2021年12月3日金曜日

終活 先の事を【今】考える

 年末に向けそろそろ大掃除をと思われている方が多いと思います。 その時、古い通帳や生命保険の取引状況のお手紙など出てきませんか?


【通帳】

  最近では、口座開設時に手数料・未利用口座の場合だったり、各行発表がありました。日常に使っていない・忘れていた通帳とかありませんか? 通帳は10年以上取引がないなどの場合、【休眠預金】になります。勿論、金融機関に依頼すれば、差しさわりなく使えるようになりますが、手続きと時間がかかります。


【保険証券】

  まず内容を再確認してみましょう。 保険会社のCMのように補償内容の確認も必要ですが、受取人の再確認も忘れずに。受取人が亡くなった人であったり・家族関係のあった方の名義であったり、時代・生活が変われば、遺したい相手も変わってくると思います。


    

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片付けしていたら、現金が出てきた時は「ラッキー」で終わりますが、預貯金や有価証券など出てきたらびっくりしますよね。想像してみてください。自分が亡くなった後、時間が経って家族や知人・第三者が片付けをしていた時、予想しなかった金融資産が出てきたとしたら・・・・

 残高なんてほとんどないし、そんな争うような額でも・・・と思っていたら大間違いです。マイナス財産も含め手続きするのは残った(任された)方々です。ただでさえ悲しみの感情でいっぱいの中、様々な書類の手配や手続きをしていかなければなりません。一つの手続きが終わったと思ったら、さらに知らなかった資産がでてきたら、またその手続きを一から始めなければなりません。


 ぜひ、ご自身の手でそれらを整理してみてください。エンディングノートをお使いの方は、必ず資産のページが付いていますので、書き出し・見直す事。お持ちでない時は、第三者が見てもわかるように一覧にしておくことをお薦めします。

 書いたりまとめたりする事が苦手な場合は、ひとつにまとめておきましょう。


 元気な時に、出来る事から

   (担当 M)

2021年12月1日水曜日

1日は写真整理の日

 早いもので、12月。【師走】の月は僧侶だけでなく、老若男女・時間・お金も走って通り過ぎていくと、毎年思います。(※師走の由来は諸説あり)


 少しづつ以前の日常生活に戻っていく日々。感染予防を心がけながら年末年始は実家に帰る計画を立てている方も多いのではないでしょうか。報道情報からも、空の便・鉄道・道路と混雑となる予想が出されています。


 ぜひ、ご実家に帰られた時は親孝行・孫自慢の後で構いません。親の武勇伝を含めた過去を聞いてみてください。人生の先輩として何か自分のこれからの生き方にヒントがあるかも知れません。話のきっかけとして、親のアルバムを広げてみるのもいいと思います。エンディングノートに聞いたことを代わりにメモしていくのもいいですね。 こんなことがあった・あんなこともあったと、思い出す事によって、親自身も頭の体操にもなりますし、聞いている方も親の将来を考えるきっかけになると思います。


 気軽に写真を撮っていた時代ではありませんが、一枚の写真をきっかけに武勇伝や笑い話も出てきます。親の失敗談も自分が同じようなことをしていたり、自分自身の少し先の未来が見えたりします。 

 

  押し入れの奥の方にありそうな昔のアルバム。ぜひご一緒に広げて・見て・想いを聞いてみてください。写真は身近でリアルなタイムトラベルツールです。


(担当 M)

2021年11月29日月曜日

11/29

 「今日は肉の日(29日)だわ」と朝から気合をいれてました。毎月29日は肉の日とテンションが上がるのですが、今日の11/29は、【良い(いい)肉の日】とは別に【イイ(言い)ニクイ(にくい)事をいう日】ともいうそうです。


   イイニクイ事をいってみようと、企業側が隠しているわけではないけれど敢えて言葉(文字)にしてみたユーモアあふれる告白がありました。

   

    商品名から肉を想像するけど中身は魚

    健康食品を販売しているけれどもお菓子が好き


 など。

  よく考えれば当たり前な事も文字にすると、ちょっと【クスッ】と笑ってしまいますね。


   「いいにくいことをいう日」に便乗して、言葉にしにくい感謝の言葉を伝えても照れずに済みそうですね。 しかし、秘密にしておかなければならない事は、墓場まで持って行ってくださいね。もめ事を起こさないようにご注意を。


 (担当 M)


2021年11月26日金曜日

相続のはなし~遺言書作成キット②~

 「遺言書作成キット」が手に入りました。
ネットショッピングで気軽に買えました。値段も2千円弱です。

法務局で「自筆証書遺言書保管制度」が始まったのは令和2年の7月ですが、インターネットで検索すると法務省が分りやすく解説したページや「メリット」についても記されています。
https://www.moj.go.jp/MINJI/01.html

保管制度を利用すれば
・法務局で形式の確認があるので、様式の不備などは指摘してもらえる
・法務局で保管されていれば、死後相続人が検索できる
・家庭裁判所の検認が不要となる

注意点は
・遺言書の内容が適正かどうかまでは法務局でチェックしてもらえない

ということで、内容については法務局に行く前に専門家などにチェックしてもらったほうが無難なようです



この度手に入れた「遺言書作成キット」ですが、

解説書
専用用紙・封筒
下書き用紙
法務局へ出す申請書類

などがセットされていました。解説書は遺言書についてはもちろんのこと、相続についての知識も得られるものでした。全体的にわかりやすく書かれているように思います。

そして商品説明のなかで最も気になっていた「改ざん防止用紙」ですが
 ‘’ 複写できる副本との2枚合わせ ‘’
というものでした。ものすごく気になっていた改ざん防止方法。
答えがわかりスッキリしました・・・。

(担当 I)


終活は前向きに

  ここ最近、【ネオ終活】なるものがトレンドになっているらしいのです。20代の若者が終活を行っている(気にかけている)そうです。コロナ禍を経験し、突然亡くなる事は年齢に関係ないという状況が数年続いた背景からと言われています。   葬儀関連・相続問題・ラストメッセージなど、彼らの終...