2023年6月30日金曜日

終活は何歳から?

終活は 元気なうちに 少しずつ

体力・気力のあるうちに終活を始めるのが良いと実感する出来事が増えてきました。親族が亡くなったり、故人の遺品を片付けた人の話を聞いたりする度に焦りのようなものを感じます。

終活というと「片付け」「自身の振り返り」「財産のこと」「介護・医療について」「葬儀・お墓」などやるべきこと、考えることがたくさんありますが、それ故についつい先延ばししてしまうことも多いと思います。


思いついた時、何歳から始めても良いのが「終活」だと思います。「片付け」に関しては、若い頃から定期的な断捨離をしたり身辺整理をする人も増えているようです。大きな不用品の処分は情報収集や体力が必要であるので、それなりに若いうちから着手したほうが良いかもしれません。

「財産」「介護・医療」などについてはライフステージに変化がない限り、なかなか考えがまとまらないものかもしれませんが、65歳くらいから考え始めるのが良いとされています。定年後やっと自分のことをゆっくり考える時間が持てるようになり、気力も体力もある年齢ということでしょうか。

周囲を見渡すと、定年後の65歳といえば旅行をしたり趣味に勤しんだりで皆さん忙しそうな印象もあります。実際そんな時期に「終活」を考え始めることができるのだろうかと思うこともありますが、人生100年時代、後半の自分をプロデュースするつもりで早めに備えようと心に決めています。                       (担当 I)


2023年6月28日水曜日

遺言書を書く時

受け継いでほしい人に確実に想いが届くように、あらかじめ遺言書を作成しておくのが必要です。遺言書は、資産・財産が多い方だけに適用するものでもありません。家庭裁判所に持ち込まれる遺産分割の案件で総資産が1000万円以下の件数が以外に多いようです。(司法統計 年報 家事令和3年度より)

 遺言書は、遺された方々のトラブル回避の切り札となります。元気なうちにある程度考えをまとめ作成しておくことをお薦めします。

 遺言書の作成は、公証役場で作成することで、必要事項の不備がない形で完成し、保管をしてもらえて安心です。

              


また、ご自身で作成する事も出来ます。ご自身で作成する時には、必ず以下の要件を守りましょう。

 ①遺言書の全文・作成日付及び遺言者氏名を必ず遺言者の自書・押印

 ②辞書でない財産目録が添付されている場合、すべてのページに署名・押印

 ③書き間違えた時・訂正・追加の時は、その箇所が分かるように示し訂正・追加した旨を付記し署名、訂正又は追加した箇所に押印


 これらの要件を満たしていないと、遺言書と認められず、あなたの届けたい想いが伝わりません。また、自筆証書遺言は、開封前に家庭裁判所での検認も必要になります。

 費用がかかりますが、公証役場や行政書士などの専門家に相談し、公正証書遺言を作成をしてみるのも一つの安心につながります。「飛ぶ鳥 後を濁さず」精神で、終活に一歩踏み出してみましょう。

 終活は元気なうちに少しずつ (担当 M)

2023年6月26日月曜日

老後の資金

いつかはくる、自身の介護。配偶者や子どもに任せるという選択肢もあるかもしれませんが、費用面から考えると、自分の事は自分の資産からを軸に備えていきたいものです。

 一時的な介護費用(介護用ベット・住宅リフォームなど)には平均74万円という統計が出ています。(生命保険文化センターより)また、介護費用は、在宅では5万円弱、施設は12万円との数字も出ていました。これらはあくまで統計ですので、お一人おひとりの介護の重度、年数によって違ってきます。まずは、「自身の収入の中で」を考えて介護のシュミレーションをしてみた方がよさそうです。
 また寿命の長い女性の方が年金受給額が少ないので、早めの準備が必要になります。老後資金の対策は、現役時代を伸ばす・資産運用など考えられますが、無理のない資産設計と健康な体を心がけていきましょう。
        

 終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)

2023年6月23日金曜日

わたしの荷物

とあるアンケートによると、1人あたりの平均荷物量は

衣服  47.6枚
本   30冊
靴   4~5足
食器類 79個(1世帯あたり)

ということです。
引越業者のHPなどを見ると、引越時に必要となる段ボールの目安は一人当たり10~15箱などとあります。
個人的な印象として上記荷物量はかなり少な目に感じます。自分の荷物量はかなり多めです。特に引越しの必要がなくなってからは荷物量を把握・管理する必要もなくなったため、処分することがめっきり減り荷物は増える一方です。 

 

さて、高齢になり施設に入居することになった場合、持ち込める荷物量はそれぞれの施設によって違います。平均的な居住面積はどのくらいなのかと簡単に調べてみたところ

有料老人ホーム 1人あたり8~12畳
サービス付き高齢者向け住宅 1人あたり8~12畳(2人で20~30畳というところもあり)
特別養護老人ホーム 1人あたり約6.5畳
グループホーム 1人あたり約4.5畳(個室)

とありました。備え付けの家具の有無などにもよりますが、持ち込める荷物量はそれほど多くないことがわかります。このままでは大変なことになると感じました。「終活」として片付けに着手するときはこれを目安にしようと思います。施設に入居するかどうかは未定ではありますが、「使わなくなった物は手放していく」を実行しておけば、自分にとっても周囲にとっても将来の負担軽減になると思いました。       (担当 I)



悩む老後

 昭和時代の幼少期。冠婚葬祭では親族間での集まりや顔合わせがとても多かったです。特に、葬儀の時は、初めてお会いする方もいたり、大所帯でした。確かに親や祖父母の世代は、兄弟が多いですし、私の場合、曾祖父母が商売をしていたせいか、暖簾分け先の繋がりもあり、名前を言われても、すぐにわか...