2022年5月20日金曜日

終の住まいを考える

知人の高齢女性が、数年前、なにもないところで転び入院をしていました。幸い怪我も軽かったのですが、医師から別の懸念事項を指摘され、病院からリハビリセンターなどを転々とし現在の施設に落ち着いて半年ほど経ちました。

  その女性は、ご家族皆先立たれており、入院などの手続きも車で2時間ほどの妹さんが動いてくれているそうです。現在の生活は施設に入られているため、食事などの日常の心配はないとの事ですが、空き家になっているご実家が気になっているようです。
  手入れの行き届いたお庭の一戸建て。現在、水道光熱費はある程度解約したりしたそうですが、毎年固定資産税がかかっています。賃貸ではないので更新も家賃もないので助かっているそうですが防犯面での心配は尽きないようです。


  自宅があるという事は、ご本人にとって【帰る場所がある】という心の支えになっているので存在は大きいのですが、【空き家】に対してはお世話をしている親戚は別の意味で負担が大きいようです。(担当 M)
   
   終活は元気なうちに自分で出来る事を。




 

2022年5月17日火曜日

体力不調の時に思ったこと

 誰でも体調が悪くなることありますよね。その時、すごく心細くなりませんか?頼れる人も周りにおらず、先の見えない体力低下でさらに不安になります。この状態が、何年か先に訪れる高齢の体力だったらどうでしょう。さらに不安が募ると思います。そんな場合には後見制度を利用されるのも良いと思います。

 自治体によって民生委員や定期的なサービスを受けれることもあります。また、社会福祉協議会や支援センターなどを活用するのも良いでしょう。これらの支援を受けるには、自分でまず手続きをしなくてはなりません。【今後の自分】が理想の時間を過ごせる為にも、元気な時に検討していかなければなりません。

 元気な時に、一度ご自身の自治体のホームページなど仕組みを調べてみる事をお薦めします。(担当 M)

 【終活】は元気なうちに少しずつ。

 

2022年5月13日金曜日

エンディングノートのはなし


医療や介護、葬儀の要望、家族への思いなどを記入しておく「エンディングノート」
財産、保険、カード、支払いなどについても記しておけば備忘録にもなります。
項目ごとに簡単に書き込めるようなものも市販されていて、価格も適当で気軽に手に取れます。
30代、40代の方に向けた商品や、おひとりさまや女子向けなど種類はたくさんあるようです。

突然のお別れになったときに、葬儀の希望などが記入してあったら遺族の負担も減ると思います。
大切な物がどこにどれだけあるのかが瞬時に判れば、悲しみのなか探し物に明け暮れることもないと思います。


ところで、エンディングノートにまつわるトラブルというものもあるようです。

・葬儀も終わり、しばらくしてエンディングノートが発見された(時すでに遅し)
・葬儀や埋葬に関する希望が多すぎて遺族が困惑
・エンディングノート記載の情報を相続人の一部が悪用(預貯金の事前引き出しなど)

気軽に手に取り、終活メモとしても使えるエンディングノートですが、もしもの時までは大切に自分自身で保管する必要があると思いました。 


様々な項目が用意されている各社のエンディングノートですが「形見分けリスト」もあれば良いなと思っています。大切に使っていた物を誰に譲りたいかを記しておいていただくと遺された者たちもしっかりと受け取れるはずです。

・生前父がいつも使っていた万年筆を譲り受けたいが、ほかの遺族に遠慮して言い出せない
・母の手作りしたバッグを譲り受けたかったが、すでに他の遺族が整理して捨てていた 

形見分けに関して私が見聞きした悲しいエピソードです・・・

悲しみのなか、遺された人たちの助けや癒しとなる一冊になれば良いと思います。
この週末に好みのデザインの一冊を探してみようと思います。    (担当 I)

2022年5月11日水曜日

介護を受ける側になった時に・・・

【ヤングケアラー】という言葉を耳にするようになりました。厚生労働省の説明によりますと、


 ヤングケアラーとは 法令上の定義はありませんが、一般に、本来大人が担うと想定されている家事た家族の世話などを日常的に行っている子供とされています。(厚生労働省HPより)



 高齢化社会に向けて、ますますヤングケアラーと呼ばれる若者たちが増えていく懸念があります。未来をつくる・任せられる子供達や若者の成長の為に、いま、【老後】の入り口に立ち始める私達大人は、元気なうちに未来を考えてみましょう。

 終活は遺言や片付けだけではありません。これからの長い人生、どう生きていくか・どう生活したいかを見据えて、家族以外にも地域・医療・行政にも目を向けて考えてみる事です。よりより社会にするために若者たちが子供らしくあるために、自分の未来を自立させるために、大人は広く考えてみましょう。

 終活は元気な時に少しずつ(担当 M)



終活は前向きに

  ここ最近、【ネオ終活】なるものがトレンドになっているらしいのです。20代の若者が終活を行っている(気にかけている)そうです。コロナ禍を経験し、突然亡くなる事は年齢に関係ないという状況が数年続いた背景からと言われています。   葬儀関連・相続問題・ラストメッセージなど、彼らの終...