2022年10月18日火曜日

人生終盤の再婚と事実婚


いわゆる「熟年」と言われる年代で再婚する方が増えているそうです。人生100年時代、これからは珍しいことではなくなるのかもしれません。

この年代での再婚の場合、既に独立した子供がいたり、築いてきた財産があったりします。入籍にメリットを感じなかったり、相続などのトラブルを避けるために「事実婚」を選ばれることもあると思います。

事実婚の場合、パートナーに相続権はありません。もしものことがあった時、支え合ってきたパートナーがお金や住まいのことで路頭に迷うことのないよう備えが必要です。

事実婚パートナーに財産を渡すには
・遺言書を作成し相続できるようにする
・生前に贈与しておく
・生命保険の受取人にしておく
など方法がいくつかあります。

ただし、相続するにも、贈与を受けるにも、家を受け継ぎ名義を変えるにも、事実婚パートナーには、法律婚の配偶者に比べ高い税金が課されるのです。税の優遇が全くないのがデメリットです。

事実婚パートナーには、納める税金分を考慮した金額を(多めに)残していただきたいと思います。

詳しくは専門家にご相談ください。               (担当 I)

行政書士 田村通彦事務所 ℡03-3458-3508 では

事実婚、相続、後見契約についてのご相談を承っております。 

2022年10月17日月曜日

会話をしましょう。

後期高齢者世代のお一人暮らしの友人がおります。お話をするようになったのは10年以上前でしょうか。通っていた飲食店で顔見知りとなり、お話をするようになりました。その方のお孫さんのお話や趣味の話などで、親しくさせていただいております。
 ここ、数年、直接お会いできることがなかったのですが、今年の夏ごろから、常連同士・いつものお店で、また、お目にかかる事も多くなりました。

 そして、最近、その友人との会話の中で違和感を感じるようになりました。話しと思考が一致していない事がしばしば感じられ、少し心配になっております。近くにお身内の方が住んでいらっしゃるので、安心をしておりますが、友として、ご本人がお話をする・他人の話を聞くという行動が、脳への刺激を少しでも与えられたらと思っています。

 言葉を声にする事・人の話に耳を傾ける事は、神経・体力を使います。人と会話をする時間を削られていたこの数年。なんとか友人の助けになれればと思っています。(担当 M)

2022年10月13日木曜日

江戸時代にも遺言書があった!

 遺言書を作成する場合、本人の自書・自署であったり、作成した日付を記入や財産目録の作成など、遺された方々の争いを起こさないためにも、民法で決められた最低限の必要事項があります。遺言書を作成していても、法の下で認められなければ、争いの要因にもなりかねません。 ご自身で作成される方は、ご注意ください。ご心配な場合は、行政書士などの士業や公証役場などでご相談されるのがよいでしょう。

  さて、この遺言書というものは江戸時代にはすでに存在していたようです。

  税務大学校税務情報センターには、江戸時代に残された【書残】というものがあるそうです。この時代の【書残】の内容は、財産分与についても書かれているそうですが、家訓的な内容を記してあるのが特徴だそうです。

 

  家を継ぐものとして、長男や男子に残していく財産や家訓。家督相続の時代から、現在のように女性でも財産分与が出来るようになったのはもう少し後になります。

  想いを残したいのはいつの時代でも同じですね。皆様の想いを引き継ぐ準備はしていますか?

  終活は元気なうちに少しずつ。(担当 M)


   


2022年10月12日水曜日

趣味のものはどうするか・・・。

 この一年は、少しずつですが、家の中の物の数を少なくしていこうと心がけています。タンスやクローゼットの中・食器棚は、地道に『使う?使わない?』を繰り返しているので、ある程度物が増えても、衣替えの時期や気が向いた時に少しずづ対応していたので、結構スッキリしてきました。私の【気が向いた時】というのは、【探す時間が多くなり、心情的にイライラが募り、気力・体力が充分な時】と決めているので、年に数回程度ですが・・・。探す時間が多くなると、『片づけねば』と思い、気力・体力を調整しつつ行いますが、これが天候にも左右されるので、あまり大きい声では言えないのが現実です。

 最近、私の頭を悩ませているのが、趣味の物です。家族が増える度に、潔く手放した物も多いので残っている趣味もたいしてないのですが、残っている(?)趣味の中で特に手芸関係が我が家の空間スペースを占拠しています。何かに没頭したい・頭の中を空にしたい・反対にじっくり心の整理をしたい時など、現実逃避のように細かい作業をよくしていました。 

 老眼も進み、細かい作業に向き合える気力もなくなり、まったく手に取らなくなって7~8年は確実に経っています。今後も使わないと分かっているのですが、苦労を共にしてきたせいか、なかなか手離せず。完成品を写真などに収めておく習慣もなかったので、脳内記憶にしか残っていない現実。

 身内で譲れる人もなし。もう触れることもないだろうし、家のスペース取っているし、処分するしかないのは分かっているのですが・・・・先延ばし期限は今年の年末にしようと決意しブログに綴らせていただきました。結果報告は年内にでも(笑)

 終活は元気なうちに少しずつ、ご一緒に (担当 M)


 

終活は前向きに

  ここ最近、【ネオ終活】なるものがトレンドになっているらしいのです。20代の若者が終活を行っている(気にかけている)そうです。コロナ禍を経験し、突然亡くなる事は年齢に関係ないという状況が数年続いた背景からと言われています。   葬儀関連・相続問題・ラストメッセージなど、彼らの終...