エンディングノートを書いているときに、困ってしまう項目があります。
介護・看護・延命治療
といった項目です。
生活環境も医療の技術も進み、不治の病であったものも治る時代です。先日も、認知症の進行を妨げる薬も開発されたとか・・・。しかし、病や老いと戦っている時に自分の希望・要望を第三者に伝えられるでしょうか?
財産管理のための制度は、
●成年後見制度
●任意後見契約
●財産管理等の委任契約
●代理人
といった制度が利用できます。(これらの説明は次の機会に・・・)
では、自分の気持ちを伝えるにはどうしたらいいのでしょうか。
●自分で判断することが難しい時
●介護・ホスピスなどの希望
●告知するかしないか
●延命治療
●臓器提供
その場になってみないと分からないかもしれませんが、元気な今だからこそ、自分自身の身体と心に向き合い、心地いい時間を送っていけるように考えてみませんか。
【今】こうありたいと思っても、【のちに】、いや、こういう時間を過ごしたいと考えを変えても良いのです。自身にとっての過ごしやすい環境・精神は、経験・体力によって変わっていくものなのですから。
何よりも忘れていけないのは、それを第三者に伝えておくということです。 心の中で思い描いているだけでは伝わりません。家族や周囲の方に日頃から話題にすることが一番良いのですが、気恥ずかしさや会話の難しさもありますので、どうか、書き記しておいてください。そして、書き記してある事は周囲に必ず伝えてください。
エンディングノートを書いたけれど、恥ずかしくて見られないように閉まってある・・・前から「もしもの時に準備してあるからね」と言われていたが、遺言書だと勘違いしていて、亡くなった後に初めて目にした、などの話もたまに耳にします。
自分の希望を人に伝える・・・・元気なうちに始めてみましょう。
(担当 M)