日々の忙しさ・年齢のせいか、自分の記憶力が怪しい時があります。人と話していて、すぐに物の名前が出てこなかったり、「あれ」「それ」などの代名詞しか出てこなかったり・・・。
人は忘れやすいものです。それが人間の良い特徴でもあるのですが、なんとなく年齢を重ねてくると「そろそろ?」など自分の今後を心配してしまいがちです。

気になりだしたら、忘れないためのルーティーンを作ってみてはいかがでしょうか?
終活をお薦めしている立場から、「エンディングノートに大切な事は書き残しておきましょう」とお伝えしていますが、他愛のない日常の事はメモしておく習慣をこれから作ってみても良いと思います。
要領は、買い物メモと同じです。「何か気になった事・忘れたらいけない事を書いてここに貼る」のルール化です。買い物メモを書いて、書いたものを忘れて買い物に行く経験もあるかと思いますが、書いたらお財布にしまう流れを作ってしまえば良いのです。
デスクワークをされていた方は、付箋に書いてパソコンや受話器に貼ったりしていませんでしたか?仕事では固定された場所・目が付く場所にメモを残して貼り、終わったら破棄していませんでしたか? それと同じことを自身の身の回りで実行してみましょう。
●日にちを確認するために、決まった時間に起きてテレビニュースを最初から見るようになった。
●特売日で曜日を把握している。宅配日で曜日を把握している。
●メモする紙はノートにした/付箋をノートに貼っていくようにした。
●電話に出る時は、番号表示/教訓などの覚書を見てから出る習慣にしている。
●スマホケースにメモを挟むようにした。それ以外にメモを付けるのを辞めた。
などなど、私の周りから聞こえてきた、「〇〇を忘れないために始めた習慣化」の一例です。これらの行動が認知症の時になった時に役立っているかどうかは分かりませんが、自分で無理なく出来そうな事を早くから習慣化したことで、少なくとも物忘れへの不安解消にはなっているようです。
元気なうちに出来る事から一緒に始めていきましょう。
(担当 M)