2023年3月29日水曜日

心にゆとりを

 年度末の三月。花束を持って歩く方をよく目にするようになりました。送別会などがあったのでしょう。 花束を手にすると、ちょっと気恥ずかしい気もありますが、嬉しい気持ちにもなりますね。



 以前、人生の先輩である人に言われた言葉があります。

「一輪でもいいから毎日自宅に切り花を置くことにしているの。花のある生活にするために、空間を綺麗に保つように心がけるし、花を見ているだけでも心が安らぐから良いのよ」

 そんな何気ない会話の中の言葉でしたが、それ以来、リビングに花を飾るようにしていました。花のお手入れも、置いている空間も気を配りながらも時間・心に余裕が出来ました。一輪程度しか買わないので、お店の顔なじみにもなってしまい、手入れの知識などいろいろと教えていただきました。

 引っ越しや人生の転機など、時間に追われる生活を続けていくと、花どころか、生活空間も淀んできてしまう有様。ちょっと時間がないから自身がないと思って、造花でも飾っていると、水替えをしなくて済むので、ほったらかしのままになって益々自分の不甲斐なさに落ち込んでしまいながらの生活を送るようになっていました。

 生活環境に生花を飾る、ハードルが高い場合は、窓から見える花で自分を取り戻す、外の花を愛でるなど段階を踏みながら、環境に心のゆとりを招いていきましょう。きっと肩の力も抜けて新しい発見・出会いもやってくると思います。

 新年度、いいスタートがきれますように。(担当 M)

2023年3月27日月曜日

相続を考える時 手始めに

相続といわれても、どうすればいいのかと戸惑う事があると思います。遺言書がなくても、法律的には相続人に財産が分けられますが、ご自身でいま一度、誰が相続人になるのか確認してみるのはいかがでしょうか。

 まず、簡単に家系図を書き出してみてください。
ご自身を中心に、配偶者・子供・両親・兄弟 あたりまで書き出してみてください。
 
 まず、配偶者がいる場合は常に相続人になります。法律上の配偶者となりますので、内縁のパートナーは相続人にはなれません。配偶者以外に相続人になる方は、①子になります。実子・養子・非嫡出子などの区別はありません。【子】の該当する方がいなければ、②父母になります。義理の父母は対象外です。【父母】の該当する方がいなければ③【兄弟姉妹】になります。(※場合によって孫・祖父母・姪甥などに範囲が広がる場合もありますが、ここでは説明を省略いたします)

 以上が法定相続人の範囲になります。どなたに残すことが出来ますか? 相続人の範囲外の方に想いを遺したい場合、どうしますか。ご自身の想いを受け取る方の顔を考えながら、自身の終活を進めていきましょう。おのずとやるべき事が見えてきます。 終活は元気なうちに少しずつ (担当 M)

 
 



2023年3月24日金曜日

お墓の問題

 今週はお彼岸でしたね。宗派によって先祖への供養の仕方も違うと思いますが、先祖の方々との思い出にひたる時間があっても良いですね。

        

 終活で話題になるのが、お墓についてです。自分亡きあと、誰がお墓の管理をするのかというお悩みをよく耳にします。地方にあるお墓を移動させたり、墓じまいをしたり、選択肢はありますが、託された方の負担にならないよう・故人を思い出してもらえるように、元気なうちに考えていかないといけませんね。 終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)

2023年3月22日水曜日

人生会議は難しい

 【人生会議】とは、もしもの時に本人がのぞむ医療やケアについて前もって考え、家族などや医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みの事です。(厚生労働省HPより)自分自身の人生を、最後まで希望どおり・心を豊かに生活していくために、話しあい・伝える時間であるのが望ましいと思います。

 先日、親戚内で【人生会議】のようなものが開かれました。久々に親戚が集まっての話でしたが、当の本人は久方ぶりに顔を見れた喜びが大きく、さらに、先の事を考えることを嫌がり、結局は、世間話のような時間が流れていくだけで何も聞くことは出来ませんでした。1回限りでは難しいですね。


 【人生会議】は堅苦しいものではなく、例えば、

   今後、どのような生活を送りたい

   経済的に困らないようにしていきたい

   周囲の負担にならないようにしたい

   自宅にずっといたい

など、ご本人の希望が少しでも聞けたら、まずは上出来だと思います。


 誰でも先の事は不安であり、考えたくないものです。「ポックリ逝くから大丈夫」の一言で済ませがちですが、誰もがポックリいかないのが現実です。そしてご本人の心からの希望を聞きだすのは、至難の業です。時間が経ては、体調も希望も変わってきますので、人生会議は1回で終わらせることなく、話し合える機会を増やすのも良いかもしれません。

 今後の人生、どのように過ごしたいですか?言葉で伝える・エンディングノートで伝えるなど、サポートする側される側も歩み寄っていきましょう。より快適な生活を送れるために。 終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)

 

終活は前向きに

  ここ最近、【ネオ終活】なるものがトレンドになっているらしいのです。20代の若者が終活を行っている(気にかけている)そうです。コロナ禍を経験し、突然亡くなる事は年齢に関係ないという状況が数年続いた背景からと言われています。   葬儀関連・相続問題・ラストメッセージなど、彼らの終...