2022年1月17日月曜日

ライフステージの見直しを (2022年4月 3/3回)


 就労していて、厚生年金に加入している60歳以上の方は、一定以上の収入になると年金が一部または全部が受給できなくなる仕組みが、在職老齢年金です。


現在、60~64歳の対象者について、年金と賃金の合計が28万円以下の方が全額支給となっています。(年金:加給年金額を除いた特別支給の老齢厚生(退職共済)年金の月額。賃金:総報酬月額相当額)この境界線となる月28万円の基準金額が、2022年4月以降は月47万円と基準金額が引き上げられます。尚、65歳以上の対象者は現行基準のままで変更はありません。これまで、賃金を気にして就労をセーブしていた方にとっては更に働きやすい環境になります。


 自身の体力と気力、今後の生活の仕方との兼ね合いもありますが、【24時間働けますか】世代にとっては、社会との繋がりを保ったまま、第二の人生の考慮期間が少し延長された気がします。思う存分やりたいことをして人生を謳歌していきたいと思います。   

              

ライフプランは資産もしっかりと。 終活は元気なうちに出来る事から。
(担当 M)

 ※ご自身の受取額などはお近くの年金事務所でご確認ください。

2022年1月14日金曜日

ライフステージの見直しを (2022年4月から 2/3回)

 厚生労働省の見解では

【今後の社会・経済の変化を展望すると、人手不足が進行するとともに、健康寿命が延伸し、中長期的には現役世代の人口の急速な減少が見込まれる中で、特に高齢者や女性の就業が進み、より多くの人がこれまでよりも長い期間にわたり多様な形で働くようになる】※事を踏まえ【長期化する高齢者の経済基盤の充実】※

の為に、制度改革が行われたそうです。働く環境を整えるので働けるうちは働きましょうといった、前向きな改革と捉えることが出来そうです。

 

2022年4月は在職定時改定の導入です。


 現在、厚生年金を受給している65歳以上の方は、働いている期間は年金が増えず、退職などで厚生年金被保険者の資格を喪失する時に、まとめて受け取りをしていました。しかし、2022年4月からは働きながらでも、それまでに収めた保険料を年金額に反映すること。毎年9月1日の時点で厚生年金の被保険者である場合、8月までの加入実績に基づいて10月からの年金額が改定され、12月に支払われる事になります。


 この制度が導入されることによって、働いている期間も年金額に反映されるので、就労意欲にもつながっていく制度となります。

ライフプランは資産もしっかりと。 終活は元気なうちに出来る事から。
(担当 M)
   ※【 】厚生労働省 HP 年金制度改正法の概要 より抜粋)
   

2022年1月12日水曜日

ライフステージの見直しを (2022年4月から 1/3回)

2022年4月民法の改正により成人が18歳からになるそうです。喫煙・飲酒などは20歳からなど制限付きではありますが、自己責任が問われる大人の仲間入りが2年早くなります。
 若者は2年早い大人になりますが、大人年数が積み重なった団塊世代は、第二の人生が更に遠のくのも、2022年4月です。

まずは年金受給開始時期の繰り下げです。

  年金は原則65歳からの受給ですが、現行制度では60歳から70歳までの間での年金受給開始時期の選択が可能です。2022年4月から、昭和27年4月2日以降に生まれた方が対象ですが、受給開始時期の上限が75歳まで引き上げになります。

 ●65歳を待たずに受給の場合(60歳から請求可能)

    月単位で減額支給されます。その減額率は生涯変わりません。
    ひと月につき0.5%の減額率です。
      

 ●65歳過ぎてからの受給の場合(75歳まで請求可能)

    月単位で増額支給されます。その増額率は生涯変わりません。
    ひと月0.7%の増額率です。



75歳まで延長すれば、10年間(120か月)の繰り下げなので、84%(0.7%×120ヶ月)で
お得感に感じます。しかしここで注意が必要になります。収入が上がれば、医療費の窓口負担が上がったり所得税にも関係してきます。

  お一人お一人の年金受給金額など、詳しいことは誕生月に届く【ねんきん定期便】やお近くの【年金事務所・年金相談センター】をご利用ください。
           

 ライフプランは資産もしっかりと。 終活は元気なうちに出来る事から。
(担当 M)

2022年1月7日金曜日

墓じまい

ここ近年、我が家のお墓の周辺が寂しくなってきました。会った事もない親戚が多く眠っているお墓ですが、なんとなくお盆や命日などに年に数回訪れていました。お墓参りに行くたびに更地の数が増えているように感じていました。

 お墓のお引越しだと思っていたら、【墓じまい】の方が多いと管理者の方に教えていただきました。【墓じまい】とは、お墓を撤去し更地にして、使用権を管理者に返還することだそうです。核家族やおひとり様が多くなったこの時代、お墓の継承者がいないことから、自分たちの代でお墓の管理を終わりにしようと決断される方が増えてきているようです。


 更地にするにもトラブルを避けるために親族などの相談も必要になりますし、お墓の中に眠っている先祖代々の遺骨の受け入れ先の候補地や更地にする許可など、撤去に伴う手続きも必要になります。


 終活の一つとして、自分が居なくなった後のお墓の事も考えてみましょう。

 終活は元気なうちに出来る事から

   (担当 M)

終活は前向きに

  ここ最近、【ネオ終活】なるものがトレンドになっているらしいのです。20代の若者が終活を行っている(気にかけている)そうです。コロナ禍を経験し、突然亡くなる事は年齢に関係ないという状況が数年続いた背景からと言われています。   葬儀関連・相続問題・ラストメッセージなど、彼らの終...