終活の第一歩は、今を知ることです。
前回は、個人情報を書き出してみましょうとお話ししました。
今回は、今までの道のり(経歴)や思い出を振り返ってみましょう。
「振り返ったところで何になるの?」と思われると思います。
今までの思い出や経験を書き出すことによって、自分を客観的に
見ることができるのです。楽しかった思い出はこれからも取り入れて
今後の活力に、悲しい思い出は今抱えている不安のきっかけになって
いたり、今だから出来る事もあるかもしれません。冷静に自分を振り返り、
これからの目標が見えてきたら今どうすべきかもおのずと見えてきます。
振り返る時は、最近の事からさかのぼってみると思い出しやすいです。
アルバムを見たり、お子様や知人と話すきっかけにするのもよいと思います。
さらに、自分の好きだった音楽・食べ物・景色なども、いろいろ思い出して
書いてみましょう。この書き出した情報は、今後の介護や医療に携わる方々の
情報共有となり、充実した生活を送る助けとなっているのです。介護施設で
コミュニケーションが取りづらい方とのきっかけになった実例もあります。
好きなことを話題に取り入れたことで、より話しかけやすくなったり、
リハビリの気分転換や脳への刺激になったりしているそうです。
これからの時間をより充実させるため、ゆっくり思い出してみましょう。
(担当 M)