2022年6月9日木曜日

生命保険契約のはなし(生命保険契約照会制度)


 先日、開かずの引き出しを整理していたところ覚えのない「生命保険証券」を見つけました。
あれ??どこの口座から引き落とされている??と一瞬混乱しましたが、落ち着いて思い出してみると、10数年前に途中解約をした保険でした。解約の手続には証券が必要ないため、破棄しないでそのままになっていました。

例えばこんなものが残っていて、亡き後に家族が見つけたら余計な手数をかけてしまいます。
相続人が把握できない場合、故人の生命保険契約を調べるのは大変です。

生命保険証券を探す
生命保険会社からの通知物を探す
預金通帳の口座振替履歴をみる

まずは調査してみますが確認できない時もあります。ネットでの契約であったり、ペーパレス化により手掛かりが少ないなど調査困難なこともあると思います。


そこで生命保険の契約先を知る方法として、2021年7月から始まった新しい制度が利用できます。

【生命保険契約照会制度】
親族などの依頼により、一般社団法人生命保険協会が各生命保険会社に契約の有無を一括照会してくれます。

・相続発生時
・保険契約者(被保険者)の認知判断能力低下時
・災害による保険契約者(被保険者)の死亡や行方不明

利用料1回3,000円(税込)。本人との関係を証明する書類が必要。

一括照会してもらえるという点がありがたいですね。  (担当 I)

2022年6月3日金曜日

ストレスのはなし


 ストレスを感じると脳は影響を受けます。脳の3分の1を占める「前頭前野」に影響します。前頭前野には思考に関わる神経回路があり集中力を高めたり、感情や衝動を抑制する働きをしているため、強いストレスの影響でこの活動が弱まると精神の制御がきかなくなったり、行動を調整する能力が低下してしまうのです。不安を感じる、ぼんやりする、自制心を失うなどの反応が出ます。

特に、脳が成長過程にある子どもの場合、強いストレスにより脳そのものの成長が止まったり、変形してしまうこともわかっています。

大人も子どもも、長期にわたる過度のストレスを避ける必要があります。「逃げることも大切」とはよく言われることです。

ただし、ストレスは全てが悪ではなく、適度なストレスは生きていくうえで必要なものであるようです。ストレスが全く無い状態だと、免疫力が低下したり自律神経機能に異常をきたすこともあるそうです。ストレスにより適度に緊張感をもって生活していくことで、生きる活力が生まれ向上心にもつながるそうです。

ストレスとうまく付き合うことが大切です
 ・ストレス解消法やリラクゼーション法を見つけて実行してみる。
   ストレッチなどをしてからだをほぐすことも効果的だそうです。
 ・ストレスを溜めやすい傾向がないかを知る。
   少しだけ思考を変えてみることも大切です。

完璧を求めたり、極端な考え方をする傾向があれば、それは生き辛さにつながりやすいと思います。
中間を受け入れる、中間のある考え方に改める
白か黒でなくても良い。選択肢は2つだけではない。
要は柔軟に、しなやかに生きていくのが理想であるということだと思います。
                           (担当 I)

2022年6月1日水曜日

1日は写真整理の日

 写真をSDカードに保存をしている方は多いかと思います。SDカードにすべて写真をおさめているから、データ保存にぬかりはないと過信していたら大間違いです。


 実はSDカードにも寿命があるのです。実際に経験した事はありませんが、携帯やデジカメで撮ったお子様の動画・静止画を含めた成長記録。時間に余裕が出来た数年後にいざ編集・見返しをしようとしたら・・・という話はよく出てきます。
 
 SDカードは静電気に弱く、金属面を傷つけない配慮が必要です。多くのデジタルカメラで利用されていますが、長期保存にはお薦めしません。


 【保存】をしていることに満足せずに、2か所以上のデータ保存を心がけてください。(担当 M)

2022年5月31日火曜日

訪問診療は恥ずかしいことではありません


 高齢になって、昔よりも足腰が弱ってくると、病院に行くのでも一苦労です。病院に行くのが散歩になる・待合室でのおしゃべり(?)・帰りによる買い物など、高齢者にとっては病気を治すという行動とストレス(?)発散の為に病院に通われている方も少ないないと思います。


 ただ、診察してくれる医師や病院スタッフの方は、途中で事故に遭ったら・予約をしていても長い時間待たせてしまう、などの心配から定期的に訪問診察しますよと声をかけてくれるところもあるそうです。(コロナ禍前だったり、病院によって異なりますので、すべての医療機関ではないことを強調しておきます)


 診察を受ける高齢のご本人にとっては、外に出ていく理由を取り上げられる気がして嫌がる方もいらっしゃいます。元気なのに部屋に上がられるのは絶対に嫌と断固拒否される方もいるそうです。 


 かかりつけ医がいらっしゃる方は、一度訪問診察を受けるのもいいかもしれません。そのために、部屋の片付けも進みますし、何かあった時に迷わず医師も訪れる事が出来ます。心の片隅に安心の言葉が生まれるかもしれません。(担当 M)

  ※くれぐれも、かかりつけの医師や病院のアドバイスに従ってください。すべての医療機関が行っているわけではありませんのでご注意ください。

終活は前向きに

  ここ最近、【ネオ終活】なるものがトレンドになっているらしいのです。20代の若者が終活を行っている(気にかけている)そうです。コロナ禍を経験し、突然亡くなる事は年齢に関係ないという状況が数年続いた背景からと言われています。   葬儀関連・相続問題・ラストメッセージなど、彼らの終...