2022年3月17日木曜日

捨てるという罪悪感

機会があって、高齢の一人暮らしのお宅にお邪魔しました。幼いころからよく訪れていたご自宅ですが、訪れたのは何年かぶり。昔のままのお宅でした。


 100歳という区切りが見え隠れしている彼女。高齢による身体の衰えはありますが、 幸いなことに体力以外は元気で過ごしておりました。 そんな彼女が「終活のために部屋を片づけないと思っているんだけど…」と言い出し、いろんな物が目の前に陳列されていきます。「これ、いる?」「まだ使えるものだけど」「持って帰りなさいよ」「あなたにあげようと思って」と、巷でよく聞く【物の押し付け】が始まりました。数年前からのやりとりだったそうです。


 物がなかった時代を経験しているからこそ、【捨てる】という行動に抵抗感を感じてしまうのは十分わかります。しかし、物は使って・活用して・手入れしていなければ、不用品であるという考えに変えていかなければならないと思います。転んだり落下したりで、ケガをしたら大変です。【もったいない物】から【もったいない時間】になってしまいます。


 ありがとうの気持ちを込めて、手放す勇気も必要ですね。


終活は元気なうちに、快適な時間を過ごす為に。 (担当 M)


2022年3月14日月曜日

遺言書は一人で

どんなに仲の良いパートナー同士でも、遺言書を連名でという事は出来ません。民法で禁止されています。 共同で作成する事は、一方の遺言者の撤回の自由が妨げられてしまう形になるからです。

 ただ、同じ証書で遺言することは禁止されていますが、別々の遺言書で相互に同一の内容の遺言をするのには問題はないようです。

 一人一人の意思がしっかり守られていますね。


 終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)


 

2022年3月10日木曜日

事実婚という選択(事実婚を選択する理由)


 時代が移り結婚についての意識も変化しているようです。非婚という選択肢もあります。
‘’事実婚‘’という言葉も浸透し、選択しているカップルも増えていると聞きます。

事実婚とは・・
 婚姻届けは出さないが婚姻と同等の生活を営むこと
 意思を持って積極的に選択した結婚のかたち


それでは、どういう理由で事実婚を選んでいるかというと
・夫婦別姓を通すため
・アイデンティティの保持
・家制度、戸籍制度への反発
・非婚の生き方を選択


個々の事情というところでは、
・再婚で子の姓を変えたくない
・財産を個々に帰属させたい(法律婚をすると互いに相続関係になるため)
・自分の親の介護を相手にさせたくない
・再婚で相続関係を複雑にしたくない


事実婚は法律婚に準じた権利や義務が認められていますが相続権や税に関する優遇がないことなどの他、子の出生に関して不安要素が多いと言えます。事実婚カップルに子供が生まれると共同親権は持てません。母親が親権を持ち子供は母の名字になります。父親が認知しない限り父子関係は成立しないことになります。子供を授かったときには関係性を見直す(法律婚への移行など)ケースもあるようです。


行政書士 田村通彦事務所 ℡03-3458-3508 では

事実婚についてのウェブページを作成しております。
一度ご覧になってみてください。

http://jijitsukon.admini-s.com/


 (担当I)

人生100年時代の‘’事実婚‘’という選択


 人生100年時代と言いますが、寿命(健康寿命)が延び、長い時間を経れば家族関係も様々に変化してくるのだろうと想像できます。

結婚のかたちも様々で、おひとりさまを経験したり、年を重ねてから再びパートナーを得たり。

いわゆる中高年の方たちは、子供のこと、相続や介護など様々な問題を避けるためにあえて法律婚を選ばないケースも多いと聞きます。

ただ、二人は婚姻関係そのもので、お互いが精神的支柱であり、もちろん添え遂げるつもりでいる。そんなお二人が「事実婚」という選択をされたとき、老後についてもしっかり備えておくことが大切です。

事実婚では法律婚とほぼ同じ権利が認められていることもありますが(扶養手当・健康保険・遺族年金受給権など)不安要素もあります。相続権がない、税制上の優遇がない、もしもの時にお金の管理や手続のことをパートナーに任せられないなど困るケースもあるようです。パートナーが病気で入院した時、医師からの病状説明はもとより、面会すら認められないなどという状況になっては悲しすぎます。

遺言書の作成
委任契約(生前事務委任契約、任意後見契約)
事実婚契約書の作成

など備える方法はあります。
一度専門家にご相談いただくことをお薦めします。

行政書士 田村通彦事務所 ℡03-3458-3508 では

事実婚についてのウェブページを作成しております。
一度ご覧になってみてください。

http://jijitsukon.admini-s.com/

 (担当I)

自分史には是非アルバムを参考に

 エンディングノートは、決まりがあるの?書かなきゃダメなの?というご質問をよくお受けします。絶対にしなければならない事ではありませんが、【今】を書く出す事で、今後の方向性の道標になるきっかけが作れるので、是非活用してみてください。         色んな出版社が出している、エンデ...