2022年4月27日水曜日

自分史を作ってみる

 エンディングノートには、必ず、生い立ちからの出来事・ライフステージを記入する箇所があります。平々凡々と過ごしてきた私にとっては、何の面白味も感動を呼ぶような話もなく、わざわざ残さなくても・・・としばらくそのページは空欄のままでした。


 自分の写真を整理していると、何故か自分の足跡を残してみようかなと思っていくのが不思議です。有名人ではないので、人に見せる・自分の偉業(?)を伝える目的ではないのですが、悲しいことも嬉しいことも全てが今の自分の礎となっている事を再認識する手助けになりました。


 写真を見ながら人生を振り返ると、悲しかったり辛かったことも時間が解決している事に気づきます。楽しかったり嬉しかった事は、より鮮明に思い出されます。文章にすれば誇示した自分になりそうなので、エンディングノートには箇条書きで書き始めました。


 書き始めると、あれもこれもと記入欄が足りなくなる現象が・・・・。不思議なものです。自分の人生を振り返り、自分自身を褒め・認めると、自然に今後も頑張れると思えてきました。これから先、何があっても何とかなる、私は大丈夫と自信につながっていく気がします。 


 【終活】の為というよりも、自分を再認識するために、エンディングノートを書いていきませんか?

  終活も出来る事を出来るうちに  (担当 M)

    


 

2022年4月25日月曜日

姿勢をまっすぐ

日常に追われ、時間に振り回されている時に、ふと、ショーウィンドウや鏡に映った自分の姿にショックを受けることがありませんか?猫背の姿をみて、「あぁ、年取ったなぁ」とつくづく嫌になります。

 年齢を重ねていくことに抵抗はないのですが、いつまでも颯爽とした姿でいたいと心掛けるようにしています。しかし、脳内の自分は20代の頃の姿。現実とはかけ離れすぎており、ショックを受けるのも無理はないと納得。

 だからといって、若さを取り戻そうなどという意欲はありませんが、少なくとも、姿勢は綺麗にとあがいています。常に心掛けていることは結構難しいので、せめて自分の全身を見た時には背筋を伸ばし姿勢をただして過ごそうと心がけ始めたばかりです。小さなこだわりから習慣に変わっていけばよいかなと、自分に甘く目標を設定しています。
    

 年齢を重ねていくと、諦めのほうが多くなってしまいますが、何か一つ【こだわり】をもって日々を過ごすのも良いかもしれません。

 (担当 M)

2022年4月21日木曜日

事実婚カップルが子供を持つこと(子の氏【姓】について)


選択的夫婦別姓裁判がニュースになると、世論は賛成か反対かという話題になります。賛成意見は徐々に増えているようです。

今後裁判がどういう方向に向かうかはわかりませんが、夫婦別姓も、近年増えていると言われる事実婚も「子の氏」に大きな関わりを持ちます。
子の意思を置き去りにして議論すべきでないという意見もあります。

夫婦別姓は「親子別姓」になるということです。
事実婚で出産すると、子は母親の戸籍に入り母親の氏になります。父親が認知し家庭裁判所で手続をすることで父親の氏になることもできますが、子供が生まれると、母親の氏にするか父親の氏にするかを決めなければなりません。兄弟姉妹が生まれた場合も氏をどうするか、それぞれの選択となります。

受け止め方は人それぞれなので、当人にとって些細なことであるのならそれで良いと思います。集団に属する年齢になっても不利益を被ることは特にないかもしれません。学校なども配慮してくれるはずです。ただ、子の意思は尊重されて然りだとは思います。


少しケースは違いますが、小学生の頃2つ年上だった友人は、当時両親とも妹とも異なる名字でした。祖父母の家を継ぐ(相続)というような事情でしたが、「どうして?」と誰かに聞かれてもはっきりと明確に説明をしていたことを覚えています。

利発でしっかりとした人でした。当時珍しかった「親子別姓」であるのに、誰にも何も言わせなかったのは、その聡明さや堂々とした佇まいのせいだったのかな・・・と今になって思います。                             (担当 I)

2022年4月20日水曜日

家系図を見てみる


 相続を考えたり、手続きを開始するときには、必ず戸籍を取って家系図を作ります。これは相続人を特定するためです。親戚などの交流がある方は、たやすく家系図が完成できるとお思いでしょう。


 しかし、それは【今】の時代の考えかもしれません。【血筋】を大切にしていた時代の方々が高齢者でいらっしゃいます。

 

 今では差別だといわれるかも知れませんが、かつて男子が産まれなかったご家庭・歴史のある家系に育った方が、親戚の男子を養子として籍を入れていたというケースがありました。手続きをしていた親はすでに他界し、戸籍上養子の男児も今は高齢者。本人は養子であることも知らなかったため、遠い親戚の訃報と共に自分が養子であり相続人である事を初めて知ったということでした。この場合も、相続のために戸籍を調べない限り、誰も知らない事実だったそうです。

 ちなみに、養子は特別養子縁組と普通養子縁組があり、特別養子縁組は、親子関係は養親のみであり、普通養子縁組は実親と養親との両方に親子関係が成立します。


 小説やドラマの中でありがちな血筋問題。実際・現代で初め聞いた話ですが、もしかしたら誰でも可能性はあるかも知れません。自分の資産・想いを遺したい人に託せるように、一度家系図を確認するのもよいかと思います。


 終活は元気なうちに出来ることから。相続を争族にしないために。(担当 M)

終活は前向きに

  ここ最近、【ネオ終活】なるものがトレンドになっているらしいのです。20代の若者が終活を行っている(気にかけている)そうです。コロナ禍を経験し、突然亡くなる事は年齢に関係ないという状況が数年続いた背景からと言われています。   葬儀関連・相続問題・ラストメッセージなど、彼らの終...