2022年2月18日金曜日

実家の片付けのはなし

先日から「実家の片付けの手伝い方」について書かれた本を読んでいます。

「実家の片付け」というと‘’将来残された者が困らないように‘’という視点でしかこれまで捉えていなかったのですが、

身体の衰えやライフスタイルの変化に合わせて、この先暮らしやすい家に整える

という視点で進めていく、手伝いをするということが大切なのだと気付かされました。

探し物をしなくても、必要な物がすぐに手に取れるように整理する
物を片付けて「動線」を確保し、転倒やケガをしないようにする
処分に手間のかかる物の手配を請負う

何に困っているのか、どういう不自由があるのかを相手の目線で考えることが必要でした。
無理に処分を勧めるなどもってのほかで、捨てられない・・という気持ちも汲みつつ進めていかなければならないと知りました。


実家で何年も放置されている「ゴルフセット」を処分すればと勧めたとき、
父に「防犯用(護身)に置いておきたい」と拒絶されました。

「そんなもの相手に奪われたら逆に凶器になるよ」と冷たく返答してしまいましたが、もう少し言い方があったなと、この本を読みながら反省しました。
危険があることを説明し、安全で有効な防犯グッズを探す、提案する・・が正解だったと思います。

拒絶されたら勧めない。捨てたくない物のエリアには踏み込まない。
当たり前のことではありますが気付かされることが多く、読んで良かったと思う1冊でした。


(担当I)

2022年2月14日月曜日

服用薬

 スポーツの大会があるたびに、ドーピングの話題が出てきます。報道によると、年々禁止の薬も増えているそうで、選手もサポートする方々も大変だそうです。


 スポーツ選手でなくても、薬の服用は気をつけなければいけません。


まず、処方薬を常時飲まれている方

  医師から指示のある用法・用量をしっかり守っていきましょう。毎回同じ薬の処方かと思いますが、お薬手帳は忘れずにお持ちください。


たまに市販薬を飲まれる方

  服用方法は必ず守るようにしましょう。服用していて不安に思ったときは、専門家に聞いてみましょう。市販薬の問い合わせ先が一番安心しますが、最近ではドラッグストアにも登録販売員が常駐しているお店が増えています。相談してみましょう。また、できれば自分が服用した市販薬の履歴は残しておきましょう。


用量・用法を正しく守るのは当たり前のことですが、一番注意しなければならないのは、気軽に手を伸ばしがちな、漢方やサプリメントです。簡単に手に入り【薬】の意識もありません。しかしごくまれに、常備薬・市販薬の飲み合わせが悪いことがあります。気になる症状に合わせて服用するのですから、【薬】+【漢方やサプリ】によって、過剰摂取になる場合もあります。反対に、薬に含まれている成分を打ち消してしまう場合もあります。


 自分自身の体のためにも、自己分析による薬の併用はくれぐれもお控えください。

 (担当 M)

2022年2月9日水曜日

成人年齢18歳

 早く大人にならなくてもよいのにと思いながら、今年の4月から成人年齢は18歳に引き下げられますなります。シニア世代にとっては関係ない話題かと思っていたら、贈与や相続での対象年齢が変わってくるようです。


  贈与や相続には税金が安くなる特例があり、対象となる年齢は成人つまり、4月からは18歳からが対象になります。成人を対象とする相続・贈与税の主な特例は


 ● 事業承継税制

 ● 相続時精算課税制度

 ● 結婚・子育て資金の非課税

 ● 贈与の特例税率


贈与は親族間で気軽に行えますが、契約の成立時期が難しいようです。4月以降の贈与に適用できるかは、専門家に相談してみるのも大事です。(担当 M)


2022年2月7日月曜日

終活のはなし~重要書類の保管先を共有~

コロナ禍がやや落ち着いていた昨年末に、久し振りの帰省を果たした方もいらっしゃると思います。
2年振りという話もよく耳にしました。やむを得ないこととは言え、長く様子を見られなかったご家族との再会には様々な思いがあったと思います。


私も2年振りに実家に帰省しました。

大掃除、遠方への買い物、実家に置いていた荷物の処分、保険会社から届いていた書類の返送などを大急ぎで片付けた後に、気掛かりであったことをついに口にしてみました。

「大事な物や書類ってどこかにまとめてある?後で困るかもしれないからおしえて。情報共有ね。」
・・・そして意外にもあっさりと場所を案内されました。


むやみに聞いてはいけないことのような気がしてなかなか口にできなかったことなのに、拍子抜けするくらい簡単に成し遂げました。

帰宅してから自分の備忘録に実家の情報も加えておきました。聞いておいて忘れてはどうしようもありませんので・・・

少しずつ少しずつ、心配事を片付けていくのが「終活」なのだなと改めて思いました。
                                (担当 I)



終活は前向きに

  ここ最近、【ネオ終活】なるものがトレンドになっているらしいのです。20代の若者が終活を行っている(気にかけている)そうです。コロナ禍を経験し、突然亡くなる事は年齢に関係ないという状況が数年続いた背景からと言われています。   葬儀関連・相続問題・ラストメッセージなど、彼らの終...