2021年3月12日金曜日

「私の軌跡」について④

  ライフヒストリー「私の軌跡」はお客様にお選びいただいた35枚程度のお写真を使用して制作する商品です。それぞれのお写真にはコメントが付けられます。ご家族にプレゼンとしたり、後に見てもらう機会があるかと思いますので写真の説明とともに当時のお気持ちなどを載せておくこともお勧めです。

 古い時代のお写真は若き日の父母(祖父母)の姿を映すだけでなく、時代やかつての風景を知る貴重な資料となるのではないでしょうか。見慣れた景色も時代を遡ると全く別の風景であったり、驚くほどの発見があることでしょう。

 短いものでも当時のお気持ちなどを載せていただくと一枚の写真が特別なものとなり、受け取る家族の想像力を広げたり、ルーツを辿るきっかけとなるかもしれません。

 

 先日親族から古い写真を見せてもらう機会がありました。説明をしてもらいながらでないと一見して時期や人物がわかりませんでした。自分の幼少期の写真であるのに映っているのが誰かと問うた者もいました。写真について語ってくれる人がいるのはありがたいなと感じました。

 写真選び、写真の整理は家族とご一緒に始められてはいかがでしょうか。色々な話をしながら写真を眺める時間は想像以上に心地良いものでした。(担当 I)


2021年3月10日水曜日

平和の日

 3月10日は東京大空襲のあった日です。

 

 この日になると思い出されるのは、小学生のころ、戦争の事について

調べることがあり、母から聞いた祖母の話です。 

 私自身がその話を聞いてから、すでに何十年。話を聞いた時の衝撃は

今でも鮮明に覚えていますが、母からの話でもあり、文章にする難しさもあり、

正確にお伝えすることは残念ながら出来ません。

 

 あの日から76年。悲しい経験・苦しみを未来で二度と起こさないために、

平和について改めて考え・願う日にしたいと思います。

                             (担当 M)


 


 

2021年3月5日金曜日

「私の軌跡」について③

  ライフヒストリー「私の軌跡」は35枚程度の写真をスライドショー形式にまとめた商品ですが、動画や音声メッセージを入れることができます。面と向かってはなかなか伝えられない家族へのメッセージを動画や文字で映しこみます。

 メッセージを受け取った家族は、きっと温かい気持ちに包まれるのではないかと想像します。 

 行政書士事務所に勤務するようになって、遺言書に「付言事項」というものを書き加えることができることを知りました。相続に関するいわゆる事務的な事項が並んだ最後に、ご本人の言葉で家族に向けたメッセージが加わります。私が初めて目にしたのは「兄弟で仲良く暮らしてください。ありがとう」というような短いものでしたが、ご本人のお気持ちが一瞬にして伝わるような何ともいえない温かみを感じました。

 何かを伝えてもらう機会はそう多くはないのかなと思います。法務省の調査によると遺言書を作成する人の割合は抽出した調査対象者(55歳以上)の10%にも満たないようです。全ての遺言書に付言事項が加わるわけではありません。普段の生活のなかで面と向かって伝えてもらうシチュエーションもあまり想像できません。

 ただ、メッセージを受けとった家族の、その先の人生を照らすような力が言葉にはあると思います。離れて暮らす家族に会えないような今の状況だからこそ、大切な人に言葉を残すことに大きな意味があるのではないかと思います。(担当 I)

 

2021年3月1日月曜日

1日は写真整理の日

  ステイホームのきっかけで、ご自宅の片付けを進められた方も

多いと思います。 【要るもの・いらないもの】と判断するコツを

習得した方もいらっしゃるのではないでしょうか。物が減ったり、

空間が出来たりとスッキリしましたか?


 では、写真はどうでしょう? 写真は、写っている人への思い・

場所の思い出などがつまっていて、「いらないものなんてない」と

思うのが大多数だと思います。 


 写真の整理は、写真の枚数を減らす事が真の目的ではありません。

写真を通して、思い出やその時の気持ちを大切にするために見返しやすく

することが目的です。写真を見返す行動を通して、自分の心や気持ちを

スッキリさせていく手助けになるのです。

(具体的に写真を見直していく方法は別の機会にお伝えします)


 あの時の・あの出来事の・・・と思い出す手助けとなる写真。

「どこにあったかなぁ」「どんなだっけ」と、もやもやしながら

探す時間よりも、自分や人と思い出を語りあえる時間を

大切にするために、写真の整理を心がけてみましょう。

 (担当 M)

 


悩む老後

 昭和時代の幼少期。冠婚葬祭では親族間での集まりや顔合わせがとても多かったです。特に、葬儀の時は、初めてお会いする方もいたり、大所帯でした。確かに親や祖父母の世代は、兄弟が多いですし、私の場合、曾祖父母が商売をしていたせいか、暖簾分け先の繋がりもあり、名前を言われても、すぐにわか...