2022年6月9日木曜日

生命保険契約のはなし(生命保険契約照会制度)


 先日、開かずの引き出しを整理していたところ覚えのない「生命保険証券」を見つけました。
あれ??どこの口座から引き落とされている??と一瞬混乱しましたが、落ち着いて思い出してみると、10数年前に途中解約をした保険でした。解約の手続には証券が必要ないため、破棄しないでそのままになっていました。

例えばこんなものが残っていて、亡き後に家族が見つけたら余計な手数をかけてしまいます。
相続人が把握できない場合、故人の生命保険契約を調べるのは大変です。

生命保険証券を探す
生命保険会社からの通知物を探す
預金通帳の口座振替履歴をみる

まずは調査してみますが確認できない時もあります。ネットでの契約であったり、ペーパレス化により手掛かりが少ないなど調査困難なこともあると思います。


そこで生命保険の契約先を知る方法として、2021年7月から始まった新しい制度が利用できます。

【生命保険契約照会制度】
親族などの依頼により、一般社団法人生命保険協会が各生命保険会社に契約の有無を一括照会してくれます。

・相続発生時
・保険契約者(被保険者)の認知判断能力低下時
・災害による保険契約者(被保険者)の死亡や行方不明

利用料1回3,000円(税込)。本人との関係を証明する書類が必要。

一括照会してもらえるという点がありがたいですね。  (担当 I)

人間って素晴らしい

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