2023年3月17日金曜日

尊厳死宣言とは

 身内から「そんなに長生きはしたくない」と言われたことがあります。お世話になった方も同じことをおっしゃったことがあり、いずれの時もとても淋しい気持ちになったことを覚えています。

時を経て、今はその意味がなんとなくわかるようになりました。「終末期に延命をしたくない」とか「尊厳死を希望したい」という言葉に置き換えられるのかなと思います。

「尊厳死宣言」「リビングウィル」などと検索してみるとたくさんの情報が出てきます。世界の尊厳死事情を調べてみると尊厳死する権利を法で定めている国もいくつかあります。法制化されていても反対派との間で訴訟になっていたり、やはり難しい問題ではあるのですが、最期まで自分の意思が尊重されることは理想的だと思います。

日本では尊厳死宣言について法制化はされていませんが、尊厳死に関する要望を医師に伝えることで、希望に沿った治療方針に転換してもらえるケースも多いようです。尊厳死宣言を公正証書にしておくことで、より確かな意思表示となります。


死後の整理について知ること、考えることは将来の不安の解消につながるかもしれません。

弊社では【おひとりさまの心配と5つの処方箋】というパンフレットをご用意しています。将来への備えや「尊厳死宣言」についての記載もございます。無料でお渡ししておりますのでご希望の方はご連絡ください。                    (担当 I)

2023年3月15日水曜日

高齢者向け住宅

 就職や新入生の準備期間。増え始める物件情報を見つつも、チラッとシニア向け住宅についても検索してみました。シニア向け住宅は、①サービス付き高齢者向け住宅②シニア向け分譲マンション③有料老人ホーム の3つに分類できそうです。

  漠然と「高齢者に最適!」というキャッチフレーズとして不動産業界で使われているだけだと思っていたら、国土交通省で、【高齢者住まい法】という登録制度があるそうです。

 ●サービス付き高齢者向け住宅 :【高齢者住まい法】に基づき、設備基準が設けられ、行政への届出・登録が義務

 ●シニア向け分譲マンション :設備基準や届出義務はなし。高齢者向けのサービス提供が充実している

 ●有料老人ホーム :老人福祉法を改正し、設置については市町村に届出が必要。サービス・入居にかかるすべての費用が有料

 購入・入居時金額においても、一般的に、サービス付き高齢者向け住宅は数十万程度、シニア向け分譲マンションは2~5千万円程度。有料老人ホームは数百~数千万円とかなり差があるようです。


興味本位で覗いてみた、シニア住宅物件。自分らしく過ごせる場所は、プライスレスと思い込みながらも、老後資金を片隅に置いて、物件情報を気に掛ける年代になってきました。  終活は元気なうちに少しずづ(担当 M)


 

2023年3月14日火曜日

デジタル遺産⑧

 

 故人のパソコンを形見として残して置く場合、なるべく早めに必要な物だけ別のパソコンやハードディスク・CDーROMに保管しておくことが良いでしょう。
 パソコンの更新は年に数回あります(ここ数年、頻度が多いような気もしますが)。起動しても古いバージョンの為に変換作業が必要な事もあります。また、利用しているセキュリティーソフトの更新忘れの為に、かえってウィルスの侵入を受け入れてしまう事もあります。しばらく起動していないパソコン本体は、まずはインターネットに接続せずに中身を確認していくこともお薦めします。

 データの確認は、地道な作業で骨が折れるものです。先延ばしにしたために、パソコンの電源を入れても起動が遅い、フォルダーが開くのも時間がかかると、イライラは募るばかり。他人の物だとさらに面倒になってきてしまいます。ご自身の判断でデータの整理は地道に進めていきましょう。 終活は出来ることから少しずつ(担当 M)

2023年3月10日金曜日

ペットも我が家の一員ですから・・。

 ペット可能の集合住宅も定着してきており、癒し効果もあって、第二の人生を謳歌する時代にペットを購入・お世話するかたも増えています。

  ただ、万が一のことがあった場合、ペットはどうなるのか?

  自分がいなくなった場合、ペットが困らないようにあらかじめ飼育をしてくれる人・金銭を決めておく必要があります。これが、ペットの為の信託契約です。

  ペットのお世話は勿論の事、ペットに関する費用の支払いなども決めていかなければなりません。

  かつては、【飼い主が亡くなったら・・】という条件付きの遺贈でしたが、それでは、認知症・突然の入院などの場合がカバーできないために、現在は信託を組むことがメジャーになってきています。

  家族であり、心のパートナーとしてのペットにも末永く安心して生活してもらう為に、あらかじめペットの為の信託契約を結んでみるのはいかがでしょう。

 終活は元気なうちに少しずつ。自分の為にも周囲の為にも。(担当 M)


終活は前向きに

  ここ最近、【ネオ終活】なるものがトレンドになっているらしいのです。20代の若者が終活を行っている(気にかけている)そうです。コロナ禍を経験し、突然亡くなる事は年齢に関係ないという状況が数年続いた背景からと言われています。   葬儀関連・相続問題・ラストメッセージなど、彼らの終...