今回ご紹介したい1冊は、たい焼きに惹かれて、手にした本。
【銀座 ちぐさ百貨店】 著書 長月天音
銀座のはずれで、焼き立てのたい焼きも販売している、雑貨店。雑貨やたい焼きが、人と人、思い出もつないでいく物語です。
今回も感想はグッとこらえて、このブログにアップするということは。。。。理想の終活がここにあったからです。 ちぐさ百貨店の店主(美寿々)は、90歳を迎える女性。お店を孫やバイトに任せて、隠居(?)生活の準備をしていきます。
①店を孫に譲ることを宣言②孫に自宅の片付けを依頼する③自宅を売って施設に入る、理想的な一連の流れが、この1冊に収まっています。元気なうちに自分の判断で、【立つ鳥後を濁さず】を実現したことに、憧れさえ抱きます。物への愛着・執着にもとらわれず、人との交流もきちんと区切りをつけて、引っ越しをしていく姿に、これぞ美しい理想的な終活のあり方だなと感服いたしました。自分の意思で・自分で行動に移すことは、簡単なようで実は難しいのです。物や人への思いや執着はなかなかぬぐいきれるものではありません。私もこんな幕引きをしていけたらと思います。
もちろん、この作品は、物にまつわるエピソードを通じて心温まる物語で、この場面が!この時のたい焼きが!と熱く語れる一冊です。心に癒しを・未来に希望を。【ちぐさ百貨店】はシリーズ化しているようです。機会があれば、お手にどうぞ。

