3G回線の携帯電話サービス終了を控え、各社がスマホや4Gガラケーへの機種変更無料や移行手数料無料の案内をしているようです。3G回線のいわゆる「ガラケー」利用者はシニアの方が多く、サービス終了自体を知らない方もいるそうです。お知り合いの方にお声がけしていただきたいと思います。
高齢の方のスマホ所有率は高くなっていて、60代で90%以上。70代でも80%台後半(総務省データ)ということです。想像していたよりずっと高いと感じました。
新型コロナウイルスのワクチン接種の申し込み、マイナンバー関係手続、電子決済の普及などスマホありきの社会構造になってきたことで、ここ数年必要性を感じて使い始めた方も多いと思います。急速なデジタル化は、付いていかなければ生活が不便で仕方ない、というところまで進んでしまいました。
高齢の方に限ったことではありませんが、スマホ利用には様々な問題があるようです。
・個人情報、パスワードの管理が難しい
・詐欺被害や架空請求などの被害にあう可能性がある
・不正なアプリのダウンロードの危険がある
・通話切り忘れなど通話料金が高額になるおそれがある
そもそも使い方がわからず、あまりスマホを利用していないという方も実は多いと聞きます。周りのサポートが必要だと思いますが、たびたび使い方を聞かれる若い世代の負担というところも考えなければなりません。
急速なデジタル化に困惑している人は実はとても多いのではないかと思います。私もスマホ一台で何でも完結してしまうことに時折怖さを感じます。取りこぼされた人への代替手段がきちんと用意されていてほしいと願います。 (担当 I)