2022年7月26日火曜日

老後2000万円

詳しいことは分からないけれど「老後2000万円」というワードが耳につき、何か大きな買い物をしようと計画するたびに頭に浮かぶようになりました。

購買意欲を削ぐそのワードの正体は・・・
老後の年金収入に対して支出がオーバーすることが予想されるうえ、人生100年時代となることで老後資金の不足額が積もり、どうやら平均で2000万円くらいは足りなくなる。
という話のようです。
モデル年金や年金シュミレーションの結果をみる限り、たしかに赤字家計必至の予感がします。年金は「物価スライド」と言っても昨今のような急な物価高騰には追い付かないだろうし、私的年金には物価スライドすらない(一部変額型もあり)。

退職後の大きな支出(例)も調べてみました。
・自宅の修繕費用     500万円~700万円
・介護費用        550万円(1人あたり)
・葬儀代         20万円~200万円
・子供の教育費      400万円~800万円
・子供の結婚費用の支援  100万円(1人あたり)
・車の買い替え費用    ~300万円くらい

幾つかが重なるとかなり厳しい状況になりそうです。
現実を知ることができたのは収穫ですが、考えることを先延ばしにしたくなるような内容でした。

考えると怖くなるときには目の前のことを黙々とこなします。
いつもそう心掛けているので、考えるより働きたいと思います。 (担当 I)



2022年7月19日火曜日

高齢社会白書

 ある日の新聞で、高齢者の身元保証人のサービス内容や必要性などが書かれている記事が目につきました。子供がいない夫婦・お一人さまの高齢者など、入院や老人ホームに入退院の時に必要となるのが保証人です。近くに身内がいない場合には特に、生前・死後の為にも利用していく事をお薦めしたいものです。


 さて、いつもなら【身元保証人とは…】と続くのですが、今回は記事の中で気になった【高齢社会白書】という言葉について少し触れていきます。 昭和世代の私にとって【〇〇白書】という言葉に反応してしまったのですが、この【高齢社会白書】とは、内閣府が平成8年から国会に提出している年次報告書だそうです。高齢化の状況を把握しやすい報告書になっています。

 最新版は、令和4年版のようです。中を見てみると、65歳以上の一人暮らし者の動向・就労率・生活環境や情報機器の利用内容など、さまざまな分野の統計がでており、それに対しての要因・現状・展望などが、見やすく分かりやすく解説されていました。

 他人事ではない高齢世代の生活。どの世代がどのような生活・気持ちで日々を送っているのか少しイメージ出来るかと思います。個人的にデータで驚いたのが、ネット環境に馴染んでいる65歳以上が思ったより多かったことです。特に男性が多いのは、会社経験から端末の扱いに慣れているからでしょうか。女性の社会進出が当たり前になってきた今の世代が高齢になる頃の統計では、ネット利用も当たり前になっているかもしれませんね。(担当M)

  ※令和4年版は6月14日に公表されました。高齢社会白書について - 内閣府 (cao.go.jp)

2022年7月15日金曜日

整理整頓

 書店に足を運んだ時に、1冊の小説と出会いました。家族の遺品整理を題材としたお話でした。

 代々受け継いだ広い家・〇世帯の家・物のなかった時代・・・。今の高齢者が通ってきた環境です。捨てる事への罪悪感はとても強い年代でもあります。いつか使う・誰か使う・〇〇から頂いたものだからと大切に(?)保存している物。しかし、当事者が不在になってしまえば、それらは思い入れもない不要品になってしまいます。処分するにも自治体の分別方法も細かくなって面倒な気持ちも生まれてきます。

        

https://www.souzoku-isan.net/

 人の最期は誰もわかりません。だからこそ、日頃の心掛けが大事になってきます。元気に、出来る時に、少しずつ家の中にあるものと向き合ってみましょう。

  終活は元気な時に少しずつ  (担当 M)


 ※【姑の遺品整理は、迷惑です】双葉文庫

     誰もが経験するであろう、遺品整理をユーモアーとペーソス溢れる筆致で描く長編小説。(双葉社HPより抜粋)


     対照的な人間・環境での実家問題。すんなりとのめり込んでしまう話の流れ。あとがきまでしっかり読んでしまう一冊でした。読後、物・人間関係の見直しをしてしまいます。この気持ちも終活の一つですね。(担当M)

2022年7月13日水曜日

後見人が出来る事

成年後見人は、知的障害・精神障害・認知症などにより、ご本人だけで決めることに、心配や不安のある人に色々な契約や手続きのお手伝いをする人を呼びます。成年後見人になる資格は決まっていないので、親族や研修をうけた地域の人や福祉関係の方、福祉や法律の専門家が任されます。

 手続きは、個人で契約をするのではなく、家庭裁判所に申請をし、その後任命されます。なので、申請してから日数も費用も掛かるのに注意が必要です。そして、安易には成年後見人を解約できないという事です。医者の診断書などにより症状や障害の回復が認められ、家庭裁判所の判断で解除という流れになります。


 後見人の仕事内容としては

   入院や市施設への入所手続きのお手伝い

   定期的な訪問や状況確認

   保険料・税金の支払いやお金の出し入れのお手伝い

   介護や福祉の契約・手続きのお手伝い

などがあげられます。お金にかかわるもの、契約にかかわることが主な仕事内容です。ですから、

   家事全般をお願いする

   日用品も買い物を代わりにする

   介護をしてもらう

   話し相手になってもらう

などといったことはお願いできません。


  大切な資産を守ること・お金をどのように使うかのお手伝いをしている後見人。よりよい関係性を保ちながら、将来の不安を減らしていきましょう。(担当 M)

悩む老後

 昭和時代の幼少期。冠婚葬祭では親族間での集まりや顔合わせがとても多かったです。特に、葬儀の時は、初めてお会いする方もいたり、大所帯でした。確かに親や祖父母の世代は、兄弟が多いですし、私の場合、曾祖父母が商売をしていたせいか、暖簾分け先の繋がりもあり、名前を言われても、すぐにわか...