2023年7月19日水曜日

介護は家族だけでは無理な時代

「 介護疲れにより・・・」とニュースを耳にするようになりました。

 以前は大家族・何世代同居、常に家に人がいて親族も多い生活が当たりだったかと思います。現在では、核家族・親戚の人数や交流も少なくなってきています。

介護は大変です。被介護者中心になり、状況によっては24時間対応になるでしょう。介護される方も、思うままに行動できなくなるもどかしさ・憤りのはけ口が出てきます。お互いが負の気持ちをぶつけてしまうのは必然の流れなのかもしれません。

 【自分を育ててくれた人への恩返し】として、介護をすべて背負う覚悟はとても立派だと思いますが、発想の転換で、【介護される人を気持ちよく過ごせるように】という思いを第一に考えてはいかがでしょうか。負の感情をぶつけて気持ち良く介護時間を過ごせるでしょうか。行政やNPOを頼りましょう。自分が笑顔でいる事でさえ恩返しの一つです。一人や家族だけで抱え込まないように。

 介護する人される人が出来るだけ両者対等関係でありつつける事が重要です。そのためには、元気なうちからお互いのコミュニケーションをもつ・自分の希望を確実に伝えておくことが明るい介護生活の土台となるでしょう。

 まわりを頼っていいんですよ。終活は元気なうちに少しずつ(担当M)

 

2023年7月14日金曜日

考えさせられる映画

少し前になりますが「ロストケア」という映画を見ました。

介護にかかわるミステリーです。俳優さんたちの演技が凄くて圧倒されました。重い内容ではありましたが、考えさせられることが多く社会問題を正面から見る機会になりました。

公開開始は3月でしたが、まだ各地で上映されているようです。理解の追いつかないところもあったのでもう一度観てみようかと思案中です。        (担当 I)


2023年7月12日水曜日

認認介護

介護疲れによる残念なニュースを日々聞くようになりました。赤子と違い、自己主張ができ体型も内蔵機能も充分発達しているので、【お世話】という一言だけでは想像以上の苦労があります。老々介護もしかり、最近では認認介護という言葉も出てきています。

 認認介護とは、認知症を患っている人が認知症患者を介護する状態を指すそうです。老々介護といわれる対象は65歳以上。2025年には人口の30%が65歳以上の高齢者という数値も出ており、その割合は常に右肩上がり。その中で認認介護対象者の正確な数値は出ていませんが、高齢者の割合が多ければ、必然的に認知症の割合も上がってくるのではと考えられます。

 じんせい100年時代、認知症に恐れないためにも、早めの対策。
  ●早期発見(最近は認知症の進行を遅らせる薬も出てきました)
  ●利用できる施設・制度を元気なうちに確認しておく
  ●社会の繋がりをもつ
 以上、3点が認知症対策に重要だと言われています。自分の今後、幕を下ろすまで充実した時を過ごすには、元気なうちに少しずつ自分を労わり生活していきましょう(担当M)


 

2023年7月10日月曜日

終活は明るく

 週末、首都圏ローカル番組になっておりますが、NHkにて【ひとりで死を迎えるための終活】というテーマで放送されていました。

 人生100年時代・おひとり様世代到来の現代、皆さんは終活はどのように捉えているでしょうか。終活は、自分のこれからを元気なうちに考え、それを目標に生活していく準備であると思います。卒業・定年など、明確な終わりの日があるわけではなく、また終わる日は亡くなる時なので、終活は暗いイメージ・先延ばしにしたい話題であるのは否めません。

 今までの生きてきた道筋を振り返り、お世話になった方々への想いを再確認し

 今後の生き方の目標を見出し、自分にとって有意義な生活を送る

ことが、終活の意味です。片付けだけではありません。遺言書を書くだけではありません。若い時と同じように、今後を見つめての活動が終活です。

 今回の番組で、行政が「おひとり様終活」終活に力を入れ始めているようです。お住いの地域はどうですか? 

 終活は何から始めてよいのか分からないと思われましたら、是非、エンディングノートを書くことから始めてください。市販されている種類も多数ありますし、それらを参考にしてご自身でアレンジしたノートでも良いでしょう。自身の過去を振り返り、現状を把握し、今後どうしていきたいかを文字にすることで明るい未来が見えてきますよ。何度でも書き直せます。是非、トライしてください。

 終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)


自分史には是非アルバムを参考に

 エンディングノートは、決まりがあるの?書かなきゃダメなの?というご質問をよくお受けします。絶対にしなければならない事ではありませんが、【今】を書く出す事で、今後の方向性の道標になるきっかけが作れるので、是非活用してみてください。         色んな出版社が出している、エンデ...