介護をすることになったら、その当事者の資金からという話をしてきました。お金が絡むと、親しい人間関係だった絆も多少なりとも歪みが生じてくるのはよく聞く話です。
もし、ご自身が介護される方の資金をまかされたなら、簡単なもので構いませんので、帳簿を付ける事を強くお勧めします。「家計簿やお小遣い帳とか、続いたことないし、付け方も分からない」とおっしゃられる方もいると思いますが、抑えておくべきことは2点
①現金でいつ、いくら引き出したか
②その現金で何に支払ったか
この2点だけは記しておきましょう。
例えば、大学ノートや自由帳などに、1ページにレシートを貼る・隣のページに通帳から引きだした、日付・金額・用途をかき、見開きで見れるようにすると見やすいと思います。現金の使い道は忘れがちになります。小銭だったからと諦めずに細かくても必ず記録にとどめておきましょう。
また、その方の身内などに会う時に、そのノートを公開しても良いでしょう。見る側としては、介護はこのぐらい費用が掛かるという認識・やりくりの大変さもわかるでしょう。一方で、お金にクリーンな対応をしている証明にもなります。
小銭であっても、お金が絡んでくると何かと揉めがちです。少しでも身にかかる火の粉を払う為にも、細かく記録に残していきましょう。(担当 M)