2023年3月8日水曜日

【万が一】の時の連絡先は?

 100歳近く、一人暮らしの知人がいます。パートナーに先立たれてもう何十年。お子様はいらっしゃいませんが、親戚の数は多く、第二の人生を歩んでいる方々・血筋が薄くなった、いとこ・またいとこの働き世代とその子供達が気にかけている日常です。私自身、幼い時から仲良くしていただいていましたが、社会人になり転勤族であちこち移動していた事もあり、住居が落ち着いた今でも年に数回会えればよいかなという関係でした。

  先日、彼女と連絡が取れなくて大変だったと、彼女の親戚の方がお話していました。

 彼女が契約しているヘルパーさんは週に1回の訪問。そのヘルパーさんから連絡が取れないと、緊急連絡先の親戚に電話があったそうです。親戚の方は彼女の家から2時間以上かかる距離。彼女の家の鍵を持っています。ヘルパーさんの連絡を受けて、自宅にかけつけ、彼女の無事を確認したそうですが、他県からの距離なので、無事を確認するまで気が気ではなかったと話をしていました。

  その後、彼女は何事もなく元気に生活をしているようですが、【万が一】の時にすぐに見に行ける距離の人が欲しいと親戚の方はため息をついていました。

  

  ご本人が年を取るのと同じように、家族・見守る親戚・知人なども同じように年を取っていきます。元気なうちに、どなたにどんな連絡を、どう対応するかという事を、見守られる側・見守る側両者が考えていかなければなりませんね。終活は元気なうちに少しずつ。たまには見直しも必要です。(担当 M)

2023年3月6日月曜日

おひとり様でも怖くない

 おひとり様人口が増えてきています。2020年の国勢調査では、単独世帯の比率が全体の4割近くになったとか。ネット空間の発展もあり、一人でいてもいつでも誰かと繋がることができ、ますますおひとり様生活が充実していきそうです。

  ですが、現実問題、ずっと一人で暮らすことを考えるならば、早めに将来の家計について考えていく事をお薦めします。

 ● 病気などで働けなくなった時、どうしますか。

 ● 今の住まいはどうしますか

 ● 高齢になった時、介護はどうしますか

 ● 老後資金は万全ですか

 ● 入院などの身元保証人や葬儀などはどうしますか。


これらの不安材料は、おひとり様のみが抱える不安ではなく、すべての人が抱える不安だと思います。家族がいるから大丈夫と思っていても、いざというときに手を差し伸べてくれる身内がいなかったり、単独世帯ですが前もってサポートをお願いしていたから安心して老後を迎えられたという方もいらっしゃいます。

 確かに収入面においては、パートナーなどのサポートや補填が受けられませんが、将来の家計について元気なうちから計画を立てていれば、臆する事はありません。人生100年時代、誰もがいつかはおひとり様となりうる時代。早めに準備をしていきましょう。

終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)

       


  弊社では【おひとり様の処方箋】というパンフレットをご希望の方にお渡ししております。一般的なケースについての対処法を載せてあります。ご希望の方は、ご連絡ください。


2023年3月3日金曜日

相続人なき遺産

相続人がいないなどの理由で国庫に入る相続財産が増え続けていて、2021年度に過去最高額を記録したそうです。その額は647億円あまり。私の住む自治体の新年度の一般会計予算の3分の1ほどです。かなりの額であることがわかりました。「身寄りがない方の財産」は20年間で6倍にも増えているそうです。 

ご本人が納得していたのならば良いですが、財産がどうなるのか、どうすれば良いのかをお考えになる機会のないまま至った結果だとしたら残念です。

面倒をみてくれた方や懇意にしていた方に財産を遺したり、社会貢献など自分の希望する使い道を決めておいたりすることもできます。これらは遺言書作成が必要ですので、専門家に相談してみるのが良いと思います。


使い切らずに国庫に入っていく老後資産が増えている一方で、高齢世帯の支出は年々減少傾向にあるといいます。未来に備え続けなければならないと思うあまり、苦労して形成した老後資産が使えないとは皮肉なことだと考え込んでしまいました。

お金について学び、マネープランを考えておくこと、相談できる専門家を見つけておくことは大切だと感じました。                    (担当 I)

                 

2023年3月1日水曜日

1日は写真整理の日

 月に一度は写真を整理してみようという事で、【1日は写真整理の日】です。


 あっというまに桜開花の話題になる3月となりました。年度末、新しく一歩踏み出す準備の月ですね。写真の整理できていますか?卒業式やお花見、特に今年はマスクを外した笑顔で写真に残せるかもしれませんね。 スマホやタブレットの写真データは出来ていますか?カメラの容量は足りていますか?1日は是非確認する時間を作ってください。

  先日、子供に「スキーに行ったことがない!」と言われました。幼いころからスキー場に連れていき、スキー教室・雪遊び・リフトでの失敗など、親としては数々の苦労話しかありませんが、覚えていないといわれ、とても悲しい気持ちに。そこで、データ化された写真の登場です。我が家はバッファロー社の「おもいでばこ」にデータを一元化しており、テレビに接続して「ほら、この年も、この年も行っているじゃない!!」と物的証拠とばかりに子供に訴えてみました。


 「おもいでばこ」は、日付毎やイベントごとにも表示が出来るので見たいときに見たいシーンがすぐに表示できます。アルバムを引っ張り出すより楽かも知れません。       


 写真は思い出の日に戻れる手段です。撮りためただけではなく、すぐ見れる・見返せる工夫をしてきたいですね。(担当 M)

悩む老後

 昭和時代の幼少期。冠婚葬祭では親族間での集まりや顔合わせがとても多かったです。特に、葬儀の時は、初めてお会いする方もいたり、大所帯でした。確かに親や祖父母の世代は、兄弟が多いですし、私の場合、曾祖父母が商売をしていたせいか、暖簾分け先の繋がりもあり、名前を言われても、すぐにわか...