2022年11月28日月曜日

年賀状

そろそろ、年賀状の準備をしなければいけない時期に入ってきました。年賀状だけの繋がりの知人なども、一年に一度は近況報告をしあっています。昔は、仕事や家族の話題を1筆書きあっていたのに、今では体調面の近況報告に変わりつつあります。

  ネットでいつでも誰でも繋がれる時代になっても、年賀状1枚で懐かしい思い出に浸れるのは嬉しいことです。

 我が家の年賀状作成タイム。こちらも、年に一度(?)家族の団結で取り組む作業。【今年こそは早めに仕上げるぞ!】と毎年思っているような気がします。(担当 M)



2022年11月25日金曜日

デジタル遺品 その③


デジタル機器の普及・ペーパレス化も手伝って、利用している金融機関のネット口座への移行をする方も増えてきています。

 ネット口座はログインの設定が2段階確認であったりと、セキュリティがしっかりしています。そのため、故人がもし利用していたら、第三者にとって分からないのが悩みの種です。

 ネット口座を利用しているアプリをダウンロードされている場合は、アプリを見ていけば気づくと思います。ですが、都度ネット接続をしている場合などは第三者からは利用の有無すら分からない場合が多いです。

 その場合、確認してほしいのはメールの履歴です。【証券】【銀行】など考えられるワードで検索してみると、ヒットすることがあります。そこから資産を読み解いていくのも一つの手です。

 QRコードなどで読み取るキャッシュレス決済も同じです。キャッシュレス決済サービスの多くは1台のスマートフォンで1つのアカウントの利用となっているそうですが、こちらも利用しているか分からない場合は、メールの履歴・カード明細・口座の入出金から判明しやすくなります。


 哀しみや忙しい中時に、探偵並みに捜索するのは想像以上の気力が必要です。遺された方への負担を少なくするためにも、せめて利用しているネット情報名はエンディングノートに残しておきましょう。

   終活は元気なうちに少しずつ (担当M)


2022年11月21日月曜日

相続対策をする前に

 子供達の為、お世話になった方への為に、生前贈与や遺言書を作成しておこうとします。争いが起こらないようにするために、とても効果的な方法です。しかし、いつでも実行しても大丈夫!というわけにはいかないのです。認知症を発症したら、相続対策は出来なくなると思ってください。


  法律からみると、認知症は【意思能力がない人】と判断されます。ですから、相続対策を行う際には『少なくとも現在、認知症ではない』という事を明確にしておくことをお薦めします。かかりつけ医や心療内科などで「意思能力問題なし」の診断書を受け取れば万全です。

  遺言書を作成・生前贈与を行た時の1ケ月以内に診断があれば、争いになる可能性が少なくなると言われています。

   ネット上でも「長谷川式スケール」という、認知症の診断指標があります。こちらを活用しても良いかもしれません。


   どんな金額にかかわらずお金が絡んでくると、争いは起こりえるものと心の隅に置き、相続する人・される人、お互いの意思疎通もしっかりと築いていきましょう。

   終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)

※終活のたびに必ず医療機関に受診をしなければならないというわけではありません




2022年11月18日金曜日

酉の市

いつも利用している駅に酉の市のポスターがありました。気づいたのが遅く、いつのまにか三の酉を残すのみとなっていました。

  コロナ禍の影響だからでしょうか。週末のイベントや旅行者の話題をよく耳にしましたが、酉の市の話題をほとんど耳にしなかったのは私だけでしょうか。

            


 日中の空気の冷たさも、街中のイルミネーションも年末に向かっています。やり残したことはありませんか? まだまだ2022年は終わりません。体調に気をつけながら更に充実時間をお過ごしください。   (担当 M) 

2022年11月16日水曜日

着物をどうするのか


 11月15日は一般的に七五三のお参りをする日です。昨日もニュースでお参りの様子やインタビューを見ました。あるお子さんはお母さんが子供の頃に着たという着物を身に着けていました。代々大切に保管されてきたのだと思います。

着物のことは詳しくありませんが、流行りすたりのない模様が描かれていて後世に引き継げるものと認識しています。ただ、着付けも保管も簡単ではなく、住環境や生活スタイルからして容易に引き継げないものであると思います。

着物は「思い入れはあるが簡単に処分できないもの」のひとつではないでしょうか。終活の一環で着物をどうしようか迷ったとき

・誰かに引き継ぐ
・買取専門店に持ち込む
・フリマアプリを利用する
・寄付する  ※送料無料の寄付先もあります
・リメイクする

などが考えられます。特にリメイクは盛んに行われているようで関連画像をたくさん見つけました。洋服、バッグ、日傘、ストールなど種類もたくさんあり、年齢を問わず身に付けられそうなものにリメイクされていました。中でも目を引いたのが「大島紬」をリメイクした着物シャツでした。これはおしゃれな若い人たちに受け入れられそうだと感じました。

思い入れのある品を、かたちを変えて誰かに引き継ぐのも良いなと思います。

思い入れのある品は、自分の思うままに行く先を決めたいものです。
元気なうちに少しずつ・・・。
(担当 I)

2022年11月14日月曜日

老々介護

 年老いた子供が年老いた親の介護を見るという、高齢化社会に多くみられる介護状況です。親を見る子供の立場からは、親と自分の今後の2つの不安を抱えていかなければならないのは気持ち的に苦しい状況です。


 ご自身の日常生活の中で【老々介護】の言葉が見え隠れし始めたら、早い段階に親と話し合う事をお薦めします。話し合うと言っても、親からの言葉としては

  ●だいじょうぶ、ポックリいくから

  ●あなたの世話にはならない

  ●早く居なくなってほしいのか

など、子供からすると辛い言葉を投げられるかもしれません。しかし、そこで負けてはいけません。苦労は自分に返ってきてしまいます。遠慮のない家族の言葉を受け止めるのは辛い事ですが、【自分も高齢だからサポートをしてくれる体制を考えたい】と自分中心の話として、第三者を交えての話し合いをしても良いと思います。非営利法人のサポートセンターや行政に説明を聞くだけでもいいと思います。もしかしたら、親より自分がお世話になるかもしれませんし、自分が抱える不安な事はいくらでも質問してみましょう。【任意後見契約】をなるべく早く結んでおけば、金銭面・手続き面でも安心していけると思います。

  また、先日、親の収入が分からない友人が、自分の今後の為という名目で近くに出来た立派な高齢サポート施設に親子で訪れ、月々の費用などの話の中で、親の「今の年金じゃ無理だわ」「保険の満期が〇年後に‥」などの情報をゲットできたの話を聞きました。親の性格にもよりますが、いろんなところから親の情報を引き出すのも一つの手だと思います。親の情報のみならず、自身の老後資金の目安にもなりますからお薦めしたいと、友人は満足しておりました。          


  終わりが決まっていないのが介護です。準備は早めにしておくと、自分の未来も親の安心も見えてくると思います。

 終活は元気なうちに少しずつ (担当 M)

2022年11月11日金曜日

相続人

【法定相続人】と言われる、法律で決められている人が、故人の遺産を引き継ぐことになります。

 配偶者がいれば、常に配偶者が法定相続人になり、子供がいれば配偶者と子供、子供がいなければ配偶者と故人の父母、子も父母もいない場合は配偶者と故人の兄弟姉妹、となります。
 一方、配偶者がいない場合は、故人の子、子がいない場合は故人の父母、父母もいない場合は故人の兄弟姉妹が法定相続人となります。


 一度、ご自身の家系図を書き出してみてください。身内の中でも、どこまでが法定相続人であるのかがよくわかります。 法定相続人の範囲内ではない、遠い親戚や大変お世話になった親族以外の方にも、遺言書を書いておけば、遺産や気持ちも渡すことが出来ます。

 エンディングノートには穴埋め式に家系図がかける表がついていることが多いです。また、ネットなどでも家系図作成表なども載っています。
        

 
  ご自身の今後の為にも、一度家系図を書いてみてはいかがでしょうか。
終活は出来る事から少しずづ (担当M)

2022年11月9日水曜日

介護

 誰もが経験する【老い】。いつまでも若い気持ちでいても、体力は落ちてきてしまう事に悲しむよりもそれだけ良い時間を歩んできたと思うようにしています。とはいっても、なんともない場所で躓いたり疲れが取れにくかったりを経験すると気持ち的にダメージはありますが・・・。

          

 介護を受ける側に立った時、サポートしてくれる人に余計な手間をかけないためにはどうしたらよいか。逆に、介護する側に立った時、どの情報があれば動きやすいかという、当事者の情報がスムーズに進めていく鍵となります。

 大雑把に分類すると

   ①住民税の支払いについて

   ②(親の場合)世帯分離の可能性を考えておく

   ③地域包括支援センターの場所・連絡先の確認

   ④人生会議をしておく


 ①②については年金受給者の方が非課税世帯の場合、医療費と介護費の上限が優遇される場合があります。ご本人の収入額を考えて対応していきましょう。

 ③介護が必要になる入り口段階でぜひ相談してほしいところです。個人で施設やホームを探すより、情報量はかなり違ってきます。

 ④万が一の場合に、どう医療行為を対応するかを是非、身近な人・かかりつけ医などと話し合ってみてください。 


  元気な時に、考えたくない事ばかりですが、遅かれ早かれ通る道です。でしたら、自分の思うような時間を過ごしませんか?そのためには、周りに伝えておくことが必要になります。 少しの会話から始めてみましょう。


 終活は元気なうちに少しずつ (担当 M)


※介護する側は一人で抱え込ます、支援センターをはじめ、周囲に助けを求めてください。一人より複数の方が解決方法も情報量も苦労も分配できると思います。 

2022年11月7日月曜日

デジタル遺品 その②



携帯電話やスマートフォン・タブレットを使われている方、個人情報などの理由から、パスワードを設定していませんか?

 昔はアドレス帳や電話帳など活用していた時代でしたので、亡くなった事を知らせる時は固定電話から連絡をしていったものです。現在では、電話帳も携帯のデータの中であり、デジタル上だけの繋がりの方も多く、故人の知人に知らせるためには、まず故人の持っているデータを探さなければなりません。
 そこで携帯電話やスマートフォンなどで電話帳や交友関係を確認しようにも、パスワードが設定されていたら、閲覧することは出来ません。

 【ロックの解除】
機種によって、それぞれ解除対応が違います。こちらは、時代・技術によって変化していくと思いますので、気になる方はお使いの端末提供サービスでご確認ください。ここでは一般的な対応をお話します。

 ☆iPhone
   10回連続でロック解除を間違えると、初期化になる設定のものがあります
 ☆android
   段階ごとに時間をおいて動作制限をかけています
 ☆galaxy
   15回連続でロック解除を間違えると、初期化に設定する機能が付いたものもがあります

 
携帯電話のデータを見られたくないので、ロックを設定しているので容易に開かないのは当たり前ですが、第三者から知人への連絡のしようがありません。


対策を立てるには、
 ●パスワードを記入しておく
 ●知らせて欲しい知人のリストを記載しておく

事です。これらは、市販されているエンディングノートには上記2つの項目がありますので、必ず書いておくことをお薦めします。
 間違っても、パスワードが漏れないようにと遺言書に書いておかれても、【時すでに遅し】の状況になります。ご注意を。

終活は元気なうちに少しずつ  (担当 M)

2022年11月1日火曜日

1日は写真整理の日

先日、写真整理協会に籍を置く方々の交流会がありました。私用があり最初から最後までの参加は出来なかったのですが、会員のお話を伺う中で、ぜひ皆様にお伝えしておこうとおもい、今回は終活の為の写真整理についてお話をします。

          


 ご自身の写真・アルバムは家の中どれぐらいあるでしょうか?このブログでも何度もお話をしておりますが、まず、自分の写真をすべて集めて年代別に並べ直す事をお薦めします。

 ①ある程度年代ごとに振り分ける

 ②学校行事など、業者購入の紙袋に入ったままのイベント写真はそのままでよいので、年代別に振り分ける

 ③データ化をする

 ④人生ベストショットを考えつつ、残す・処分の判断をする。


この流れが理想的です。

 しかし、殆どの方は①の段階で面倒になってしまっています。押し入れに入れっぱなし・アルバムが点在している・自分以外(先祖・親戚の写真が混じっている)などの状態だからです。  


 私と同じアドバイザーの方(その方はベテランの方ですが)で、写真整理の請負時間が半年かかったという例もありました。ご自身の歩みを整理していくにはいくら時間があっても足りません。元気な時に少しずつ取り組んでいきましょう。

        

  また、終活はまだまだ・・と思われている若い方々。写真が気軽に撮れる世代の為、同じシチュエーションで何枚も撮っていたり、イベントごとにアルバムを作られている方も増えているようです。その、写真選別の判断力を今後も持ち続けていただけたら、片付けや本格的な終活も楽になると思います。そして大切な写真のデータ保存は2か所以上を心がけてください。


 終活は元気なうちに少しずつ (担当 M)


ご実家では終活の話を

  今週末から、大型連休が始まります。旅行や買い物など、楽しい計画は進んでいますか?  ご実家に帰られる方。是非、ご家族での会話の中で、「終活」についてお話ください。確かに持ち出しにくい話題の一つです。しかし、万が一のことを考えた場合、苦労されるのはご自身です。  会話の糸口とし...