2022年11月21日月曜日

相続対策をする前に

 子供達の為、お世話になった方への為に、生前贈与や遺言書を作成しておこうとします。争いが起こらないようにするために、とても効果的な方法です。しかし、いつでも実行しても大丈夫!というわけにはいかないのです。認知症を発症したら、相続対策は出来なくなると思ってください。


  法律からみると、認知症は【意思能力がない人】と判断されます。ですから、相続対策を行う際には『少なくとも現在、認知症ではない』という事を明確にしておくことをお薦めします。かかりつけ医や心療内科などで「意思能力問題なし」の診断書を受け取れば万全です。

  遺言書を作成・生前贈与を行た時の1ケ月以内に診断があれば、争いになる可能性が少なくなると言われています。

   ネット上でも「長谷川式スケール」という、認知症の診断指標があります。こちらを活用しても良いかもしれません。


   どんな金額にかかわらずお金が絡んでくると、争いは起こりえるものと心の隅に置き、相続する人・される人、お互いの意思疎通もしっかりと築いていきましょう。

   終活は元気なうちに少しずつ(担当 M)

※終活のたびに必ず医療機関に受診をしなければならないというわけではありません




2022年11月18日金曜日

酉の市

いつも利用している駅に酉の市のポスターがありました。気づいたのが遅く、いつのまにか三の酉を残すのみとなっていました。

  コロナ禍の影響だからでしょうか。週末のイベントや旅行者の話題をよく耳にしましたが、酉の市の話題をほとんど耳にしなかったのは私だけでしょうか。

            


 日中の空気の冷たさも、街中のイルミネーションも年末に向かっています。やり残したことはありませんか? まだまだ2022年は終わりません。体調に気をつけながら更に充実時間をお過ごしください。   (担当 M) 

2022年11月16日水曜日

着物をどうするのか


 11月15日は一般的に七五三のお参りをする日です。昨日もニュースでお参りの様子やインタビューを見ました。あるお子さんはお母さんが子供の頃に着たという着物を身に着けていました。代々大切に保管されてきたのだと思います。

着物のことは詳しくありませんが、流行りすたりのない模様が描かれていて後世に引き継げるものと認識しています。ただ、着付けも保管も簡単ではなく、住環境や生活スタイルからして容易に引き継げないものであると思います。

着物は「思い入れはあるが簡単に処分できないもの」のひとつではないでしょうか。終活の一環で着物をどうしようか迷ったとき

・誰かに引き継ぐ
・買取専門店に持ち込む
・フリマアプリを利用する
・寄付する  ※送料無料の寄付先もあります
・リメイクする

などが考えられます。特にリメイクは盛んに行われているようで関連画像をたくさん見つけました。洋服、バッグ、日傘、ストールなど種類もたくさんあり、年齢を問わず身に付けられそうなものにリメイクされていました。中でも目を引いたのが「大島紬」をリメイクした着物シャツでした。これはおしゃれな若い人たちに受け入れられそうだと感じました。

思い入れのある品を、かたちを変えて誰かに引き継ぐのも良いなと思います。

思い入れのある品は、自分の思うままに行く先を決めたいものです。
元気なうちに少しずつ・・・。
(担当 I)

2022年11月14日月曜日

老々介護

 年老いた子供が年老いた親の介護を見るという、高齢化社会に多くみられる介護状況です。親を見る子供の立場からは、親と自分の今後の2つの不安を抱えていかなければならないのは気持ち的に苦しい状況です。


 ご自身の日常生活の中で【老々介護】の言葉が見え隠れし始めたら、早い段階に親と話し合う事をお薦めします。話し合うと言っても、親からの言葉としては

  ●だいじょうぶ、ポックリいくから

  ●あなたの世話にはならない

  ●早く居なくなってほしいのか

など、子供からすると辛い言葉を投げられるかもしれません。しかし、そこで負けてはいけません。苦労は自分に返ってきてしまいます。遠慮のない家族の言葉を受け止めるのは辛い事ですが、【自分も高齢だからサポートをしてくれる体制を考えたい】と自分中心の話として、第三者を交えての話し合いをしても良いと思います。非営利法人のサポートセンターや行政に説明を聞くだけでもいいと思います。もしかしたら、親より自分がお世話になるかもしれませんし、自分が抱える不安な事はいくらでも質問してみましょう。【任意後見契約】をなるべく早く結んでおけば、金銭面・手続き面でも安心していけると思います。

  また、先日、親の収入が分からない友人が、自分の今後の為という名目で近くに出来た立派な高齢サポート施設に親子で訪れ、月々の費用などの話の中で、親の「今の年金じゃ無理だわ」「保険の満期が〇年後に‥」などの情報をゲットできたの話を聞きました。親の性格にもよりますが、いろんなところから親の情報を引き出すのも一つの手だと思います。親の情報のみならず、自身の老後資金の目安にもなりますからお薦めしたいと、友人は満足しておりました。          


  終わりが決まっていないのが介護です。準備は早めにしておくと、自分の未来も親の安心も見えてくると思います。

 終活は元気なうちに少しずつ (担当 M)

片付けは自分のためだけではない

故人のお家の片付けをするときに、使っていない物が大量出てくるという話をよく耳にします。洋服・食品・タオル・食器・ノベルティなどが大量に。年数も経っていれば、使えない物も出てきます。  先日、知人と立ち話をした時に、実家の片付けがやっと終わった・大変だったと教えてくれました。見たこ...