2022年11月25日金曜日

デジタル遺品 その③


デジタル機器の普及・ペーパレス化も手伝って、利用している金融機関のネット口座への移行をする方も増えてきています。

 ネット口座はログインの設定が2段階確認であったりと、セキュリティがしっかりしています。そのため、故人がもし利用していたら、第三者にとって分からないのが悩みの種です。

 ネット口座を利用しているアプリをダウンロードされている場合は、アプリを見ていけば気づくと思います。ですが、都度ネット接続をしている場合などは第三者からは利用の有無すら分からない場合が多いです。

 その場合、確認してほしいのはメールの履歴です。【証券】【銀行】など考えられるワードで検索してみると、ヒットすることがあります。そこから資産を読み解いていくのも一つの手です。

 QRコードなどで読み取るキャッシュレス決済も同じです。キャッシュレス決済サービスの多くは1台のスマートフォンで1つのアカウントの利用となっているそうですが、こちらも利用しているか分からない場合は、メールの履歴・カード明細・口座の入出金から判明しやすくなります。


 哀しみや忙しい中時に、探偵並みに捜索するのは想像以上の気力が必要です。遺された方への負担を少なくするためにも、せめて利用しているネット情報名はエンディングノートに残しておきましょう。

   終活は元気なうちに少しずつ (担当M)


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