2021年11月24日水曜日

高齢者の片付け

 先日、100才近い方のお宅に訪問しました。 その方はお一人で生活しており、体力以外は高齢を感じさせない方でした。 ご家族の方はもう他界されており、自分の年齢も考えて身辺整理を始めなければと以前から思っていたようですが、体力・気力は若い時ほど思うように動きません。

  開かずの間になっている部屋には、人からいただいたものや購入したものなど、山積みでした。片付けをしなければとの焦りだけで、体力・気力を使ってしまっていたようです。「もう、どうでもいいわ」と一言あきらめの言葉も出てきました。 


  高齢の方は「捨てるということは出来ない」とよくおっしゃいます。物がなかった時代・物を大切に使う気持ちはよくわかります。   「使わなかったら捨てなきゃ!」との周囲からの言葉には、「良いものなのよ」「もったいない」と主張します。中には思い出の品もあるのでしょう。


  対応する高齢者の方の性格にも対応は様々ですが、【捨てる】事に抵抗のある方には、「使う?」と言われたら「つかう・・かな?持って帰ってみるね」と受け取り、ご本人の見えないところで処分するのも一つの手です。心苦しい時は、念のため写真を撮っておく・数か月だけ保管をしておいてから手放すなどしてみましょう。


たまに、自分がプレゼントで差し上げた物が何十年経って未使用のまま自分に戻ってくるケースもありますが、「想いをプレゼントした」と割り切りましょう。



 楽しく・怪我の無い生活が送れるように、周囲の方もこまめに声掛けを。片付けをしている時は、会話もしなければならないし、思い出すこともしなければならない。高齢者にとっては良い頭の体操に役立ちます。ですが、その頭の体操にも気力・体力を消耗してしまうのも事実です。手伝う側も、相手の疲れ具合を気にしながら時間をかけ、心の中では「明日は我が身」と道標として取り組んでいきましょう。


  元気な時に、出来ることを。         


 (担当 M)

1日は写真整理の日

  毎月1日は、写真整理の日です。 弊社では、写真と動画で想いを残そうと、自分史作成のお手伝いをしております。 個人の思い出もさることながら、ペットの思い出にもご利用いただけます。 DVDに納められる写真データは35枚程度。動画も一緒に保存できるので、ペットとの思い出のヒトトキも...