2022年5月23日月曜日

無形財産の相続のはなし


 預貯金や不動産などの「有形財産」だけでなく、「無形財産」を受け継ぐことも大切な相続です。
「無形財産」というのは技術や産業上の権利等に限らず、精神的な教え・親に教わる生活術や習慣なども含まれると思います。そして、親の生きてきた道、ライフストーリーを知ることも無形財産の相続だと考えます。

親の生きてきた姿を知ることで、命が繋がってきたことに感謝したり、自分が生きていくうえでの精神的支柱として心に留まることがあるのではないかと思います。

著名な作家である五木寛之さんの著作「こころの相続」に、
”親は自分の歩いた道を物語る
”子は親に語ってもらう”
とありました。五木さんご自身、ご両親を早くに亡くされて記憶の相続がないことを悔やんでおられました。


話を聞く機会は努めて作らなければならないのかもしれません。
弊社では、ライフストーリーを語り、かたちにしてもらう機会として

人生の大切な記録を写真と映像で綴る
ライフヒストリー「わたしの軌跡」
をお薦めしております。
ストーリー性のある35枚の写真スライドと、動画、音声をDVD/ブルーレイに納めます。

サンプル動画もご用意しておりますので、一度ご覧になってみてください。
https://movie.admini-s.com/

                             (担当 I) 


2022年5月20日金曜日

終の住まいを考える

知人の高齢女性が、数年前、なにもないところで転び入院をしていました。幸い怪我も軽かったのですが、医師から別の懸念事項を指摘され、病院からリハビリセンターなどを転々とし現在の施設に落ち着いて半年ほど経ちました。

  その女性は、ご家族皆先立たれており、入院などの手続きも車で2時間ほどの妹さんが動いてくれているそうです。現在の生活は施設に入られているため、食事などの日常の心配はないとの事ですが、空き家になっているご実家が気になっているようです。
  手入れの行き届いたお庭の一戸建て。現在、水道光熱費はある程度解約したりしたそうですが、毎年固定資産税がかかっています。賃貸ではないので更新も家賃もないので助かっているそうですが防犯面での心配は尽きないようです。


  自宅があるという事は、ご本人にとって【帰る場所がある】という心の支えになっているので存在は大きいのですが、【空き家】に対してはお世話をしている親戚は別の意味で負担が大きいようです。(担当 M)
   
   終活は元気なうちに自分で出来る事を。




 

2022年5月17日火曜日

体力不調の時に思ったこと

 誰でも体調が悪くなることありますよね。その時、すごく心細くなりませんか?頼れる人も周りにおらず、先の見えない体力低下でさらに不安になります。この状態が、何年か先に訪れる高齢の体力だったらどうでしょう。さらに不安が募ると思います。そんな場合には後見制度を利用されるのも良いと思います。

 自治体によって民生委員や定期的なサービスを受けれることもあります。また、社会福祉協議会や支援センターなどを活用するのも良いでしょう。これらの支援を受けるには、自分でまず手続きをしなくてはなりません。【今後の自分】が理想の時間を過ごせる為にも、元気な時に検討していかなければなりません。

 元気な時に、一度ご自身の自治体のホームページなど仕組みを調べてみる事をお薦めします。(担当 M)

 【終活】は元気なうちに少しずつ。

 

2022年5月13日金曜日

エンディングノートのはなし


医療や介護、葬儀の要望、家族への思いなどを記入しておく「エンディングノート」
財産、保険、カード、支払いなどについても記しておけば備忘録にもなります。
項目ごとに簡単に書き込めるようなものも市販されていて、価格も適当で気軽に手に取れます。
30代、40代の方に向けた商品や、おひとりさまや女子向けなど種類はたくさんあるようです。

突然のお別れになったときに、葬儀の希望などが記入してあったら遺族の負担も減ると思います。
大切な物がどこにどれだけあるのかが瞬時に判れば、悲しみのなか探し物に明け暮れることもないと思います。


ところで、エンディングノートにまつわるトラブルというものもあるようです。

・葬儀も終わり、しばらくしてエンディングノートが発見された(時すでに遅し)
・葬儀や埋葬に関する希望が多すぎて遺族が困惑
・エンディングノート記載の情報を相続人の一部が悪用(預貯金の事前引き出しなど)

気軽に手に取り、終活メモとしても使えるエンディングノートですが、もしもの時までは大切に自分自身で保管する必要があると思いました。 


様々な項目が用意されている各社のエンディングノートですが「形見分けリスト」もあれば良いなと思っています。大切に使っていた物を誰に譲りたいかを記しておいていただくと遺された者たちもしっかりと受け取れるはずです。

・生前父がいつも使っていた万年筆を譲り受けたいが、ほかの遺族に遠慮して言い出せない
・母の手作りしたバッグを譲り受けたかったが、すでに他の遺族が整理して捨てていた 

形見分けに関して私が見聞きした悲しいエピソードです・・・

悲しみのなか、遺された人たちの助けや癒しとなる一冊になれば良いと思います。
この週末に好みのデザインの一冊を探してみようと思います。    (担当 I)

悩む老後

 昭和時代の幼少期。冠婚葬祭では親族間での集まりや顔合わせがとても多かったです。特に、葬儀の時は、初めてお会いする方もいたり、大所帯でした。確かに親や祖父母の世代は、兄弟が多いですし、私の場合、曾祖父母が商売をしていたせいか、暖簾分け先の繋がりもあり、名前を言われても、すぐにわか...