ストレスを感じると脳は影響を受けます。脳の3分の1を占める「前頭前野」に影響します。前頭前野には思考に関わる神経回路があり集中力を高めたり、感情や衝動を抑制する働きをしているため、強いストレスの影響でこの活動が弱まると精神の制御がきかなくなったり、行動を調整する能力が低下してしまうのです。不安を感じる、ぼんやりする、自制心を失うなどの反応が出ます。
特に、脳が成長過程にある子どもの場合、強いストレスにより脳そのものの成長が止まったり、変形してしまうこともわかっています。
大人も子どもも、長期にわたる過度のストレスを避ける必要があります。「逃げることも大切」とはよく言われることです。
ただし、ストレスは全てが悪ではなく、適度なストレスは生きていくうえで必要なものであるようです。ストレスが全く無い状態だと、免疫力が低下したり自律神経機能に異常をきたすこともあるそうです。ストレスにより適度に緊張感をもって生活していくことで、生きる活力が生まれ向上心にもつながるそうです。
ストレスとうまく付き合うことが大切です
・ストレス解消法やリラクゼーション法を見つけて実行してみる。
ストレッチなどをしてからだをほぐすことも効果的だそうです。
・ストレスを溜めやすい傾向がないかを知る。
少しだけ思考を変えてみることも大切です。
完璧を求めたり、極端な考え方をする傾向があれば、それは生き辛さにつながりやすいと思います。
中間を受け入れる、中間のある考え方に改める
白か黒でなくても良い。選択肢は2つだけではない。
要は柔軟に、しなやかに生きていくのが理想であるということだと思います。
(担当 I)