2022年1月26日水曜日

後見人とは

 何かあった時の強い味方の後見人。後見人の役割のイメージがつかない方が多そうです。


 簡単な後見人の役割をご説明します。まず、成年後見人制度の後見人の役割には大きく分けて2つになります。


 ① 財産管理

     本人の財産を守るため、本人の代わりに管理します。財産の維持を目的としているので、増やす目的の運用などは出来ません。 一般的には、預貯金通帳や不動産の権利書など大切な財産を預かり本人の代わりに管理していきます。場合によっては本人の代わりに支払いを行ったり、年金なのど権利の請求や受給が出来ます。


 ② 身上監護事務

    本人が生活するために介護サービスのコーディネートなどを行います。食事や入浴などを手伝うことではなく、適したサービスを受けられるように施設やホームヘルパーとの契約を行うことになります。その契約・締結はあくまでも、本人の意思を尊重した行動でなければなりません。


 身内で行うことが出来ればよいのですが、なかなかお願い出来る状況にはない現代。利益のためではなく、自分のために寄り添ってもらえる後見人を選ぶのも一苦労です。後見人締結は家庭裁判所(任意後見は公証役場も)への手続きなどがあり、握手で瞬時に契約できるものではありません。 


  終活は元気なうちに出来ることから始めましょう

(担当 M)

  

2022年1月24日月曜日

一人だからこそ

先日、洗い物をしていてうっかり刃物で指を切ってしまいました。大した深さではないのですが、傷がついたときは、止まらぬ血に一人慌ててしまいました。 数日は指先に心臓があるような感覚で、水に触れるのもパソコンのキーボードを打つのもままならぬ状態。そんなとき、指先だけならまだしも、病気になっていたら、動けなかったらどうしたらよいのだろうと、改めて将来の不安を感じてしまいました。


 現在、家族や身内と一緒・近くにいる場合でも、人生100年時代。将来は一人での生活を送っていたり老々介護が当たり前のことになってきてしまいます。 フットワークが重くなった時に備えて、任意後見人を決めておくのがお勧めです。後見人も、本人の財産を守るだけでなく、本人の意思を尊重し・本人の身上に配慮したうえでのサービスとなります。


  もともと親族の方が後見人になる場合が多かったのですが、現在では士業を始めとする専門職の利用が増えてきており、専門職後見人は全体の80%ほどになっております。


 終活は元気なうちに出来ることから

(担当 M)


2022年1月19日水曜日

ついに自宅のパソコンが

 寿命が来てしまいました。ダマシダマシ使っていましたが、もう、力尽きたようです。


 新しいパソコンにデータを移行するには昔はハードに落としていましたが、今はクラウド保存が出来そうです。なんとか起動できるうちに、PC保存からクラウドに移行しなければと焦っているところです。

 パソコンを自分自身と置き換えると、私のデータはどこに保存すればよいだろうと思ってしまいました。想いを伝える手段を考えると、日頃からこまめに伝えること・書き残す事をしていかなければいけないなとつくづく思います。


 手段としては、口承・エンディングノート・遺言書といろいろあります。法的に確実に伝わるのは遺言書ですが、まずはエンディングノートからでも始めてみませんか?

 

  勿論、写真と共に動画でメッセージを残せる【ライフヒストリー】ライフヒストリー「私の軌跡」厳選した記録を映像化 (admini-s.com)もお勧めです!


 終活は元気なうちに出来ることから

(担当 M)

2022年1月17日月曜日

ライフステージの見直しを (2022年4月 3/3回)


 就労していて、厚生年金に加入している60歳以上の方は、一定以上の収入になると年金が一部または全部が受給できなくなる仕組みが、在職老齢年金です。


現在、60~64歳の対象者について、年金と賃金の合計が28万円以下の方が全額支給となっています。(年金:加給年金額を除いた特別支給の老齢厚生(退職共済)年金の月額。賃金:総報酬月額相当額)この境界線となる月28万円の基準金額が、2022年4月以降は月47万円と基準金額が引き上げられます。尚、65歳以上の対象者は現行基準のままで変更はありません。これまで、賃金を気にして就労をセーブしていた方にとっては更に働きやすい環境になります。


 自身の体力と気力、今後の生活の仕方との兼ね合いもありますが、【24時間働けますか】世代にとっては、社会との繋がりを保ったまま、第二の人生の考慮期間が少し延長された気がします。思う存分やりたいことをして人生を謳歌していきたいと思います。   

              

ライフプランは資産もしっかりと。 終活は元気なうちに出来る事から。
(担当 M)

 ※ご自身の受取額などはお近くの年金事務所でご確認ください。

実家での話題

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