2022年12月19日月曜日

贈与

最近では少なくなりましたが、道路を歩けば、ポケットティッシュやボールペンを貰ったり、親しい方から、旅行のお土産を貰ったり、【貰う】という言葉はちょっとウキウキしてしまいますね。「タダほど怖いものはない」という言葉もありますが、やはり見返りを求められずにもらえるのは嬉しいものです。

  相続において、単純に【貰う】という意味をあらわすのは【贈与】という言葉にあたるのではないでしょうか。

  こちらは見返りもなく貰えるという意味だけではありません。贈与の形態を分類すると4つになります。

 ①定期贈与

    定期的に一定の財産を渡すことで成立する

     (例)毎年50万円を10年間あげるよ

 ②負担付贈与

    もらい受ける人(受贈者)に対して負担を課すことで成立する

     (例)この家あげるからローンを払って

 ③死因贈与

    あげる人(贈与者)が亡くなった時に成立する

     (例)死んだらこの土地あげるよ

 ④それ以外

     挙げる人(贈与者)ともらう人(受贈者)とで成立する


そして、これらはあげる人・もらう人の両者の同意が根底にあります。


不用品の押し付け合いは贈与ではありませんのであしからず。(担当M)



2022年12月16日金曜日

介護は自身のお金で

 2023年度の税制改正に向けて、日々報道されています。自分の懐具合は今後どうなるのだろうかと思いながら、傍観している一人です。【非課税】なる言葉の魅力も感じますが、国の懐の穴埋めは、次世代にのしかかるのではないかと危惧しております。

              

 資金の話題が出てきたところで、今回は介護の費用についてです。

 親の介護に携わることになった場合、ご自身の懐から出すことはお勧めしません。ご自身の老後破綻にもつながりかねないからです。育ててくれた親だからと思うかもしれませんが、終わりは明確ではありません。親子共倒れにならないためにも、親の介護は親の資産内でを強くお勧めします。お得だからと生前贈与をする前に、介護費用がどの位かかるのかを計算してみましょう。

 親の懐事情をしっかり把握をして、可能な範囲の介護をすることが、笑顔で長くお世話することが出来る秘訣だと思います。

 行政や地域包括センターなどを通じて、利用できるサービス・制度をあらかじめ知っておくことが、介護に心の余裕が生まれると思います。 

  終活は元気なうちに少しずつ (担当 M)

2022年12月14日水曜日

デジタル遺品 ④

今回は、パソコンのデジタル遺産の対応についてお話します。

最近のパソコンは、起動後にパスワードやPINコードの入力画面が表示される場合が多くなりました。スマートフォンの場合とは違い、パソコンのロック解除に連続して失敗しても初期化される事は(現時点で)ありませんので、何度でもトライ出来ます。また、外部のパソコン修理サービスを請け負っている企業も多数あり、比較的安心ではあります。

 【パスワードの見つけ方】

   利用者が、別のセキュリティでよく活用していたパスワード

   カードの暗証番号・パソコン購入日、友人関係の誕生日や名前

   手帳のメモ書き 思い出の出来事・日にち等・・・


自分が同じ立場ならと考えると、ヒントはどこにでもありそうです。(ここではあくまでパソコンのロック解除のお話ですので誤解なきようにお願いします)


 【パスワードが見つからない場合】

   この場合は別のアカウントからログインをし、

   クラウド上のバックアップを検索

   外付けのハードディスク・SSD・USB

等から、バックアップデータを見つける方法もあります。


 守られるべきプライバシーを解除していくのですから、作業する側もモヤモヤした気持ちが残ると思います。なので、伝えるべき重要な事は、きちんと直接お話しておくことがベストだと思います。 終活は元気なうちに少しずつ (担当 M)

2022年12月12日月曜日

あと3週間でした。

 お昼休みにブラっと外を歩いてみると、銀行のATMの前には長蛇の列。どこの銀行も長い列。一般的に入出金の多い10日が土曜日だったからでしょうか。もしかしたら、ボーナスかしら?と、長い列を横目に見ながらカレンダーを思い浮かべて歩いてました。

 気づいたらあと3週間で終わりの2022年。やっておきたい事はありますか?

 風習・しきたりが重視されていた時代に育ったので、12月中旬以降、バタバタと家の手伝いばかりしていた思い出もあります。

 時代も変わり、何とでもなるという心構えで12月を過ごすようになったここ最近。楽しみながら新しい年を迎えようと思えるようになりました。皆さんはいかがですか?(担当M)


悩む老後

 昭和時代の幼少期。冠婚葬祭では親族間での集まりや顔合わせがとても多かったです。特に、葬儀の時は、初めてお会いする方もいたり、大所帯でした。確かに親や祖父母の世代は、兄弟が多いですし、私の場合、曾祖父母が商売をしていたせいか、暖簾分け先の繋がりもあり、名前を言われても、すぐにわか...