2021年12月15日水曜日

年末の大掃除と同じこと

12月中旬を迎え、そろそろ年末までのラストスパート。買い物に出掛ければ、クリスマス商品と一緒にお正月飾りも売られています。年賀状の受付も開始となり、一年を締めくくる伝統行事・恒例行事が目の前を過ぎていきます。


 【今年の汚れ 今年のうちに】と、洗剤のキャッチフレーズではありませんが、【新しい】年に向け、大掃除を始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今年の掃除はちょっと別の大掃除を実施してみませんか。


 【新年を迎える】=【新ステージに踏みだす】 との発想の転換です。

 新年を第二の人生・ライフプランの第二ステージと置き換えてみると、終活は新しいステージを迎える大掃除と捉えるのです。
 
 ●大掃除 = 物を通じて人生を振り返る
         資産・ネットなどの個人情報を見直し整理整頓をしてみる

 ●新年  = 振り返った事によって見えてくる今後の目標
         やりたかった事をやってみる。
         趣味を極める


新年を迎える事と同じように新しく第二の人生を迎える自分自身の大掃除。こちらは年末に限らずいつでもOKですよ。

   元気なうちに出来ることから始めてみましょう。
(担当 M)

     

2021年12月13日月曜日

相続人いますか?

相続が発生した時は、相続人になる人は法律(民法)で決められています。

独身であったり、配偶者が先に亡くなった場合を除いて、必ず配偶者が相続人になることが規定されています。

 配偶者以外にも
    ① 子
    ② 父母・祖父母の直系尊属
    ③ 兄弟姉妹
この順番で、配偶者と一緒に相続人になります。

         

 さて、ここで疑問。配偶者いない・子供いない・父母祖父母なし・一人っ子の状態の場合、どうなってしまうのでしょう。これからの時代、該当される人の割合は増えてくると思います。状況に応じた法改正が行われるかもしれませんが、現時点では【相続人不存在】として、それぞれ関係行政に引き継がれていきます。

 家庭裁判所において、手順をふみ(手順詳細は別の機会に)相続財産管理人が選任されます。相続財産管理人は、管理している相続財産を
      不動産・株券         → 所轄の財産局長へ
      金銭債権・現金・その他の動産 → 家庭裁判所へ
それぞれ引き継がれます。最後に財産が残れば国庫へ。

 この状況は法定相続人に該当する人全てが相続放棄をした場合にも同じ流れになります。


 築き上げた自分の財産。せめて感謝の気持ちに使いたいですね。遺言書で残すことをお薦めします。

  元気な時に出来ることから始めましょう。

(担当 M)

2021年12月10日金曜日

遺言書の効力

遺言書を書き、これで安心と思っても、遺言書の有効性(効力が発揮できる項目)は、法律で決められています。遺言事項と言います。
  
   遺産をどうするか
   婚外子・未成年をどうするか
   遺言執行者をどうするか
   お墓などはどうするか

大雑把にまとめると、以上の項目になるでしょう。

では、これに当てはまらない希望は?


  葬儀はどうしてほしい
  動けなくなったらこうして欲しい
  お世話になった人のへの感謝の言葉
  ペットの預け先  ・・・・・・等

絶対に書いてはいけないという事ではありませんが、書いたところで守られるものではありません。
        

 よく、ご相談の際に話題に出てくるのが、「延命治療をしないで欲しい」「最期は〇〇で送りたい」というご希望のメッセージです。
  遺言書は遺言事項の関連もあり、存命中に開封される事はありません。ですから余生の希望を記入しても叶える事は出来ません。

  そのために、【エンディングノート】や【リビング・ウィル】などを活用してください。これらは法律で守られているものではありませんが、想いは伝えられます。
  ただ、延命治療拒否に関しては、残された家族や関係者にとっては実行しづらい事です。出来れば法律に守られている【尊厳死宣言公正証書】を作成しておくことをお薦めしております。ご自身の希望が守られ、残された方々のわだかまりも軽減できます。
 
     
  元気なうちに出来ることを始めましょう。

(担当 M)

2021年12月8日水曜日

12/8

●太平洋戦争開戦の日です。

 「ニイタカヤマノボレ」の暗号電報により、約3年半にも及ぶ戦争の火蓋が切られました。
今から80年前の事です。平和な世の中を続けるために、しっかりと過去を見つめ直す日の一つだと思います。


 (担当 M)

悩む老後

 昭和時代の幼少期。冠婚葬祭では親族間での集まりや顔合わせがとても多かったです。特に、葬儀の時は、初めてお会いする方もいたり、大所帯でした。確かに親や祖父母の世代は、兄弟が多いですし、私の場合、曾祖父母が商売をしていたせいか、暖簾分け先の繋がりもあり、名前を言われても、すぐにわか...