2022年11月25日金曜日

デジタル遺品 その③


デジタル機器の普及・ペーパレス化も手伝って、利用している金融機関のネット口座への移行をする方も増えてきています。

 ネット口座はログインの設定が2段階確認であったりと、セキュリティがしっかりしています。そのため、故人がもし利用していたら、第三者にとって分からないのが悩みの種です。

 ネット口座を利用しているアプリをダウンロードされている場合は、アプリを見ていけば気づくと思います。ですが、都度ネット接続をしている場合などは第三者からは利用の有無すら分からない場合が多いです。

 その場合、確認してほしいのはメールの履歴です。【証券】【銀行】など考えられるワードで検索してみると、ヒットすることがあります。そこから資産を読み解いていくのも一つの手です。

 QRコードなどで読み取るキャッシュレス決済も同じです。キャッシュレス決済サービスの多くは1台のスマートフォンで1つのアカウントの利用となっているそうですが、こちらも利用しているか分からない場合は、メールの履歴・カード明細・口座の入出金から判明しやすくなります。


 哀しみや忙しい中時に、探偵並みに捜索するのは想像以上の気力が必要です。遺された方への負担を少なくするためにも、せめて利用しているネット情報名はエンディングノートに残しておきましょう。

   終活は元気なうちに少しずつ (担当M)


2022年11月21日月曜日

相続対策をする前に

 子供達の為、お世話になった方への為に、生前贈与や遺言書を作成しておこうとします。争いが起こらないようにするために、とても効果的な方法です。しかし、いつでも実行しても大丈夫!というわけにはいかないのです。認知症を発症したら、相続対策は出来なくなると思ってください。


  法律からみると、認知症は【意思能力がない人】と判断されます。ですから、相続対策を行う際には『少なくとも現在、認知症ではない』という事を明確にしておくことをお薦めします。かかりつけ医や心療内科などで「意思能力問題なし」の診断書を受け取れば万全です。

  遺言書を作成・生前贈与を行た時の1ケ月以内に診断があれば、争いになる可能性が少なくなると言われています。

   ネット上でも「長谷川式スケール」という、認知症の診断指標があります。こちらを活用しても良いかもしれません。


   どんな金額にかかわらずお金が絡んでくると、争いは起こりえるものと心の隅に置き、相続する人・される人、お互いの意思疎通もしっかりと築いていきましょう。

   終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)

※終活のたびに必ず医療機関に受診をしなければならないというわけではありません




2022年11月18日金曜日

酉の市

いつも利用している駅に酉の市のポスターがありました。気づいたのが遅く、いつのまにか三の酉を残すのみとなっていました。

  コロナ禍の影響だからでしょうか。週末のイベントや旅行者の話題をよく耳にしましたが、酉の市の話題をほとんど耳にしなかったのは私だけでしょうか。

            


 日中の空気の冷たさも、街中のイルミネーションも年末に向かっています。やり残したことはありませんか? まだまだ2022年は終わりません。体調に気をつけながら更に充実時間をお過ごしください。   (担当 M) 

2022年11月16日水曜日

着物をどうするのか


 11月15日は一般的に七五三のお参りをする日です。昨日もニュースでお参りの様子やインタビューを見ました。あるお子さんはお母さんが子供の頃に着たという着物を身に着けていました。代々大切に保管されてきたのだと思います。

着物のことは詳しくありませんが、流行りすたりのない模様が描かれていて後世に引き継げるものと認識しています。ただ、着付けも保管も簡単ではなく、住環境や生活スタイルからして容易に引き継げないものであると思います。

着物は「思い入れはあるが簡単に処分できないもの」のひとつではないでしょうか。終活の一環で着物をどうしようか迷ったとき

・誰かに引き継ぐ
・買取専門店に持ち込む
・フリマアプリを利用する
・寄付する  ※送料無料の寄付先もあります
・リメイクする

などが考えられます。特にリメイクは盛んに行われているようで関連画像をたくさん見つけました。洋服、バッグ、日傘、ストールなど種類もたくさんあり、年齢を問わず身に付けられそうなものにリメイクされていました。中でも目を引いたのが「大島紬」をリメイクした着物シャツでした。これはおしゃれな若い人たちに受け入れられそうだと感じました。

思い入れのある品を、かたちを変えて誰かに引き継ぐのも良いなと思います。

思い入れのある品は、自分の思うままに行く先を決めたいものです。
元気なうちに少しずつ・・・。
(担当 I)

終活は前向きに

  ここ最近、【ネオ終活】なるものがトレンドになっているらしいのです。20代の若者が終活を行っている(気にかけている)そうです。コロナ禍を経験し、突然亡くなる事は年齢に関係ないという状況が数年続いた背景からと言われています。   葬儀関連・相続問題・ラストメッセージなど、彼らの終...