2022年11月16日水曜日

着物をどうするのか


 11月15日は一般的に七五三のお参りをする日です。昨日もニュースでお参りの様子やインタビューを見ました。あるお子さんはお母さんが子供の頃に着たという着物を身に着けていました。代々大切に保管されてきたのだと思います。

着物のことは詳しくありませんが、流行りすたりのない模様が描かれていて後世に引き継げるものと認識しています。ただ、着付けも保管も簡単ではなく、住環境や生活スタイルからして容易に引き継げないものであると思います。

着物は「思い入れはあるが簡単に処分できないもの」のひとつではないでしょうか。終活の一環で着物をどうしようか迷ったとき

・誰かに引き継ぐ
・買取専門店に持ち込む
・フリマアプリを利用する
・寄付する  ※送料無料の寄付先もあります
・リメイクする

などが考えられます。特にリメイクは盛んに行われているようで関連画像をたくさん見つけました。洋服、バッグ、日傘、ストールなど種類もたくさんあり、年齢を問わず身に付けられそうなものにリメイクされていました。中でも目を引いたのが「大島紬」をリメイクした着物シャツでした。これはおしゃれな若い人たちに受け入れられそうだと感じました。

思い入れのある品を、かたちを変えて誰かに引き継ぐのも良いなと思います。

思い入れのある品は、自分の思うままに行く先を決めたいものです。
元気なうちに少しずつ・・・。
(担当 I)

2022年11月14日月曜日

老々介護

 年老いた子供が年老いた親の介護を見るという、高齢化社会に多くみられる介護状況です。親を見る子供の立場からは、親と自分の今後の2つの不安を抱えていかなければならないのは気持ち的に苦しい状況です。


 ご自身の日常生活の中で【老々介護】の言葉が見え隠れし始めたら、早い段階に親と話し合う事をお薦めします。話し合うと言っても、親からの言葉としては

  ●だいじょうぶ、ポックリいくから

  ●あなたの世話にはならない

  ●早く居なくなってほしいのか

など、子供からすると辛い言葉を投げられるかもしれません。しかし、そこで負けてはいけません。苦労は自分に返ってきてしまいます。遠慮のない家族の言葉を受け止めるのは辛い事ですが、【自分も高齢だからサポートをしてくれる体制を考えたい】と自分中心の話として、第三者を交えての話し合いをしても良いと思います。非営利法人のサポートセンターや行政に説明を聞くだけでもいいと思います。もしかしたら、親より自分がお世話になるかもしれませんし、自分が抱える不安な事はいくらでも質問してみましょう。【任意後見契約】をなるべく早く結んでおけば、金銭面・手続き面でも安心していけると思います。

  また、先日、親の収入が分からない友人が、自分の今後の為という名目で近くに出来た立派な高齢サポート施設に親子で訪れ、月々の費用などの話の中で、親の「今の年金じゃ無理だわ」「保険の満期が〇年後に‥」などの情報をゲットできたの話を聞きました。親の性格にもよりますが、いろんなところから親の情報を引き出すのも一つの手だと思います。親の情報のみならず、自身の老後資金の目安にもなりますからお薦めしたいと、友人は満足しておりました。          


  終わりが決まっていないのが介護です。準備は早めにしておくと、自分の未来も親の安心も見えてくると思います。

 終活は元気なうちに少しずつ (担当 M)

2022年11月11日金曜日

相続人

【法定相続人】と言われる、法律で決められている人が、故人の遺産を引き継ぐことになります。

 配偶者がいれば、常に配偶者が法定相続人になり、子供がいれば配偶者と子供、子供がいなければ配偶者と故人の父母、子も父母もいない場合は配偶者と故人の兄弟姉妹、となります。
 一方、配偶者がいない場合は、故人の子、子がいない場合は故人の父母、父母もいない場合は故人の兄弟姉妹が法定相続人となります。


 一度、ご自身の家系図を書き出してみてください。身内の中でも、どこまでが法定相続人であるのかがよくわかります。 法定相続人の範囲内ではない、遠い親戚や大変お世話になった親族以外の方にも、遺言書を書いておけば、遺産や気持ちも渡すことが出来ます。

 エンディングノートには穴埋め式に家系図がかける表がついていることが多いです。また、ネットなどでも家系図作成表なども載っています。
        

 
  ご自身の今後の為にも、一度家系図を書いてみてはいかがでしょうか。
終活は出来る事から少しずづ (担当M)

2022年11月9日水曜日

介護

 誰もが経験する【老い】。いつまでも若い気持ちでいても、体力は落ちてきてしまう事に悲しむよりもそれだけ良い時間を歩んできたと思うようにしています。とはいっても、なんともない場所で躓いたり疲れが取れにくかったりを経験すると気持ち的にダメージはありますが・・・。

          

 介護を受ける側に立った時、サポートしてくれる人に余計な手間をかけないためにはどうしたらよいか。逆に、介護する側に立った時、どの情報があれば動きやすいかという、当事者の情報がスムーズに進めていく鍵となります。

 大雑把に分類すると

   ①住民税の支払いについて

   ②(親の場合)世帯分離の可能性を考えておく

   ③地域包括支援センターの場所・連絡先の確認

   ④人生会議をしておく


 ①②については年金受給者の方が非課税世帯の場合、医療費と介護費の上限が優遇される場合があります。ご本人の収入額を考えて対応していきましょう。

 ③介護が必要になる入り口段階でぜひ相談してほしいところです。個人で施設やホームを探すより、情報量はかなり違ってきます。

 ④万が一の場合に、どう医療行為を対応するかを是非、身近な人・かかりつけ医などと話し合ってみてください。 


  元気な時に、考えたくない事ばかりですが、遅かれ早かれ通る道です。でしたら、自分の思うような時間を過ごしませんか?そのためには、周りに伝えておくことが必要になります。 少しの会話から始めてみましょう。


 終活は元気なうちに少しずつ (担当 M)


※介護する側は一人で抱え込ます、支援センターをはじめ、周囲に助けを求めてください。一人より複数の方が解決方法も情報量も苦労も分配できると思います。 

実家での話題

  お盆休みはありましたか?行楽や自分探しに行かれた方もいるでしょう。ご実家に帰られた方はどのぐらいいらっしゃるでしょうか?   一人暮らしの人が、今年帰省する(予定含む)人は、約3割というアンケート結果が出ているそうです。また、既婚者対象に実施した別のアンケートでも、約3割の方...