2023年12月27日水曜日

年の瀬・人生の瀬

 早いもので、今年もあと数日となってきました。仕事や片付けなど順調に進んでるでしょうか。来春に進路が決まる方々にとっては、追い込みの時期ではないでしょうか。 何はともあれ、いつも以上に健康に注意して日々を乗り切っていきましょう。

 一年の終わりは決まっております。期限があるので、スケジュールを立てやすいものですが、人生の終止符は誰もわかりません。年齢関係なく、自分自身が後悔なく過ごせるように、あらゆる準備をゆるーく進めていきましょう。それが人生の終活につながります。ただし、自分で終止符を打っては絶対にいけません!辛い時は必ず声を上げてください。一人で抱え込まないでくださいね。 これからどんな楽しいことが待っているか、今まで辛かった分、楽しい事もきっとまっていますよ。

 

 このブログでは、ゆる~く終活をしている行政書士事務所スタッフが運営しております。日常の事がメインですが、皆様の終活に少しでもお役に立ち・息抜きに・はけ口にしていただければよいと思っております。

 今後ともよろしくお願いいたします。(担当 M)

  

2023年12月20日水曜日

身元保証・高齢者支援サービス

 おひとり様や遠隔地にいる親族のために、高齢者向けの身元保証サービスが求められています。

 ①身元保証サービス   :病院・施設への入退院などの手続きの代理や連帯保証

 ②日常生活支援サービス  :日常的な買い物の手伝いや病院絵の送迎など

 ③死後事務サービス   :関係者への連絡や葬儀に関する事務など

大きくわけて、3つになります。

 どれも、若い時にはできていた事。年齢を重ねるにつれて、体力・知力・資金力は確実に落ちていきます。それが、いつからというハッキリとしたスタートはありません。いつ、病気になるのか、いつまで自由に自分の意志で生活できるのか、誰もわかりません。困った時に、自分の生活・性格に合ったサービスがすぐに受けられるためにも、早めに関連事業者を見つけておくことが必要です。

 また、契約する際も、内容をしっかり確認するのも重要です。判断能力が不十分になった時に財産の取り決めなどの規定がなかったり、詳細が分からないまま契約した為、追加徴収されることになったりなどのトラブルが起こることも多くあるようです。

 老後の自分の生活、安心して任せられたら良いですね。終活は元気なうちに少しずつ。(担当 M)

2023年12月18日月曜日

発見した遺言書

 自宅や金庫などで、亡くなった方の遺言書が発見された場合、その場で開けずに、検認作業が必要になります。

 家庭裁判所に提出し、検認の手続きを請求します。遺言書の検認を行うことは、相続人に対して遺言書の存在をお知らせする事でもあり、偽造・変造を防止するための手続きとなります。その遺言書の有効・無効を判断するものではありません。また、開封してしまった場合、過料に処すことになりますので、注意が必要です。

 検認手続きが終わると、遺言書に検認済証明書が発行されて、金融資産や不動産などの名義書き換えが出来るようになります。

 家庭裁判所に申し立てをする場合でも、遺言者の出生からの戸籍謄本・相続人全員の戸籍謄本など、準備する書類があります。   

 なお、公正証書遺言の場合は検認の必要はありません。改ざんや手間を考えると、公正証書遺言を利用される方が多いのもうなずけます。 

 終活は元気なうちに少しずつ。(担当 M)

 

2023年12月13日水曜日

医療費がかかる時

 知人が医師からガンの告知を受けました。幸いなことに、悪性ではなく・転移もほとんどしないパターンのがん細胞だったので、切除手術だけの対応となりました。

 ただ、年齢も重ねており、ガンという言葉に落ち込みつつも、切除・移植と数回の手術を経て、身も心も落ち着けたようです。数年の経過観察の為通院を余儀なくするそうです。ガンは不治の病ではなくなってきており、今回は良性ということもありましたが、まずは早期発見・早期受診が重要なようです。

 さて、病院にかかるという事は、診療費用が掛かります。お仕事をされている方は通院や入院により収入面でも心配になってきます。そんな時に給付を受けられる制度があります。

  高額療養費制度 :治療中の医療費に上限

  付加給付制度  :健康保険によっては高額療養費制度で払い戻される分に上乗せ

  医療費控除   :1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合、税負担が軽減

  傷病手当金   :連続する3日を含む4日以上休み、給与が支払われない場合に

  障害年金    :初診日から1年6ヶ月を経過した日に要件を満たす障害がある場合

  介護休業給付金 :家族の介護で働けない時


 それぞれ、制度を利用する時には金額や日数に制限などありますが、仕事を続けていく事は収入面の安定にも精神面の支えにもなります。医療機関や都道府県には就労に関する相談窓口が必ずあるようです。一人で悩まずに、是非、門をたたいてみてください。(担当 M)

                     


2023年12月8日金曜日

焦らずゆっくり

いつもの日常を送っているのですが、やはりそこは12月。何故かソワソワしてしまいます。
楽しいイベントを前に感じるソワソワではなく、あれもやらなきゃ・これも終わっていないの方の焦りのソワソワを感じる方はいらっしゃいませんか?
 まだ、23年は終わっておりません。とりあえず、一歩だけ進んでみれば、来月に先延ばししてもよい事かもしれませんし、固定観念のもとで焦ってしまっている自身に気づくかもしれません。
 急いては事を仕損じる。焦らずゆっくり、12月を過ごしていきましょう。(担当 M)


2023年12月6日水曜日

相続登記の義務化

 2024年の相続関係で一番の大きな変更は、【相続登記の義務化】ではないでしょうか。         

  いままで、相続で土地の所有権を取得しても登記しないケースが多かったそうです。義務ではなく、手間も費用もかかるため。放置したままでの土地は、相続人共有となり、新たに相続が発生するとさらに相続人が増え、複雑な土地の権利関係が生じてしまいます。土地の所有者が明確でない場合、災害時の復旧作業の妨げ問題・不動産処分の長期化の問題が発生してしまいます。

 ① 相続・遺言によって不動産を所得した相続人は、所有権の取得を知ってから3年以内

 ② 遺産分割が成立した時は、成立した日から3年以内

に、相続登記の申請をしなければ過料の適用になります。

 2024年4月1日からの義務化です。詳しくはお近くの法務局へどうぞ。

終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)

  

  

2023年12月4日月曜日

大掃除に際し

大掃除は、気合と体力に余裕がなければ出来ないと常々思います。日頃からこまめに片付け・掃除をしていれば体力もそれほど消耗しないと思います。 とはいえ、日常も時間に追われ、家に帰れば「バタンキュー」としたいところを、老体に鞭を打ち、食事準備やお風呂掃除、買い物など、生活している限り家事は必須。日頃から心地よい空間で生活し続けている方は、素晴らしい事だと思います。

 個人的な憧れと愚痴を述べつつ、年末の大掃除の時、不要品の片付けや整理の時に、対象を広げて欲しい事。それは、自身の資産の把握です。

 長年使っていなかったカバンから見覚えのない通帳が出てきてませんか?かつての金融機関カード、金融機関との付き合いで入ったクレジットカードや保険関係。以前に住んでいた時のポイントカードや最近利用しなくなった会員カード。

 会員費など引き落とされていなければそのままにしてしまいがちなカード類は、第三者からしてみれば、どう対応していいかわからないものです。

 使っていない・使わなくなった金融機関の口座 →解約手続きを

 使っていない・使わなくなったクレジットカード →解約手続きを

 使っていないスタンプ・ポイントカード  →破棄を(ただし、クレジット機能がついたポイントカードは解約手続きをしてから破棄を)


金融機関関連の通帳やカードは、残高がない・会費を支払っていないという判断だけで処分をするのではなく、必ず確認し・解約手続きを行ってください。名前などの情報は残っていると思われます。解約手続きが確実に終わってから、個人情報が表示されている部分を細かく裁断してから出来るだけ分割に処分することをお薦めします。そして、体力・気力が落ち着いたら、エンディングノートに資産の記入をしておきましょう。  終活はいつでも誰でも元気なうちに(担当 M)

2023年12月1日金曜日

1日は写真整理の日

毎月1日は、「写真整理の日」です! 

 そして、12/5は「アルバムの日」です。年の最後の月に、写真を整理して思い出を振り返ろうと、ナカバヤシ株式会社が制定したそうです。ナカバヤシ株式会社は、アルバムや製本や文具などを手掛けている会社です。ご自宅のアルバムやノートなど、そばに寄り添っている製品ですね。

 12月は、今年の総決算と新しい年を迎える準備とで大忙しです。この一年を振り返るには、写真をめくってみるのが一番手軽です。一枚も写真がない方もいらっしゃるかもしれません。携帯電話やタブレットなど、スクリーンショットやダウンロードした画像や動画はありませんか?

 こんな一年だったなぁ、来年はこうしたいな・こうなればいいなと、思いをはせられるツールの写真。 写真を遡りながら、写真の整理・整頓もしていきましょう。 (担当 M)

      



 

ご実家では終活の話を

  今週末から、大型連休が始まります。旅行や買い物など、楽しい計画は進んでいますか?  ご実家に帰られる方。是非、ご家族での会話の中で、「終活」についてお話ください。確かに持ち出しにくい話題の一つです。しかし、万が一のことを考えた場合、苦労されるのはご自身です。  会話の糸口とし...