人が亡くなってから葬儀を行うまでの時間は、思った以上に短いものです。
以前知人が病院で亡くなった時、病院関係者とのお別れの前に、葬儀関係の方と葬儀や宗派の確認・打合せがあり、日程・葬儀方法など残された身内が考えなければならない事がたくさんありました。悲しみと思い出に浸りたい時に、日程や費用を決めていかなければならない慌ただしさ。知人の話では、自分で返事をしたはずだが、いつの間にか細々とした事が決められており、気づいたら部屋に似つかない立派な仏具や立派な墓石が準備されていたという話も。また、親族だけに亡くなった事を知らせたが、後日、故人の友人が「棺に入れて欲しいと頼まれていた」と訪れてきたという話も聞きます。
死期は自分で選べません。残された方々に少しでも負担を軽くするために、少しでもお別れの時間が増やせるように、元気なうちから、思いや希望を伝えておくことが重要だと思います。
終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)