最近では、【遺産相続】より【遺産争続】の漢字が定着してしまうのではないかと思うときがあります。親(身内)の介護を担っている場合は尚更です。遺族が争わないために、ぜひ、元気なうちから遺言書を作成しておくことをお薦めしています。
「では、遺言書を書いていきましょう!」と軽いトーンで声掛けをしても、何から手を付けていいのか迷ってしまいます。イメージとしては、「誰にいくら渡す・誰に何を渡す」などの想像はつくと思いますが、そんな元気なうちに書くのは自分の気が滅入りそうだと言われる方が多いです。
そこで、発想を変えて、まず財産の棚卸をしてみましょう。自分の資産を知ることは今後の生活にも役に役立つのです。
①使っている金融資産はありませんか
②若い頃に入っていた保険・証券・金融機関の口座などありませんか
③不動産の謄本などはきちんと場所を把握していますか
④車の車検証なども無くしていませんか
⑤借入は完済していますか。継続中の場合は支払い明細はありますか
バブル期を経験している年代は、結構な確率で思わぬところに睡眠口座が残っていたりします。元気なうちに再確認を。
家の片付けをしながら、今現在の自己資産を確認し、未来の自分の為に充実した時間を送れるためにも、資産の棚卸を始めてみましょう。それをエンディングノートに書きこんでいけば一石二鳥ですね。
終活は元気なうちに少しずつ (担当 M)