 それでも興味を持ったことが無い場合には、お子様が残していった物の処分方法を投げかけてみてもいいかもしれません。愚痴も言えるし家の中も片付くと、一石二鳥かもしれません?!

                


 

2025年8月5日火曜日

回想法

  先日、【写真による回想法】の講義を受講しました。思い出の写真をみて、昔の記憶を引き寄せて脳の活性化を図る方法です。認知症初期の進行を止める・遅らせる効果があるという事で、じわじわと脚光を浴びているそうです。

                 

 ご自身が写っている昔の写真でしたら、具体的に思い出しやすいそうですが、実際になくても、一般的に公開されている当時のイベント写真(たとえば、昭和時代の運動会を行っている写真や絵)でも会話をしていく事で、ご自身の記憶を引き寄せる事が出来ます。これは、写真だけでなく、物でも良いそうです。折り紙だったり、けん玉だったり、お手玉だったり・・・・。昔の記憶を呼び起こす事が重要なのですから。

 

 元気な時から、アルバムを一緒に見返してみるのもいいかもしれません。どの写真をみて、笑顔に満ち溢れるか、思い出話が長くなるかで、その方の思い入れが分かると思います。そして、アルバムを取り出したその時一緒に、使わない物の選別など出来たらラッキーですね。 

               

  ただ、よくあるのは、ご結婚されていたご婦人に良かれと思った想い出写真で記憶を掘り下げていこうとしたら、ご主人への恨み辛みの想いしか出てこず、聞き手としては気まずい時間が流れていくという事もあるので、お気をつけて。

      



2025年6月11日水曜日

自分史には是非アルバムを参考に

 エンディングノートは、決まりがあるの?書かなきゃダメなの?というご質問をよくお受けします。絶対にしなければならない事ではありませんが、【今】を書く出す事で、今後の方向性の道標になるきっかけが作れるので、是非活用してみてください。

      



 色んな出版社が出している、エンディングノート。記入形式は違っても、記入しておく項目はほぼ同じです。

 ✏これまでの歩み

 ✏健康状態

 ✏資産情報

 ✏葬儀などの希望


大きく分けると4つでしょうか。市販のものでも、大学ノートなどを活用してもOKです。


 エンディングノートで、自分の過去をわざわざ思い出すのは面白いですよね。しかし、振り返ってみる事で、意外と今後の生活方針が自然と見えてくるものです。

                                             


  家系図を書きだす事で、ある程度の相続範囲を確認できます。

  自分史を書くことで、脳の活性化にもつながります。

  自分史はやりたかったことの再認識や経験したことのバージョンアップの参考に、また、家系図を書くことで、今、お世話になっている方が相続人になっているかどうかの再確認も出来ます。

  過去をたどる際には、是非、お手元のアルバムを広げて欲しいです。忘れていた記憶もあるかもしれません。そして、ネガ時代は貴重な1枚なので、保存方法も見直してみてください。そのまま見なかったことにしておきますが?データ化していきますか?写真整理上級アドバイザーとしては、是非データ化をお薦めします。アルバムをそのままにしておく事より、気軽に見れる・綺麗な画質で保存出来るからです。データ化に関連する技術は日々進歩しています。

                                                             

  人生100年。第二の人生は過去の経験を踏まえて思いっきり楽しみたいですね。

2025年3月17日月曜日

老後サポートチーム結成!

自分の体調が悪くなった時、遠慮なく助けてくれる方はいらっしゃいますか?何人ぐらいいらっしゃいますか?

 90代の高齢者Aさんのサポートをしていた親族の70代Bさんは、資産管理や体調の把握、たまに買い物のお手伝いなどをしていました。Aさんには、行政の日常サポートも医師随行の訪問看護も利用しておりました。Bさんは、自分に何かあっても自分の子供たちが面倒をみるからと、他の親族には手を煩わせたくない思いで、お一人で対応していたようです。しかしBさん自身が、病にかかってしまい、外出もままならない状態に。Bさんのお子さんも、それぞれ家族がいて幼子もいて、気軽に遠方までの外出は頻繁には出来ない生活環境になっていました。

 Bさん以外の親族は、Aさんの体調・資産の詳細がわからず、ほとほと困りました。Aさんの親族は、全員他県在住・働き盛り・定年間際・教育資金がかかる年代のお子様もいて、誰か一人が代表して面倒をみるという事はできない状況でした。

 高齢ではありましたが、Aさんは一人で動くことが困難なこと以外は、記憶もしっかりしており、会話もスムーズ。そこで、Aさん含め親族会議の結果、比較的緊急対応が出来る数名でAさんをサポートしていく事になりました。健康状態・お金の管理、医師との連携を、数名で情報共有し、誰かは一人対応できるようにしたそうです。
 

 時代が進み、核家族・独身の割合も多くなっております。Aさんのご親族のように、高齢者をサポートする立場の方は、一人で全て抱え込まずに、数名でサポート出来るようにしていけば、負担も分散されていけると思います。老々介護を乗り切っていきましょう!
                      



2025年3月4日火曜日

自分の葬儀

知人の方のお話です。

【終活】という言葉がそれほど浸透していなかった時代、ご本人が年齢と体調を崩したことから、ご自身で葬儀と火葬場の手続きをしていたそうです。亡くなる少し前にご家族に伝えたそうで、家族もビックリしたようです。
 契約していた葬儀場で滞りなく葬儀が行われて、故人も安心されたでしょう。また、ご家族の方も、その手続きのお陰で慌てず最期・お見送りが出来たと言っていました。

終活は、自分のこれからの生き方を考えるだけでなく、遺された方々の負担軽減にもなりますね。
 終活は元気なうちに少しずつ

2025年2月18日火曜日

施設に入る選択

 お一人さま生活を送っていた98歳の友人が、施設に入ることになりました。

自宅では、ずっとベッドに横たわっており、食事もベッドサイトに用意されたものを口に入れる日常。食事の懸念もあり、訪問医師や地域サポートや親戚の後押しもで、施設入居に踏み切ったそうです。

 たまに顔を見に行く私にとっては、自宅に伺うよりも施設に入っている方が気軽に伺えるし、周囲に人が絶えずいるせいか、ずっと寝ているわけにはいかず、自宅にいた時よりも会話もスムーズになっていました。

 「なんでこんなところにいなきゃならないのかなぁ」と毎回嘆いていますが、愚痴を言えるのが元気な証拠だよと言いながら、友人との会話を楽しんでいます。

 なにが正しい判断なのかは分かりませんが、生きていくには、食事・環境は重要だと思います。自宅にいた時よりも元気におしゃべりする友人を見ると、つくづくそう思えてくるのです。



2024年5月8日水曜日

悩む老後

 昭和時代の幼少期。冠婚葬祭では親族間での集まりや顔合わせがとても多かったです。特に、葬儀の時は、初めてお会いする方もいたり、大所帯でした。確かに親や祖父母の世代は、兄弟が多いですし、私の場合、曾祖父母が商売をしていたせいか、暖簾分け先の繋がりもあり、名前を言われても、すぐにわからない事だけは覚えています。

 時代が流れ、家族構成も変わってきて、親族で集まりの招集をかける人も、周囲も高齢者や故人になり、繋がりも薄くなってきました。

 これから迎える、高齢社会。老後の資金面でも不安はありますが、それと同時に、誰に・どのようなことを・いつ・頼れるのかという対応策も考えていかなければなりません。老後資金を貯めていても、自分で手続きして病院や施設に誰もが行くわけではありません。自分以外の人が手続きを請け負う場合が殆どです。

 行政や町会・団地等でも高齢社会にむけ、定期的に個人と面会し、今までの話やもしもの時の希望・要望を聞き、サポート体制で情報共有をしていこうという動きもあるようです。お住いの行政や自治体などの広報から情報を集めつつ、近い未来を託せる環境を探していきましょう。 終活は元気なうちに少しずつ (担当 M)

2024年5月1日水曜日

1日は写真整理の日

 毎月1日は、写真整理の日です。


弊社では、写真と動画で想いを残そうと、自分史作成のお手伝いをしております。

個人の思い出もさることながら、ペットの思い出にもご利用いただけます。

DVDに納められる写真データは35枚程度。動画も一緒に保存できるので、ペットとの思い出のヒトトキも保存できます。

 是非、ご検討ください。(担当 M)

  詳しくは・・・下をクリック

 


2024年4月22日月曜日

ご実家では終活の話を

 今週末から、大型連休が始まります。旅行や買い物など、楽しい計画は進んでいますか?

 ご実家に帰られる方。是非、ご家族での会話の中で、「終活」についてお話ください。確かに持ち出しにくい話題の一つです。しかし、万が一のことを考えた場合、苦労されるのはご自身です。

 会話の糸口として、「こんなの貰ったから、読んでみて」と一言添えて、弊社のパンフレットをお渡ししたらいかがでしょうか。

どんな時に、どんなサポート(契約)が必要かをわかりやすく説明しております。
具体的にサポートをお願いする場合は、お住いの地域包括センターや行政の福祉課などが窓口となります。

パンフレットご希望の方は、弊社HPの「問い合わせフォーム」やお電話にて承っております。お気軽にどうぞ (担当 M)
    
    
     ⇐こちらをクリック

2024年4月15日月曜日

同じ会話を繰り返す・・・

 97歳の高齢女性の知人がいます。半時ほどお話をしていました。昔話に花がさいた楽しい時間でしたが、同じ話題が5回上がりました。お住いのマンションの外壁改修工事が始まり、ベランダから工事の人が見えるのが嫌だというお話です。

 ただ、1時間ほどの会話の中で、一言一句違わぬぐらいの繰り返しの話は、認知症の兆候なのか、ただ単に嫌な事を訴えたかったのか、真相は分かりません。

 お一人暮らしの高齢者。見守りつつも、彼女の日常を確保してあげたいものです。(担当 M)



2024年4月11日木曜日

声を出す

 昨年の流行語の中に、【あれ】という言葉がありました。プロ野球の監督が選手に対し優勝へのプレッシャーを感じさせないように、あえて表現していましたが、私たちの日常では、【あれ】は【優勝】の代替品とは限りません。

    あれはどこ?

    ほら、あれだよ、あれ!

    あれをこうしたいから、あれを探して

どこのリビングでも日常的に飛び交っていると思います。

 日常的な【あれ】は、ハサミだったり新聞だったり。べんりなコソアド言葉です。便利だけれども、相手には一度で伝わらない。会話している両者にとってお互い理解出来ず、イライラが募るばかり。最後には「認知症になってきたんじゃない?」と留めの一言。 

  自分の気持ちや状況を相手により理解してもらう為にも、【あれ】に頼らない練習を。仕事もしていないし、一人だし、1日誰にも話さないから【あれ】が増えたって・・・と油断していたら、いざというときに会話が出来なくなってしまいます。挨拶の言葉を声に出す事から初めて見ても良いそうです。お気に入りの本を音読するのも良いかもしれません。

 口を動かすことで、脳に刺激を与え・頬のたるみも抑制できると一石二鳥かもしれません。レッツトライ! (担当 M)


    

2024年4月3日水曜日

遺言書を書く必要

 よく終活の相談をお受けすると、「財産なんてないから遺言書は必要ないわよね」などという言葉を耳にします。

 そこで質問です。

   金融機関の通帳は持っていませんか

   お住いの土地や建物はどなたの名義ですか

   住宅ローンなど借り入れ金はありませんか

   車などお持ちではないですか

 少くとも、金融機関の取引はあるのではありませんか?年金の受取や公共料金の引き落としに利用していませんか?

 また、親族関係か薄くなってきている現代、争いなく、より明確に想いを遺せるように、遺言書で明記しておくのは重要になってきます。

    


 終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)


  遺言書は直筆でも可能ですが、民法で定められた形式を満たさなければなりません。 遺言書作成には、専門の行政書士にお任せください。弊社にもお気軽にご相談ください。

                    👇下記をクリック 

              


2024年4月1日月曜日

1日は写真整理の日

先日、97歳おひとり様の知人宅にお邪魔しました。久しぶりのお宅訪問。ご本人はほとんど家の中でも動かなくなってしまい、日常生活は1日2回のヘルパーさんにお願いしているようです。ベッドサイドには一日過ごせるように、セットしてあります。また、視界には、テレビと窓からの景色が常時見えるようになっていました。
 少し離れた棚には、見たこともがなかった、幼子の小さなアルバムがありました。
聞くところに、甥の孫にあたる写真のようです。 
         
 残念ながら、かわいらしいアルバムには、手が届かないので日常ではほとんど見ることはないようです。いつでもテレビで見られる【おもいでばこ】の利用も頭によぎりましたが、リモコンの置き場所と操作方法をかんがえると、このままアルバムのままにした方が使い勝手が良いと思われました。
                 

 そのアルバムをめくりながら、その時の話をする知人は、とても生き生きとした表情が見受けられました。写真は思い出を呼び起こすものですね。

 
 1日は写真整理の日。アルバムをめくりながら、楽しい思い出・懐かしい顔ぶれに触れてみてください。 アルバムを出すことが、億劫だなと思った時は、是非写真の整理を。(担当 M)

2024年3月19日火曜日

ロボットは高齢者を救う?!

 かつてロボットと言えば、鉄腕アトムを筆頭に、鉄人28号・ロボコン・奇天烈くんなど、アニメや特撮だけの活躍でした。技術と企業の熱意によって、アイボやペッパーなど、人を癒す系のロボットの進化が止まりません。そして、それらロボットは、高齢社会の中でも活躍しているようです。          


  友人は数年前にLOVOTを購入しました。現在、母親と2人暮らし。相次いでご家族が旅立たれて一人時間が長くなった母親を心配して購入に踏み切ったそうです。会話はできないけれど思い切って買ってよかったと話していました。

  老人福祉施設などでも、ペンギン系や犬系のぬいぐるみロボットを導入し認知症が軽減されていているなどの報道も耳にします。

  先日、日本経済新聞にも「頼られる幸福感 生活に彩り」の見出しで、記事が組まれていました。ペッパーくん・aibo・LOVOT以外にも、いろんな機能をもった家庭用ロボットが世に出回っているのを知りました。そして、購入した側も家族の一員として接している実例も。

  個人的には映画アイ、ロボットを思い出してしまいますが、そう遠くない将来、1家に1台(1体)もしくは一人1対の時代が来るかもしれません。ただ、ロボットを作っているのは人・言葉のキャッチボールを出来るのも人・前例(データ)のない事柄に対処できるのも人、という事は人として忘れないようにしなければいけませんね。 (担当 M)

2024年1月26日金曜日

普段の暮らしで助けが必要な時(包括支援センター)

高齢者の体の機能の衰え。認知症かもと思ったり、介護サービスを受けられるか、不安になりますね。また、遠方にいる親に久々に会ったが、認知症が懸念される・身体の衰えが見えはじめたなど、不安は付きません。

 そんな時は、お住まいの【地域包括支援センター】を訪れても良いと思います。地域の窓口として、全国に5400か所以上あるそうです。 センターはケアマネージャーや保健師・社会福祉士などで構成されています。

 介護保険の申請手続きや要介護認定の申請、ケアプラン作成などの介護サービス、成年後見制度の利用支援なども関与してくれるそうです。

 介護を受ける側も見守る側も、一人で悩まず まずは相談窓口の第一段階、プロに相談してみてください。そして、本格的な介護利用が始まる前に相談しておくと、その後の手続きがスムーズにいくそうです。終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)

2023年12月27日水曜日

年の瀬・人生の瀬

 早いもので、今年もあと数日となってきました。仕事や片付けなど順調に進んでるでしょうか。来春に進路が決まる方々にとっては、追い込みの時期ではないでしょうか。 何はともあれ、いつも以上に健康に注意して日々を乗り切っていきましょう。

 一年の終わりは決まっております。期限があるので、スケジュールを立てやすいものですが、人生の終止符は誰もわかりません。年齢関係なく、自分自身が後悔なく過ごせるように、あらゆる準備をゆるーく進めていきましょう。それが人生の終活につながります。ただし、自分で終止符を打っては絶対にいけません!辛い時は必ず声を上げてください。一人で抱え込まないでくださいね。 これからどんな楽しいことが待っているか、今まで辛かった分、楽しい事もきっとまっていますよ。

 

 このブログでは、ゆる~く終活をしている行政書士事務所スタッフが運営しております。日常の事がメインですが、皆様の終活に少しでもお役に立ち・息抜きに・はけ口にしていただければよいと思っております。

 今後ともよろしくお願いいたします。(担当 M)

  

2023年12月20日水曜日

身元保証・高齢者支援サービス

 おひとり様や遠隔地にいる親族のために、高齢者向けの身元保証サービスが求められています。

 ①身元保証サービス   :病院・施設への入退院などの手続きの代理や連帯保証

 ②日常生活支援サービス  :日常的な買い物の手伝いや病院絵の送迎など

 ③死後事務サービス   :関係者への連絡や葬儀に関する事務など

大きくわけて、3つになります。

 どれも、若い時にはできていた事。年齢を重ねるにつれて、体力・知力・資金力は確実に落ちていきます。それが、いつからというハッキリとしたスタートはありません。いつ、病気になるのか、いつまで自由に自分の意志で生活できるのか、誰もわかりません。困った時に、自分の生活・性格に合ったサービスがすぐに受けられるためにも、早めに関連事業者を見つけておくことが必要です。

 また、契約する際も、内容をしっかり確認するのも重要です。判断能力が不十分になった時に財産の取り決めなどの規定がなかったり、詳細が分からないまま契約した為、追加徴収されることになったりなどのトラブルが起こることも多くあるようです。

 老後の自分の生活、安心して任せられたら良いですね。終活は元気なうちに少しずつ。(担当 M)

2023年12月18日月曜日

発見した遺言書

 自宅や金庫などで、亡くなった方の遺言書が発見された場合、その場で開けずに、検認作業が必要になります。

 家庭裁判所に提出し、検認の手続きを請求します。遺言書の検認を行うことは、相続人に対して遺言書の存在をお知らせする事でもあり、偽造・変造を防止するための手続きとなります。その遺言書の有効・無効を判断するものではありません。また、開封してしまった場合、過料に処すことになりますので、注意が必要です。

 検認手続きが終わると、遺言書に検認済証明書が発行されて、金融資産や不動産などの名義書き換えが出来るようになります。

 家庭裁判所に申し立てをする場合でも、遺言者の出生からの戸籍謄本・相続人全員の戸籍謄本など、準備する書類があります。   

 なお、公正証書遺言の場合は検認の必要はありません。改ざんや手間を考えると、公正証書遺言を利用される方が多いのもうなずけます。 

 終活は元気なうちに少しずつ。(担当 M)

 

2023年12月6日水曜日

相続登記の義務化

 2024年の相続関係で一番の大きな変更は、【相続登記の義務化】ではないでしょうか。         

  いままで、相続で土地の所有権を取得しても登記しないケースが多かったそうです。義務ではなく、手間も費用もかかるため。放置したままでの土地は、相続人共有となり、新たに相続が発生するとさらに相続人が増え、複雑な土地の権利関係が生じてしまいます。土地の所有者が明確でない場合、災害時の復旧作業の妨げ問題・不動産処分の長期化の問題が発生してしまいます。

 ① 相続・遺言によって不動産を所得した相続人は、所有権の取得を知ってから3年以内

 ② 遺産分割が成立した時は、成立した日から3年以内

に、相続登記の申請をしなければ過料の適用になります。

 2024年4月1日からの義務化です。詳しくはお近くの法務局へどうぞ。

終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)

  

  

2023年11月27日月曜日

世界的に有名な遺言

 本日、11月27日は、ノーベル賞第一回授賞式が行われた日だそうです。1901年の事です。ノーベル賞は、ダイナマイトを発明した、アルフレッド・ノーベルの遺言により、創設されたのは有名なお話です。

 さて、このノーベル氏が亡くなったのは1896年。このノーベルを財団の創設の想いを遺した遺言書は1895年作成されたものだそうです。

 ただ、ノーベル氏が残した遺言書は全部で3通あるそうです。書かれた年は、1889年・1893年、そして、ノーベル財団の意向を残した1896年。1889年の遺言書は破棄され、1893年の遺言書には具体的な金額ではなく、【遺産分配の割合】が示され、1896年の遺言には、具体的な【金額】が記されていたそうです。さらに、【遺言執行人の指定】もありました。

 ノーベル氏は生涯独身で、親戚にあたる続柄は兄の子供達(甥)のみ。遺言状がなれば、どれだけの財を得て彼らはどのように財産を使っていたであろうか。金額が莫大なだけに、予想もつかないが、現在ほど世界的な平和には貢献出来なかったであろうと思われます。

 工事作業の効率化のためにダイナマイトが発明されたのが、1866年。その後、戦争で使用されるようになり、遂には死の商人との二つ名を持ってしまったノーベル氏。のちに遺言を残すことで、平和への貢献に役立つようにと強い願いが実を結んだ、ノーベル財団。100年以上前に作成された遺言書が、今もなお効力を発揮しているのは、ノーベル氏だけかもしれません。

 遺言書は、自分の想い・願いを遺された人・後世につたえるツール。財産がなくても、あなたの想いを遺してみるのはいかがでしょうか。終活は、元気なうちに少しずつ(担当 M)


 

実家での話題

  お盆休みはありましたか?行楽や自分探しに行かれた方もいるでしょう。ご実家に帰られた方はどのぐらいいらっしゃるでしょうか?   一人暮らしの人が、今年帰省する(予定含む)人は、約3割というアンケート結果が出ているそうです。また、既婚者対象に実施した別のアンケートでも、約3割の方...