2022年2月27日日曜日

認知症になる前に

認知症になった時は、法律上「意思能力がない」と捉えられています。ですから、意思能力のない中で行った遺言書作成や生前贈与などは、法的効力はないと考えられています。

 認知症といっても、明らかに意思能力がない場合と、認知症の症状があるのではという状態があります。遺言書作成を考えた時に、「認知症の症状なし」を太鼓判を押されるのが一番法的効果はあります。


 しかし、身内でも認知症の診断を受けることを進める事は難しいですね。なので元気なうちに相続対策をご自分で進めておくことが大切です。

    終活は元気なうちに出来ることから(担当 M)



2022年2月21日月曜日

2月は通帳の確認を

2月の第3日曜日は普通預金の利息が振り込まれる金融機関が多いです。(信用金庫や信用組合は2月の第4日曜日というところもあります)低金利時代でもあり、残高が少ないと利息すら付いておらず、わざわざ記帳で並んだのに・・とちょっとガッカリしてしまいます。



 ここ数年、通帳にまつわる手数料や、硬貨に関する手数料の話題を耳にします。2月の通帳記帳と一緒に、ご自身の取引銀行を確認してみましょう。眠っている口座はありませんか?動きのない通帳はありませんか?

  通帳残高が少ないからほっておいても大したことないと思っていても、すべての手続きをご自身で出来るわけではありません。勿論、通帳1つも持たずに現金で持っているからという方は別ですが、年金受け取りの口座は必ずあると思います。ご自身が一人で動きづらくなった時、手続き出来るのは第三者になります。亡くなった時だけでなく、病気やけがで入院する場合もあるでしょう。お世話になる人にお願いしやすいように、ご自身の資金の把握はしっかりしておきましょう。

   終活は元気なうちに出来ることから。
(担当 M)

2022年2月18日金曜日

実家の片付けのはなし

先日から「実家の片付けの手伝い方」について書かれた本を読んでいます。

「実家の片付け」というと‘’将来残された者が困らないように‘’という視点でしかこれまで捉えていなかったのですが、

身体の衰えやライフスタイルの変化に合わせて、この先暮らしやすい家に整える

という視点で進めていく、手伝いをするということが大切なのだと気付かされました。

探し物をしなくても、必要な物がすぐに手に取れるように整理する
物を片付けて「動線」を確保し、転倒やケガをしないようにする
処分に手間のかかる物の手配を請負う

何に困っているのか、どういう不自由があるのかを相手の目線で考えることが必要でした。
無理に処分を勧めるなどもってのほかで、捨てられない・・という気持ちも汲みつつ進めていかなければならないと知りました。


実家で何年も放置されている「ゴルフセット」を処分すればと勧めたとき、
父に「防犯用(護身)に置いておきたい」と拒絶されました。

「そんなもの相手に奪われたら逆に凶器になるよ」と冷たく返答してしまいましたが、もう少し言い方があったなと、この本を読みながら反省しました。
危険があることを説明し、安全で有効な防犯グッズを探す、提案する・・が正解だったと思います。

拒絶されたら勧めない。捨てたくない物のエリアには踏み込まない。
当たり前のことではありますが気付かされることが多く、読んで良かったと思う1冊でした。


(担当I)

2022年2月14日月曜日

服用薬

 スポーツの大会があるたびに、ドーピングの話題が出てきます。報道によると、年々禁止の薬も増えているそうで、選手もサポートする方々も大変だそうです。


 スポーツ選手でなくても、薬の服用は気をつけなければいけません。


まず、処方薬を常時飲まれている方

  医師から指示のある用法・用量をしっかり守っていきましょう。毎回同じ薬の処方かと思いますが、お薬手帳は忘れずにお持ちください。


たまに市販薬を飲まれる方

  服用方法は必ず守るようにしましょう。服用していて不安に思ったときは、専門家に聞いてみましょう。市販薬の問い合わせ先が一番安心しますが、最近ではドラッグストアにも登録販売員が常駐しているお店が増えています。相談してみましょう。また、できれば自分が服用した市販薬の履歴は残しておきましょう。


用量・用法を正しく守るのは当たり前のことですが、一番注意しなければならないのは、気軽に手を伸ばしがちな、漢方やサプリメントです。簡単に手に入り【薬】の意識もありません。しかしごくまれに、常備薬・市販薬の飲み合わせが悪いことがあります。気になる症状に合わせて服用するのですから、【薬】+【漢方やサプリ】によって、過剰摂取になる場合もあります。反対に、薬に含まれている成分を打ち消してしまう場合もあります。


 自分自身の体のためにも、自己分析による薬の併用はくれぐれもお控えください。

 (担当 M)

悩む老後

 昭和時代の幼少期。冠婚葬祭では親族間での集まりや顔合わせがとても多かったです。特に、葬儀の時は、初めてお会いする方もいたり、大所帯でした。確かに親や祖父母の世代は、兄弟が多いですし、私の場合、曾祖父母が商売をしていたせいか、暖簾分け先の繋がりもあり、名前を言われても、すぐにわか...