2022年3月17日木曜日

捨てるという罪悪感

機会があって、高齢の一人暮らしのお宅にお邪魔しました。幼いころからよく訪れていたご自宅ですが、訪れたのは何年かぶり。昔のままのお宅でした。


 100歳という区切りが見え隠れしている彼女。高齢による身体の衰えはありますが、 幸いなことに体力以外は元気で過ごしておりました。 そんな彼女が「終活のために部屋を片づけないと思っているんだけど…」と言い出し、いろんな物が目の前に陳列されていきます。「これ、いる?」「まだ使えるものだけど」「持って帰りなさいよ」「あなたにあげようと思って」と、巷でよく聞く【物の押し付け】が始まりました。数年前からのやりとりだったそうです。


 物がなかった時代を経験しているからこそ、【捨てる】という行動に抵抗感を感じてしまうのは十分わかります。しかし、物は使って・活用して・手入れしていなければ、不用品であるという考えに変えていかなければならないと思います。転んだり落下したりで、ケガをしたら大変です。【もったいない物】から【もったいない時間】になってしまいます。


 ありがとうの気持ちを込めて、手放す勇気も必要ですね。


終活は元気なうちに、快適な時間を過ごす為に。 (担当 M)


人間って素晴らしい

 去年の暮れ頃から、高齢の親戚の方々が入院したり、施設に入ったりといった連絡が続いています。皆100歳に近い年齢でしたが、それまで元気に生活されていた方々なので、連絡を受けた時は、「そういえば高齢者だった!」と改めて認識せざるおえません。  医師から余命を宣告されたり、退所は無理...